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著者の作品として、個人的には、、天地人、黒衣の宰相が、良書とおもうが、これと同等に値する作品と思う。ただ、本作品は、関ヶ原に向かうところで終わるが、家康「伝」とするならば、関ヶ原の合戦模様から、大阪の陣までも表す必要があると私はあると思う。もし、著者の余命がもっとあったならば、上下巻だけではなく、関ヶ原合戦模様や大阪の陣も加えて三から四巻の構成で執筆したとも考えれられ、非常に残念に思う。また、三方ヶ原の合戦の描写は他の作品にない非常に秀逸なものと感じ、これと同じように、関ヶ原、大阪の合戦が描かれていたならば、まさに、過去の他の著名な家康小説と並ぶ、完成度の高い家康小説になっているものと考える。
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二俣城→信康切腹(21歳)→清瀧寺
真田家:信州上田 砥石城、虚空蔵山、上田城(対上杉のために家康が資金援助?)
北条氏:松井田城(安中、大道寺政繁)、川越城、鉢形城
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「徳川家康」…様々なイメージが在る人物だと思う。その生涯を“火坂雅志の流儀”で解き明かしたという本作であると思う。戦国大名の栄枯盛衰は“生き様”、“生き様”を体現する根源の“哲学”のぶつかり合いの結果なのであろう…そういうことを意識して「火坂雅志が綴る“戦国”の集大成」という感になっているような気がした。
入手してからゆったりと読み進めて読了した…読後に深い余韻が残る感でもある…
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周りに助けられてるなーと。
人徳というやつですか。
信長秀吉が激しすぎるので霞んじゃうけど
武田伊達がかっこよすぎて霞んじゃうけど
というか魅力的な武将が周りに多すぎてそっちのほうが気になってしょうがない気持ち
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NHKの「どうする家康」があまりにも歯痒くてこちらの作品を手に取りました。
関ヶ原の先も読みたくなりますが上下2刊でまとめてくれていて家康を知るには、ありがたかったです。
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築山殿事件は謀反計画が実際にあったとする。松平信康は徳川家が織田家の家臣のような扱いを受けていることに我慢がならなかった。石川数正出奔は、競争意識を持った酒井忠次に悪く言われたという要素があった。組織の嫌らしさがある。
NHK大河ドラマ『どうする家康』の予習復習になる。『どうする家康』は新解釈が話題であるが、『天下 家康伝』はオーソドックスである。小田原征伐後の江戸転封は辺鄙な地に追いやられたとする。七将襲撃事件で石田三成は家康の屋敷に逃げ込んでいる。これらは伝統的な歴史観である。
権力亡者になった豊臣秀吉は迷惑な存在である。関ヶ原の合戦で終わっている。その後は大久保忠隣を冤罪で改易するという負の面が家康にも出るからだろうか。