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意外と、シリーズ中1番心の支えになる一冊かもしれない。「信じて超えるしかない」っていうのがあまりにも日常生活に適応出来すぎてね。希沙良いいよね。
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オーラバスターシリーズの中からもう一つ。シリーズ一貫して仲間を「信じろ」「信じぬけ」なんだけど、この前後編は特に。やっぱ、希沙良好きだな。今初めて、希沙良を知ったとしても絶対惚れると思う。不器用で、とがってて、口は悪くて、ちゃらくて、だけど根本はすごく優しい。理想の男。
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シリーズ第12冊目(番外編含む)。第2期始まりの巻。
忍が勝呂との休戦協定に向かう中、亮介達をある事件が襲い、更には十九郎が何者かに攫われてしまう。
忍だけでなく十九郎も不在=初めて指揮官がいない状態で、事態の打開へと走り出す術者と、彼らとひとまずの協力体制を結ぶ道者。しかし、一真の歪んだ十九郎への尊敬心が、希沙良への痛切な非難へと変わり、事件の解決への足枷となる…。
「天冥」を乗り越えて獲得されたそれぞれの関係性と、「天冥」から引き継いだ、七瀬本家の闇だとか、冷静なようで感情的な一真だとかの要素が混じり合って、今回も痛切で必死な物語になっています。
鋼鉄の精神を持つが故に、時に無謀とも思える策をとってしまう十九郎のこの後がとっても気になる前編。
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里見十九郎の魅力と狂気が、これでもか!!!!!!と詰め込まれた前後編。
何よりこの、超美麗な里美十九郎の表紙が全てを物語っている……。