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毎日、工場で鉄板を曲げ続けるまり江。口うるさいパートメンバーにも、ベタベタするママ友にも、怒りにも似た苛立ちを感じていた。まり江は、娘を寝かしつけた後、リビングに設置されたウェブカメラに映るように自慰行為に耽る。家を出て行った夫が見ているかもしれないと思いながらーー。
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「来年も、何度でも、季節はまた巡るのだから」
ちょっと切なくやるせなく悲しくさみしいけれどこのラストの一行で救われる。
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全てに共感できるわけではないけど、ママ友のめんどくさいくだり、よくわかります!あんなふうに言って、飛びかかってみたかったな。
トゲの刺さった身体の絵が、内容にぴったりだと思った。
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ストーリーがつかみやすい
最後は好かこし考え方が前向きになってほっとした
主人公のきもちはごちゃごちゃだけど、その表し方が好き。
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工場のパートの人間関係、子どもの保育園でのママ友たちとの関係、夫との関係、たくさんの煩わしさがあった。ずっと下らないものに見えていたものが角度を変えて見ると別のものに見えたりする、そういうことってあるよなぁと思った。
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初読みの作家さん
なんだろう、この感覚。
読んでいる間ずっと嫌な気分になり胸が苦しかった。
主人公は毎日、工場のラインで鉄板を曲げ続けるまり江。
5歳の娘・咲季と暮らしています。
口うるさいパートメンバー、煩わしいママ友、自分と5歳の娘を残し家を出て行った夫、常識外れの義母、そんな周りの環境に怒りにも似た苛立ちを感じていた。
「みんな死ねばいい」全ての煩わしさにキャパオーバーになるまり江
まり江の中には絶えず小さな炎が揺らめいている印象
それが時々爆発してしまう。
トラックの運転手への罵詈雑言、ボスママとの戦い、極端ではあるけれどまり江の思いや行動は人間誰しもが心の奥底に隠している本質かも知れない。
どろどろとした描写が続くけれど娘への想いと小川さんや梓の存在で救われる。
気持ちの良い物語ではないけれど凄く惹きつけられた作品。