電子書籍
サクサク読み進める
2018/12/08 01:30
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投稿者:みつはる - この投稿者のレビュー一覧を見る
医療ものでありながら、次々に話を読み進めることができました。
ただ物語としては都合の良すぎるストーリーや人物設定に(人にもよるだろうけれども)ややお尻がムズムズしてみたりします。
短編の集まりですのでライトに読みたい方、読書慣れしていない方には良いかもしれません。
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研修医の諏訪野良太・・・活躍しすぎじゃね?www
人の心を聴ける医師(まだ新米だけどw)は、これから
どうやって成長していくのかなー?
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研修医が主人公の連作短編集。
察しのいい研修医という設定が非常にいい。そもそも医師は察しのいい人と察しの悪い人に大きく二分される。察しのいい医師は本当に患者の些細なことにも気がつく。
一応ミステリ仕立てだが、そこまでミステリ色は強くない。脂ののっていた時の東野圭吾みたいな感じだ。
1年後にはテレビドラマになっているはず。
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医療系ミステリの短編連作。
それぞれの理由や真相は、まあありがちなものだが、軽くてテンポ良くて読みやすい。
女優さんの募金の真相は、何故隠さなくてはいけないのかちょい疑問。
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天久鷹央シリーズのファンであれば、受け入れやすいと同時に、比較すると興味深いだろう。本作は、研修医の諏訪野が、配属を決めるまでに様々な科を回り、事情を抱えた患者たちとの出会いを描く、連作短編集である。
天久鷹央シリーズは、内容こそ硬派であるものの、鷹央と小鳥遊のコンビを前面に押し出している。それに慣れている読者には、本作は地味に感じられるかもしれない。諏訪野の指導医は一話毎に変わる。特に珍しい症例もなく、治療方針に悩むことはない。
そんな本作で、諏訪野が解明するのは、患者の心。プライバシーに立ち入りすぎなきらいはあるが、最後には指導医も動かす、諏訪野の真っ直ぐさに本作の特徴がある。いきなり精神科からスタート。「常連」が抱えた事情は、ありふれた話だけに暗澹とさせられる。放っておけない諏訪野の性格が、背中を押した。
続いて外科。なぜか手術を急いでくれと主張する患者。その理由は、自分の将来を考えても、他人事ではない。指導医は真相を墓場まで持っていくだろう。皮膚科。普段は平穏だが、火傷の患者が搬送されると、一気に戦場になる。若気の至りを後悔する人は多いと聞く。幸い、いい方に転がったようだが…。
小児科。喘息の発作で入院した女児。鷹央シリーズのファンなら思い出す、あの症例。指導医も諏訪野も、悪い想像をしてしまうが…。我が子にこういう思いは決してさせまい。最後に循環器内科。特別室に入院していたのは…。医師としてできることは限られる。世間を巻き込んだ騒動に込められた、真の意図とは。
最後の1編は、長編にも使えるネタだろう。敢えて短編にしたことで、諏訪野の決断に繋がっていく。この5編以外にも、経験を積んだであろう諏訪野。どの科が上ということはない。どの科も大事。それを理解した上で、研修医たちは専門を選ぶ。鷹央シリーズとは違う魅力がある、傑作医療小説だ。続編はないのだろうか?
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知念実希人先生の新作、祈りのカルテ。
私は、天久鷹央の推理カルテのシリーズや、崩れる脳を抱きしめて、を拝読したことがあり、今作も非常に楽しみです!
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タイトルから恋人が病気で死んじゃう系の
涙話かと思いきや、あれ?なんだか面白いぞ。
諏訪野くんに単純に好感が持てる。
可愛がられる後輩の見本みたいな。
話はエリさんのが良かったかな。
移植にしても保険にしても
そういう融通がとおるかどうかは別として。
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諏訪野先生の人の良さ、が私には出来すぎていて物足りない。そういう人でないと複雑な事情を抱える患者さんの心には入れないのだろうけれど。研修医として各科をまわり、その中で病のその奥にあるものを見つけ出していく諏訪野先生。もしかして、と思った私の想像の、その先をいくのでやっぱり面白い。実際にはこんな先生いないと思う。作品の中でも言われているけど、ここまで関わっていたら自分が壊れる気がするから。諏訪野先生のその後を読みたいけれど、もうちょっとこう毒がある方が・・・と思うのは天久先生に馴染みすぎたのかも。
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若い研修医が主人公の連作短編集。研修として総合病院の色々な科に配属され、そこで出会った患者の謎の言動を解明していく。
ホワイダニットが中心の短編集だが、手掛かりが後出し気味なので、謎解きの満足感は感じられなかった。
但し、それが欠点にならない程、医療ミステリとして充分面白かった。難しい医療用語も出るが苦にならずに読めるのは、医師と作家の2つの顔を持つ著者ならではであろう。心温まる話もあり、読んで良かった一冊。
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大変読みやすく、普段から患者としてお世話になってる病院の物語に身近に感じました。研修医と聞くと不安になるところですが患者の思いにそっと寄り添ってくれるお医者樣に希望を持てます。
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相手を信じて向き合う、向き合えるって難しいことだと思う。どれくらいできてるのだろうか。現実世界も、信じればちゃんと通じ合えるのかな?
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連作短編集。研修医諏訪野が患者達の心の謎を解いていく。あっさり解決してしまうので名探偵過ぎるという印象を受けましたが、それは短編なので仕方がないでしょうか。最終章の話は他の章より読み応えのある内容で、感動的でもあり、医療についても考えさせてくれるものでした。こんなに親身になってくれる諏訪野先生、実際にいたら是非診察していただきたい。
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研修医が主人公の短編集。ただし、著者の代名詞でもある医療トリックよりも動機の部分に焦点を当てた内容になっていて医療ミステリーというよりはヒューマンミステリー。諏訪野の成長物語としても読めるけど全体的にあっさり気味かなと感じた。メンターのキャラが立っていないのかな?
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専門知識を必要としないタイプの医療ミステリー。部隊を転々としながら問題を解決して行くテンポが心地よい。続編にも期待できそうな展開。各章がもう少し繋がりがあるとより引き込まれるのだが。
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沖縄の本屋大賞を取ったとか言うのを聞いて、なんとなく手にとってみたところこの作家さん好き!
コンパクトにミステリーが詰め込まれていて、しかも毎回温かい気持ちになる。一話完結の連ドラをみているような感覚。でも連ドラと違って一週間待たなくていいから、ちょっとのスキを見つけては読み進めてしまいました。
諏訪野さんのこれからを見守りたい気持ちになります。