みつはるさんのレビュー一覧
投稿者:みつはる
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電子書籍それを愛とは呼ばず
2018/12/09 10:50
離人感
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
地に足の着かない、自身の居場所をここと思えなかった人たちの世界がここにある。
とても繊細な描写だからこそ、今そういう状況にあるならば避けたい作品。
心が凪いでる時で良かった。
これで2作目ですが、いつの間にやら読み進めてしまう、そしてじんわり染み込む文章を綴られるとても魅力的な作家さんだと感じました。
心が陰っているときほど染みるんでしょうね。
一滴多ければ毒になるかも知れない微量元素を欲した時に読んでいただきたい作品です。
電子書籍ギフテッド
2019/05/17 23:39
ギフテッドからの夢想
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単に差別と呼んで良いのか分からないが、群衆心理について考えさせられ、SFとしても夢想できた。
物語はギフテッドと呼ばれる、ある意味進化した人間側からの視点で多くは描かれる。
では進化していない人間側としては何をどう考えるのか。
生物はこの先も進化していくだろうその中で、自分自身が旧タイプであったとしたら。
進化した生物が既に人間では無かったとしたら。
そもそも進化が生物のみに与えられたものでもないと考えることもできる。
果たして素直に現実を受け止めることはできるのだろうか。
大多数に流されない自己であり得るだろうか。
電子書籍てるてるあした
2018/11/15 00:51
かたちがかわる
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見る角度が違えば世界は違う。
ただ格言のように畏まらない、都合の良いことばかりでもない、でも夢のような世界でした。
電子書籍十字架
2018/10/09 13:05
親子で別の味わい
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自殺した身に覚えのない『親友』。
見殺しにしたことを背負う立場からの視点。
自分が最後の引き金を引いたのではと思いつつ誰にも言えない同級生の視点。
親として子どもの自殺を前にした視点。
若い時には若いなりの味わいが、子を持てばまた違う味わいが。
もっと多くの人間のそれぞれの立場から余韻を残す良い作品だと思う。
電子書籍まぐだら屋のマリア
2018/12/28 00:47
家族をおもう
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死を思うほどのこととは何だろう、、、
そんな理由を探りながら読み進めると、いつの間にやら違うワナにはまってしまいました。
気づけば他の事も忘れ一気読み。
読後、長く帰っていないふるさとに帰りたい、ついそう思ってしまいました。
電子書籍鍵のない夢を見る
2018/12/20 16:12
歪み
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短編集に出てくるのは普通の人々で、自分自身の中にもいるかもしれない。
そんな普通にある中の歪んだ世界が、ごく自然に描かれている。
少し心が疲れて、都合の良すぎるストーリーや純粋すぎる世界に入り込めない時に読みたい作品です。
電子書籍永い言い訳
2018/11/11 02:18
にんげん
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この作品は、自身の弱さ薄っぺらさ、、そんな認めたくないものを露わにされる感覚を持ちながら
ゆっくりと読み進めました。
家族って・・・。
にんげんって・・・。
読後、自身の家族との関わりを建設的に考えさせてくれる作品でした。
電子書籍思い出が消えないうちに
2019/01/16 22:51
脚本
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3冊連続で面白く読ませていただきました。
一気読み後の感想は『ちょっと軽いかな』というもの。
発想は面白いが表現と深みが今ひとつ。
まるで台本のト書きのように思えてみたり。
1冊だけで、足りないものは足りないままに終わる方が良いのかも。
電子書籍ハサミ男
2018/12/17 23:43
二度読み
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難解だからという意味ではなく、答え合わせの意味でもう一度すぐに読み返したい本です。
前半では人物がつかめず行きつ戻りつ。
それでも読みづらさは感じず進むことができました。
人物の描かれかたに対する堅さも最後に『ああ、この為だったか!』と納得。
ミステリーに慣れていないながら、なるほどなと結末の意外性を楽しませていただきました。
休日の脳のストレッチになりました。
電子書籍祈りのカルテ
2018/12/08 01:30
サクサク読み進める
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医療ものでありながら、次々に話を読み進めることができました。
ただ物語としては都合の良すぎるストーリーや人物設定に(人にもよるだろうけれども)ややお尻がムズムズしてみたりします。
短編の集まりですのでライトに読みたい方、読書慣れしていない方には良いかもしれません。
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