紙の本
こんなこともある
2018/11/14 08:38
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投稿者:gon - この投稿者のレビュー一覧を見る
待機児童の実体験の書籍化。現在は対策が進んできているので、異なるところもあるが、ただイメージで「子育て大変そう」と思ってしまっている人には、読むと心の平安が得られるかも。著者は、大変ながらも順調に乗り越えた人。
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最初は、経済学者である著者の保活経験を通じた、保育所の現況がまとめられていて、とてもわかりやすく導入部分としてはとても読み進めやすかったです。
中盤~後半は、著者が関わった東京都の保育に関わる施策内容及びその立案から実施に係るプロセスなどが長く書かれてありました。
個人としては、仕事内容に関連性があったので興味深く読むことが出来ましたが、
東京近郊にお住いでない方や、その他あまり関連のない方には、施策重視な内容なので、若干他人事な内容に聞こえてしまうのではないかと思いました。
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自らが東京都での政策に関わっているせいか、小池知事や自分の実績についての評価が甘い感はあるが、前例や既得権益を崩しつつ、合理的かつ可能な限り全体最適に解決していくしかない。
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炎上知事のブレーンもの二作目。今作はややエビデンスから離れていわゆる新自由主義者がいいそうな方に傾いているような気はする。言っていること自体は妥当だとは思うが、芸風が変わったというか。取られた政策であるとか、小池都知事に協力したことに対する評価はまた別の話であり当分たってどうまとめられるか。
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東京都で小池知事とともに待機児童解消に向けて活動中の経済学者の活動。大学教授なんて理論ばかりと思っていたが、実務層との対話などかなり地道な活動を行っている。噂には聞いていたが、0歳育児には一人あたり月に四十万掛かるという事実には驚愕。既得利権が大きく、抵抗勢力も多いだろうが、改革に向けて進んで頂きたい。
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認可保育所が社会主義的な発想で運営されており,それに係る個人や組織がそのぬるま湯から出ることに激しく抵抗する.これが待機児童問題の本質だと著者は論破している.さらに保育という事象を70年前から変わらない現象ととらえている官僚たちのかたくなな発想も問題だ.市場経済の原理に沿った形での変革を実施することで,財政的問題や対象の両親も満足できる手法があることを強調している.保育士国家試験を養成校にも義務付けるアイデアは成功間違いなしと思った.
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著者自身が待機児童問題を体感し自身で試行錯誤してきてその上で東京都のブレーンとして待機児童問題に携わっている。
机上の学術論ではなく実際に動いているので非常に現実的で問題が明らかに伝わってくる。
本書で重要なのは政策として実際にどう実現できるかということをに重点が置かれていること。
綺麗事をいくら言っていても政策として実行できなければどうしようもない。
著者はこの点も考慮されている。
ただ東京在住ではないので実際のところはどうなのかはわからない。
小池知事推しが若干目につくのでその点は冷静に見なければならない。