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宝塚にある小さな洋菓子店、スイート・ホーム。高台にある、赤い屋根に、秋には金木犀の花がいい香りをただよわせる。
無口で職人堅気の香田パティシエに、看板娘の奥さん。美しい二人の娘。
さりげない日常の中にある、ささやかな幸せを紡ぐ連作短編。
大人の若い女性むけかな・・・
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家族で営む洋菓子店スイート・ホームを軸に
そこに集う人々の幸せを紡ぐ物語。
なんていい街…と思ったら
不動産サイトに載せたものらしく納得。
最近はアート系が続いたけど
やはりこういう路線も書いてってほしいな。
【図書館・初読・5月1日読了】
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なんていうか全編通してかわいい。
こういうはらはらしない日常の話が好き。
どたばたしないで生きたい。
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少し原田さんから離れようと思っていたら、図書館に予約していた本が来てしまった。
初出:阪急不動産ホームページの中編集です。
宝塚の高台に建つイート・ホームと言う洋菓子店の一家とその周辺をめぐる物語。
家族はみんな思いやりがあって明るく、その周辺を埋める人達も善人ばかり。街は緑にあふれて明るく優しい佇まい。恋も夢もほとんど波乱なく成就する。一点の曇りもない話です。
安心して読めるし、時に涙腺を刺激するようなシーンもあって、良い話だと思います。
でも何かが満たされない感じが残ります。ラノベ風に行くのなら、例えば個性的なキャラを立てて話を可笑しくする。しっとりと行くのなら、著者にしか出せないような全体の雰囲気を滲み出さす。
でも、どちらも無いのです。ただただ、不動産会社のHPに掲載するために書かれた完全無欠の幸福物語です。
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連作短編集。
小さな洋菓子店「スイート・ホーム」を中心に、店の二人の娘や常連客など、さまざまな人たちの恋模様や家族を温かく描く。
安心して読める、いずれもほっこりと、心温まる話。
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内容(「BOOK」データベースより)
幸せのレシピ。隠し味は、誰かを大切に想う気持ち―。うつくしい高台の街にある小さな洋菓子店で繰り広げられる、愛に満ちた家族の物語。さりげない日常の中に潜む幸せを掬い上げた、心温まる連作短篇集。
もうね、甘い甘い甘いです。これほど甘いお話初めてですよ。清浄で現実ではありえない位の大甘です。綺麗な町、綺麗な心優しい家族、皆が皆を思いやり悪意が存在しない世界。これほど善意に満ち溢れた世界を構築出来るのがすごい。僕が地縛霊なら完全に浄化されてしまうことでしょう。ぎゃあ!
男衆も皆心清く誠実で、女性への敬意を忘れずさわやかで優しい。自分がこの世界に放り込まれたらと思うと怖い。回りと比較して自分の汚さに泣いてしまうかもしれません。
でもこういう本って必要ですよ。小汚い薄汚い世界ばかり見ていると心が荒んできますからね。実際こういう風に清く正しく美しく、諍いも無く愛に溢れて生きている人たちいるのかなあ。もし居たらちょっと怖い位に清澄です。
原田マハさん今回は自分が持っている糖度を全開放したんだろうと思います。この思いきりは評価したいです。
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おいしいケーキとコーヒーのおともに読みたい本。基本いい人しか出てこない甘くてやさしい話なので、物足りないかもしれないけれど疲れないし消耗しない。宝塚の雰囲気がとてもいい。
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タイトル通りの甘~い物語。とあるケーキ屋さんを中心にそこに住む家族やお客様の心温まる連作短編集。悪人が一切出てこず殺伐とした本を多く読んでいる人間としては心が洗われた気がする。良い人ばかりで嫌みになりそうだが、そこは作者の表現のうまさか、あっさりとしてくどくはないので気持ちよく読むことができた。時には斜めでなくこういう直線で素直に読める本っていいなと思った。
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スイートホーム、自分ちの近くにあったらいいのにー!と思った。自分の住んでる街をこんなふうに愛せるような生き方をしたい。
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幸せな家庭が舞台の連作短編集。社会人になってからの恋愛って、難しい。店員さんとお客さんなんて尚更。甘くて暖かくて優しい気持ちになれるお話。
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美味しいと評判の洋菓子店スイート・ホームの家族や親類、ご近所の人達の交流のほのぼの感満載。
色々なプロポーズがあって心温まる。
甘い香りのしてきそうなお話しのいくつか。
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マハさんのアート小説が大好き
でも、こういうのもいいなあ
みんなやさしくて美しい
人も街も
馴染みの阪急沿線なのもうれしい
甘すぎる題名
ケーキ屋さんだからいいんですね
≪ 日常が 誰かを想う 幸せを ≫
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町のケーキ屋さんの家族が主人公のホームストーリー。
連作短編集だが、どれもキュートで心がほっこりしてくる。
美術ものとは違った魅力がここにある。
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香田陽皆(こうだ・ひな)は、雑貨店に勤める引っ込み思案な二十八歳。
地元で愛される小さな洋菓子店「スイート・ホーム」を営む、腕利きだけれど不器用なパティシエの父、
明るい「看板娘」の母、華やかで積極的な性格の妹との四人暮らしだ。
ある男性に恋心を抱いている陽皆だが、なかなか想いを告げられず……。(「スイート・ホーム」)
料理研究家の未来と年下のスイーツ男子・辰野との切ない恋の行方(「あしたのレシピ」)、
香田一家といっしょに暮らしはじめた〝いっこおばちゃん〟が見舞われた思いがけない出来事(「希望のギフト」)など、
稀代のストーリーテラーが紡ぎあげる心温まる連作短編集。
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タイトルそのままの物語である。あまりにも理想的すぎると言われればその通りではあるが、素直な気持ちで読めば、心の奥から洗われる心地になること請け合いである。故郷の町を、そこに住む人たちを、そして何より我が家を大切にいとおしく思う気持ちにあふれていて、こちらまであたたかい気持ちになる。とはいえ、暮らしていく中には、いろいろと悩みも出てくるのだが、それさえも、周りの人たちのひと言や、ちょっとしたおせっかいで解決していく。人と人との程よい距離感がたまらない。やさしい気持ちになれる一冊である。
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スイート・ホームはケーキ屋さんの名前。美味しいケーキに、幸せな家庭。陽だまりのような本だった。好きな場所に、理想の家を建ててそこに住む。憧れるなぁ。宝塚をやけに宣伝してると思ったら、初出を見て納得。もともと阪急宝塚山手台のページに連載していたとのこと。