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2020/02/28:読了
何か情報は沢山あるけど、ピンとこない。
184ページの A,B,C,Dをもう少し深掘りすればいいのかな?
不平等 平等
拘束 B:国家 A:共同体
(略取と再分配: (互酬:
支配と保護) 贈与と返礼)
自由 C:資本 D:デジタル・コモンズ
(商品交換: (シェアリング)
貨幣と商品)
出所:柄谷行人「世界史の構造」のフレームを
もとにNRI作成
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最も印象に残った点
今後企業がデジタル化の中でも利益をあげていくには、労働生産性ではなく知的生産性をあげていかなければならない。デジタル化が進むにつれて多種多様なデータが手に入るビッグデータ時代が到来する。そのデータをいかにして価値に転換するかがカギであり、知的生産性の高い企業が競争優位性を高めていく。
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近年のデジタル化の進展によって消費者余剰が増えているという整理はなるほど。しかし、新たな気づきはほとんどなかった。
単純化して説明をすると、…、生産者余剰とは価格とコストの差分、すなわち生産者の利潤であるのに対して、消費者余剰とは価格と支払意思額の差分、わかりやすく言えば「お買い得感」である。生産者の利潤は金額で表示されるのに対して、消費者余剰は通常は金額換算されることはない。
議論を単純化すれば、グーグルは検索サービス事業では消費者余剰を生み出し、検索ワードの販売事業では生産者余剰を生み出しているのである。
広義のシェアリング・エコノミー
(狭義の)シェアリング・エコノミー:あまり使われていない資産を無料もしくは料金つきで直接個人/個別事業者からシェアしてもらう経済システム
協働型エコノミー:分散型ネットワーク/市場のうえで機能し、伝統的な中間業者を回避しながらニーズと資産を持つ者のマッチングを行うことで、あまり活用されていない資産の価値を解き放つ経済システム
協働型消費:レンタル、貸出、交換、共有、物々交換、贈与などの伝統的な経済行動を技術によって刷新したもので、インターネット以前では手法的、規模的に実現不可能だった
オンデマンドサービス:顧客とのニーズと提供者を直接つなぎ合わせて、瞬時に商品やサービスを提供するプラットフォーム
シェアリングエコノミーでは、プラットフォーマ―とユーザーの一部が協働して生産者余剰を生み出しているのである。
ケヴィン・ケリーは、デジタル時代にコピーできないもの、ゆえに人々がお金を払うものとして、「即時性」「パーソナライズ」「解釈(例:無料ソフトの利用ガイド)」、「信頼性」、「アクセス可能性」、「実体化(例:ライブコンサート)」、「支援者(例:投げ銭、お布施)」、「発見可能性(例:自分の好みの映画を推薦してくれる)」の8つを挙げている。
この8つを突き詰めていくと、3つのカテゴリーに集約できると考えている。それは、「時間」「こだわり」「信頼」である。
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本書の論点というか、流れというか、主旨をとらえることができませんでした。
デジタル資本主義という言葉をどうとられるかですが、中国ですと、デジタル共産主義になりますし、資本にハイライトをせずに、デジタル化している世界に焦点を当てるべきではなかったのでしょうか。扱っている技術についても総花的で難しく、もっとわかりやすく深堀してほしかった。