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はじめての登山に懲りて、山なんてやめた――はずだった。それが浅間山から谷川岳、八ヶ岳そして富士山、ついにはエベレスト街道まで! 何が楽しいのか? 辛いのにどうしてまた登ってしまうのか? 登山に目覚めた著者が、山の魅力を描き尽くす。
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唯川恵は、私にとって青春時代を代表する作家である。
学生時代にはコバルト文庫を読み漁り、自分が大人になるに連れて、大人の恋愛小説を書くようになり、疎遠になった。
少し前からハマった山岳小説の1冊として、「淳子のてっぺん」を読んだ。正直、何故唯川恵が山岳小説?と思ったけど、読む人間が年を取るように作者も年を重ね、山にはまっていく姿がこの1冊に凝縮されている。
山は魅力的だ。しかし、その分危険も孕んでいる。
この作品では山のいいところも、悪いところもきちんと書いてあり、これから山に登ってみたい人にもおススメの1冊。
個人的には久し振りに作者の本業である恋愛小説も読みたくなった。
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久しぶりに楽しい本を読みました。
最初の軽井沢への移住のお話で引き込まれて、高尾山や浅間山への挑戦や装備の調達などは、数年前に山登りを始めた自分を見ているようで笑えました。そこからはリーダーやお仲間にも恵まれどんどんレベルアップして、最後はヒマラヤまで。一気に読まされました。田部井さんとの出会いもうらやましい限り。読もうと思っていてタイミングが合わなかった"淳子のてっぺん"も、さっそくAmazonでポチします。さすが作家の方の作品で、最近読んだ山のエッセイなどとは比べ物にならない完成度、面白さでした。
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良い。
登山の本は、とても真似出来ない技術、体力の方のお話が多いが、この本は違い、私でも参考になる。それでも、十分すばらしい山歴だが。
楽しく読めた。
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暑さに弱いセントバーナード犬を飼ったことから
軽井沢へ移り住む。
眺めるだけだった浅間山。
愛犬をなくした喪失感と、小説家として迷っている時期に山へ登る。
唯川さんのご主人は登山の経験があり、それもキッカケではなかったか。
決して、楽しい登山の話ばかりが綴られているわけでは無い。
山のルール、怖かった出来事、辛い行程などが正直に書かれている。
厳しくも楽しい登山には覚悟も必要だ。
私が持つのは、まだ、バッグでいいかな。
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以前、「淳子のてっぺん」を読んだ時に、なぜ恋愛小説家の唯川恵が田部井さんの小説を書くのだろう?…と疑問に思った謎が解けました。
ご自身もこんなに山に魅せられていたのですね。
自分より上の世代の、しかも今まで山に縁のない人が山に魅せられいく様は、私でも登れるかもしれない…と、勇気をもらえました。
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共感や納得感あり面白かった。声を出して笑ってしまった箇所も。
エベレスト街道私も歩きたい。淳子のてっぺんも読もうと思った。
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著者が登山を始めたきっかけや山に熱中していく様子を紹介している。山岳小説「淳子のてっぺん」を書いた背景もわかる。湊かなえも山に魅せられているが、山の素晴らしさや山の仲間について読むと、やはり山に行きたくなってしまう。
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NHKのラジオ番組で本人が出演して、ちらっと本のを紹介していましたので、なんとなく分かってはいたんですが、唯川さんが何故軽井沢に住んでいるのか、登山をした経緯などが面白く書かれています。
愛犬や山に対する情熱はすごいと思います。
何かに打ち込む情熱はすごい!!!
それを取り巻く仲間もすごい!!!
山登りを始めたいなと思わせる1冊です。
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ラジオを聞いてて、この本が紹介されていた。著者の唯川さんが“バックをザック”に持ち替えて登山をするようになったいきさつは、大きな犬を飼い始めたことからだ。山にのぼるようになり、そして田部井淳子さんをモデルに小説を書いたのが『淳子のてっぺん』。わたしは、山に登ったことはないが、登って見たい気持ちにさせる本だった。
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共に登山する人に高所恐怖症の人がいる。なかなかその人の気持ちが分からなかったが、少し分かった。ペットの為に転居するのは、凄い。
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山の怖さや登山の辛さを素人目線(と言ったら失礼でしょうか、登山家ではないという意味で)で綴っているので共感しやすく楽しめました。
でもやっぱり私には登山はムリ!
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唯川恵と言えば恋愛小説のイメージ。
が、これは彼女の山登りエッセイなので、そうした要素はなく淡々としていて読みやすく共感できるところもたくさん。
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最初は犬のために引っ越したのがきっかけで、それから数々の山々を登山され、最後はエベレストのそばまで。
どんどんレベルアップしていく様子が、読んでいて自分も擬似体験できておもしろかった。
雪山の話は雪の怖さにひやりとしたし、山の怖くて不思議な話では、
「山には狐も熊も鹿も猿も棲んでいる。そして、きっと神様も魔物も潜んでいる。」
この言葉に、山の怖さを改めて思い、それと同時に、それでも山に登りたい気持ちが深まった。
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山が好きで、でも体力にも技術にも自信がなくて、足場の悪いところでは足がすくんでしまって。。そんな著者が冬山やエベレスト街道で5000メートルまで行ってしまうなんて、同じように山好きだけど…な私にはとても勇気をもらえる、わくわくする、山に行きたくなる、そんな一冊でした!!