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「いい加減で質の悪いヘッドハンターも跋扈(ばつこ)しておりましてね」
父がヘッドハンターの紹介で会社に招き入れた大槻(おおつき)の手によって、会社を追われた鹿子小穂(かのこ・さほ)は、再就職先でヘッドハンターとして働き始めた。
各業界の経営者との交流を深め、ヘッドハンターとしての実績を積んでいく小穂の下に、父の会社が経営危機に陥っているとの報せが届く。
父との確執を乗り越え、ヘッドハンターとして小穂が打った、父の会社を救う起死回生の一手とは?
ビジネスという戦場で最後に立っているのは――。
予測不能、そして感涙の人間ドラマ。
ヘッドハンターは会社を救えるのか!?
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ヘッドハンターの仕事はもちろん、トップ企業の経営レイヤーで起こっていることも垣間見えてとても面白い。
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構成は「引き抜き屋の苦心」「 〃 報復」「 〃 帰還」と1巻同様3章からなる。
1・2章ではコンサルタントとしての苦労が描かれている。人材確保の難しさとともに、ペアを組む相手とスタンスが違うときの苦労。
3章はフォーンの新社長を小穂が送り込むという予想通りの展開だったが、その人材が畔田でなく終盤いきなり登場した醍醐だったことと小穂と畔田に恋が芽生えなかったことは予想外だった。
守り型だった小穂が攻めの姿勢を身につけて物語は終わるのだが、大切なのは人脈であり、それを手繰り寄せるのは向上心とコミュニケーション能力であるというメッセージはよくわかった。
楽しめる作品だった。
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面白くて上下巻相当の2巻を一気読み。
中篇6作品構成で、読みやすくそれでいて読み応えもあり、先をどんどん知りたくなると同時にこの世界観にずっといたいと思わせる魅力的なストーリーだった。
ヘッドハンティング業界という、存在は有名だが詳しくは知らない世界であり、いいイメージを持たない人が多いであろう題材だが、本当にリアリティもありよく出来ている。
半沢がジャンプ的だとしたら、これはマガジン的な面白さ。
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前作に引き続き一気読み。着々とヘッドハンターとしてのキャリアを積んでいく鹿子に対して、追い出した元鞘のフォーンが経営危機を迎えているという風の噂を聞く。
同時に追い出した張本人のきな臭い噂も流れ始める。
ヘッドハンターとして一皮向けた鹿子の逆転劇が非常にスカッとした。
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現実にも存在するだろうけど自分には縁がないであろう世界に触れられる一冊、一気読み。
一生懸命って良い!
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これは面白かった。小穂の世界にどっぷり入り込み等身大の女性になりきり、楽しめた。ヘッドハンターの世界も、会社の中で働くことやその能力、評価のことなどリアリティーがあった。
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1・2と続けて読んだが、なかなかに丁寧な作り方だった。カイシャ小説としても楽しめた。残念な二世のニュースが垂れ流されている時期だったので、特に。