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珈琲を淹れながらのんびりと、2時間で読みました。
この本の冒頭「はじめに」で、ADHDはアメリカでは「脳の個性」や「脳の働き方のクセ」という風に呼ばれていると紹介されていました。「癖」と考えてみないかと提案されるとなんだか、ADHDというものがこれまでより取っ付きやすいものに感じました。食わず嫌いなものを、身近な人の助言で食べれるようになるあの感じと似ています。
以下この本は、あなたこんなことってなかった? → あ、それ、わたし! → じゃあこうしてみるなんてどう?という流れで進んでゆきます。
この本の救いは、あなたのせいかもしれないけれども、あなたのせいではないかもしれない、ということを意識させてくれるところにあると思います。
脳の癖なら仕方ないか・・・と、開き直るというか、受け入れるというか、いずれにせよそういう思考の土台を用意してくれる側面があります。
「普通」の人にとってはさほど問題にならないけれども、ADHDと診断されるようなタイプの人にとっては問題になりうるようなことがある。多かれ少なかれ医学的にそういう脳の癖を持った人たちが世界にはいる。そのことがハンデになりうる。けれどもそんなとき、癖をはやめに理解して、対処することで、今日より少し生きやすい明日の自分をデザインしないって。もっとも、多くの人は、この本にたどり着く前に、相当消耗していると思いましたが。
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ADHDでなくとも、共感できて、実践出来る工夫に満ちている。
*片付け
・完璧を目指さない
・捨てる痛みを感じる
*時間管理
・ノリで受けないで、予定を確認
・「ついでにやろう」としない
・「自分とのアポ」の時間を確保する
・自分をいたわる時間をつくる
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ADHD当事者向け。
あるあるのネタが秀逸で、まるで私のために書かれた本のよう。
片付けられない、遅刻してしまう…などの対処法は、既に読んだ本の内容とかぶるけど、
「完璧を目指さない」など、私の中での『なるほどワード』も見つかってよかった。
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自分が「片付けられない」ことが、自分の努力が足りないとか、自分がだらしないとか……「もう自分を責めなくていいんだ。」とほっとさせられた一冊。自分の特性を知って対策を講じることに気付かされました。