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アイドルをテーマにした短編集。
タイトルと内容はあまり連動していないようで、愛情の裏返しのようなタイトル。
共感することしきり。
オタクはアイドルのステージを観て泣けるとともに、アイドルが取捨選択してきたもの、アイドルの喜怒哀楽を勝手に想像して物語を作って切なくなる。というのがわかりすぎる。
自分の人生よりアイドルの人生に一喜一憂している。
(図書館)
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推しがいる人特にドルオタには刺さりまくる。めちゃくちゃ面白くてすぐ読めてしまった。軽快で飾らない文体も好きだった。
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連作短編なのかと思って読み始めたら違った。読者賞取った作品はそれなりに良かったけど…読んでてだるくなる感じ
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アイドル、ファン、アイドルの子ども
色んな目線で書かれたアイドルにまつわる短編集。
読み終わるのがもったいないくらいおもしろかった。
これはわたしにも推しがいるからなんだろうなあ。
とくに最後の「寄る辺なくはない私たちの日常にアイドルがあるということ」には共感できすぎて痛くて愛おしい気持ちになったよ、、、
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5作収録。『くたばれ地下アイドル』面白い。これが1番好き。たいして接点のなかった同級生の男子は実は地下アイドルだった。妙にドキドキして心がざわつく。『犬は吠えるがアイドルは続く』結構面白い。女性アイドルユニットの話。『君の好きな顔』結構面白い。親友が急に男性アイドルにハマってしまった。『アイドルの子どもたち』問題作。多目的トイレでセックスしている時点でアウト。『寄る辺なくはない私たちの日常にアイドルがあるということ』結構面白い。「推し燃ゆ」っぽい。(総括)⇒表題作がR18文学賞受賞作。アイドルというテーマでバリエーション豊富に書けていて面白かった。女性陣が全員口悪いけどイマドキっぽい作風に合っているのかも。「コミカルでちょっとエロ」なフィーリングで読んでいたが、意外と深い。次作があれば読んでみたい。
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「アイドルはさー、娯楽として即効性があるんだよね。小説も映画も、労働ですり減った頭にはまわりくどいんだよ。」
という、アイドルワンテーマの中編集。
・同級生が地下男子アイドルだった女子高生の話
・二人組ユニットで中学生アイドルとしてデビューしてからの怒涛の日々を振り返る話
・男性アイドルの「顔真似(化粧技術を駆使してそっくりにコスプレする女性ファン)」にハマった仮面就活浪人の話
・元アイドル二人組の息子と娘が怠惰な夏休みを送る話
・アイドル研修生を推しているOLが、自分に取ってアイドルとは何かを想う話
の5篇。「推し」がいる人には深く刺さりそうな攻撃力高めで赤裸々な小説でした。ちょっと志村貴子味を感じる。
表紙とタイトルから想像するような小馬鹿にするようなニュアンスは無かった。表紙は正直中身と合っていないと感じます。
何かを好きでいることに対する真摯でまっすぐな態度と、遠い存在だったり近い存在だったりするアイドルと自分との距離を見つめる無常観が気持ち良い。
余韻を残す締め方も好き。
等身大以外の作風も是非読みたい。
ところで自分はオタクだと思って生きているけど、二次元にも三次元にも「推し」を持ったことはないのです。
物語を消費するのがほぼ全てのオタク活動なので、推しに人生をつぎ込む生き方には理解が届かない気持ちと憧れる気持ちとがあります。
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メンズ地下アイドルをしている同級生、二人組のアイドル、アイドルに似せた写真を載せる就活生、アイドルの子供たち、研修生しか興味を持てない