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わりと重い話
2016/04/21 17:28
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投稿者:ayame - この投稿者のレビュー一覧を見る
妊娠・出産のきれいなばかりではない部分について、考えさせられました。わかってはいたつもりでも、具体的な話を読むと、ずっしりきます。
内容的には結構重いかなと思いますが、漫画にすることで受け入れやすくなっていると思います。
読んでみてよかったです。
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感動しました
母子手帳の話は泣けました
今妊娠中なのですが、母子手帳に何も書き込んでなかったので、読み終わったあとにいろいろ書いてみました
赤ちゃん大事にしようと思います
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201511/出産というのは当たり前のことでもなく人の数だけ事情も状況もあって。淡々と、でも押し付けがましくない想いをこめた目線で描かれた良作。
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命とは何か、考えられずにはいられなくなる漫画です。中絶された子の表現として「命のカケラ」という言葉が出てきますが、胸が締め付けられるようです。この世は圧倒的に辛い所なのか、幸せに満ち溢れてるのか……私はわかりません。
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ずっと読んでみたくて気になっていた作品です。
読み終えて深いため息と共にぐったりしてしまうほど、命について考えさせられました。
柔らかな作画で×華(ばっか)さんがアルバイトをする産婦人科の出来事が描かれて行くのですが、お母さんが亡くなってしまうお産や、性犯罪被害に遭う小学生の女の子など、修羅場続きで一つ一つのお話が重く心に響きます。
やはり看護師さんを務めるには、生半可なメンタルの強さでは無理ですね…。
看護師見習いのアルバイト経験から書かれたという作者さんですが、発達障害のエッセイ漫画も描かれていることを知り、今度読んでみようと思いました。
読後感はかなり重いですが、とても勉強になりました。
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ネット広告でたびたび出てきてたこちらの作品。現実にあることもあるし、これが現実ならなんて酷な運命なんだろうと思う話も。実際あるんでしょうね。性的虐待、DV、中絶に出産。産婦人科は私には敷居の高い科。婦人科系で異常があればお世話になるとこだけど、幸いなことに一度再検査(異常無し)でお邪魔したことしかない。新たな命が生まれる場所でもあるけど、その反対のこともある。前者があるのは産婦人科だけよね。
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産婦人科のお話(見習い看護師の目線からの産婦人科クリニックでの日常)。妊娠出産っておめでたいことばかりじゃない、望まない妊娠もある、親の都合で抹消される週数わずかの胎児。そんなあれこれ。現時点で3巻まで出ているという。続きも読んでみようかな。
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1~4巻まで一気読み。
妊娠を考えている時期でもあったので考えさせられる話が多く、きちんと考えなきゃなぁ、と改めて思わされました。
外で読んでいたため、涙を堪えるのに苦労する話もありました。
赤ちゃんのイラストが優しくて可愛くてほんわかしてて、癒されます・・・♡
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1997年当時の産婦人科事情ではあるけど、陽の部分ばかりじゃなくて、産婦人科における陰の部分にスポットを当ててるなーと思った。
命の生まれる場所であると同時に、命が消される場所でもある。
さまざまな事情があるにしろ、なんだか切なくて。
『透明な子』『保育器の子』は読んでいてきつかった。
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借りたもの。
産婦人科が赤ちゃんが生まれる喜ばしい場所なだけではないことを、淡々と描き出している。
中絶、不倫の末に出産した子は鎹とはならない……
無責任な男たちは、女たちに重責を押し付けて、逃げてゆく。
再婚相手の娘に性虐待する養父……
その心の傷が完治するのに、7年かかったという……(このエピソードは、まだ早期発見レベルにもかかわらず!)
病院外で子供を出産し、産婦人科に置き去りにした女子高生のエピソード――
女子高生のやったことは、非難されるものである。だが、彼女の過去に何があったかはわからない。
望まない妊娠が、レイプされた結果だとしたら、女子高生もその子供も救われる余地はあるのだろうか……?
根底に、男と女の性の認識の違い――男は女の“性”に対して、無関心ではないかと思った。
胎内での胎児の突然死は知らなかった……
母も子も、生まれるということは、実に命を懸けた行為だった。
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絵はザツい。
だけども、読みやすい。
いろいろあるんやな、人生。
心にダイレクトに響く〜〜。
刺さるわ、泣かすわ。
しみじみきた。
2017.02
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最近これを読んでは毎晩涙を流している。
産科は、「いのちが生まれるとにかくハッピーな場所」だけではない現実を改めて感じ入る。
働き始めた当初は人工妊娠中絶の多さに驚いたはずなのに、最近はすっかり慣れてしまっていた。この世に出てきて「おめでとう」と言ってもらえない子に、せめて私達は淡々とした作業ではなくひっそりとお別れを言ってあげたい。
妊娠歴のところに自然流産や子宮内胎児死亡があった、という事実認識だけでなく、その経験を経て今複雑な想いを抱えておられる産婦さんだということをもっと思いやれる人でありたい。
産科経験5年目。できることが増えて忘れてしまっていた新鮮な感情の動きを、流さず大切に拾い上げたい。久しぶりに手元に置いておきたいと思った漫画。
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輝く命と透明な命。
その重さはどちらも同じだと私には思えた。
ここにいれば「いろんな命のあり方」を見られる。
それは私にとってとても大事なことのような気がした。
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「子供は愛されるために生まれてくる」という言葉が嫌いだった。
お腹の中で殺された赤ん坊や愛されなくても生きていかねばならない子の存在を否定しているから。
「子供は望まれて生まれてくる」という言葉が嫌いだった。
望まれず摘まれる赤ん坊や望まれず産み落とされた子の命を貶めているようで。
理不尽はある。傲慢がある。
善意から出た祝福の言葉に恵まれた者・持てる者の無自覚の優越を勘繰ってしまうのは、きっと私の性格が悪いからだ。
ずっとそう思っていた。今でもそう思っている。
でも×華がカナちゃんにかけた「生まれてきただけでカナちゃんは幸せになれる権利があるから」という言葉はスッとしみた。それは彼女が産婦人科で働く中で、幸せなだけじゃない、哀しい出来事や辛い出来事を沢山経験したから。
中絶された胎児に一人一人声をかけながら小瓶に詰め、「光を見ずに終わるのは可哀想だから」と窓から景色を見せてあげるシーンで、涙がボロボロ流れて止まらなかった。
絵が下手?それがどうした。下手だからいい絵じゃないと誰が言える?この作品にはこれしかない絵だ。何故って一人として同じ顔の赤ん坊がいない、同じ顔のお母さんがいない、愛くるしい赤ん坊がいない。
読後感は重たい。ごっそり持ってかれる。後々までひきずって、お風呂に入ってる時や夜寝る前に思い返しては「はあ~……」とため息ばかりついてしまう。
めでたしめでたしで終わる話もあれば、哀しい結末を迎える話もある。
けれども×華は言う、虐待も疑われる授乳中の事故で死んだ赤ん坊、健太君は愛情につつまれて死んでいったと。
信じる者は救われる。
人には信じたいものを信じる権利がある。
だからフィクションは支えになるし生きる芯にも成りえる。私もそうであればいいのにと願う、真相は永遠にわからなくてもそう信じていたいと思う。
自分が信じたい事を、読者にそうあってほしいと願わせるのが良い語り部の条件なら、×華は十分にその素質がある。
産婦人科の話だ。それも裏側の。
めでたいだけじゃない。
中絶が語られる。
流産が描かれる。
虐待が審議される。
壮絶な体験がありふれた出来事のように淡々と語られて、自分勝手な人たちがしっちゃかめっちゃか話をひっかきまわす。
目を背けたい。逸らせない。この人達がどうなるのか、幸せになれるのか知りたくて、どうか幸せになってと狂おしく願いながらページをめくってしまう。
子供は愛されるために生まれてくるのか、私にはわからない。
子供は愛してほしくて生まれてくる、その言葉には共感する。
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産婦人科医院で働く准看が見た人工中絶や性虐待などいろいろなことを描いている。期待してた以上に良かった。
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重たい内容だけど、とても読みやすい。自分にとっても為になり、妊娠・出産・育児について考えさせられる・勉強になる漫画。看護師の仕事についても知ることができる。