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自分が人見知りである、というのは小さい頃から自覚していました。それでも大人になってからは、僅かながらもマシになったのではと思っていました。
が、ここ数年、人見知りどうこうよりも、「自分はコミュ症ではないか?」という思いというか、意識の方が強まっています。もっとも、私の場合、「コミュ症の原因」は、「自分の頭の悪さ」だと思っているのですが…。
とりあえず、「コミュ症」だという自覚はあるので、何かヒントになったり、参考になったりしないかな? と思ったのが読み始めた動機です。
で、この手のものを読むと、たいてい、「まあ分かるんだけど…」「理屈はそうかもしれないけれど…」と否定がちになってしまいます。実際、前半部分はそんな思いで読んでいました。
でも、やっぱりこういうのって意識の問題だから、「否定するのは簡単なんだから、とりあえず意識的にやってみれば良いじゃない。ダメならまた考えたりして試行錯誤すればいい」と思い直しました。
個人的には、軽い鬱になった経験があるので、最終章の「心と身体の休ませ方」が一番参考になった気がします。「病は気から」と言いますし。
真新しいことは何も書いてないと思いますし、理屈で考えればそうだよね、という感じもするのですが、でも、じゃあ自分でそこに気付けたかっていうとそうではないので、出来る範囲で生かせたら良いなと思います。