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メイド服が着てみたかったことと人見知りを治したいこと。
それがきっかけで青森市のメイドカフェでバイトすることにした
高校一年生の相馬いとが主人公。
いとは、人見知り以外にもドジで泣き虫で、
さらには極度の津軽弁という短所・コンプレックスが。
おかげで、「おかえりなさいませ、ご主人様」も上手く言えない。
唯一長所があるとすれば、三味線の腕前なんだけど、それも以前に
賞を獲った時の自分の演奏時の表情と姿勢に幻滅しておざなりに。
そんな彼女がしっかり者の先輩やお調子者の先輩、
意外と頼りになる店長に助けられ、
すぐにでも辞めようとしていたバイトを頑張ろうとするのだが、
突然メンドカフェに閉店の危機が訪れて・・・といったお話。
バイトを絡めた青春成長の物語ですね。
パターンも王道と言っていいでしょう。
ただ、越谷オサムさんの物語は読んでいる者をほっこりさせてくれる。
(『陽だまりの彼女』のように切なくさせるものもあるけれど)
だから、好きだなー。安心して読めるよ。
ちょっと元気出したい時に、誰かに励まされたい時に、
前向きになりたい時にぜひぜひ読んでもらいたい一冊だな。
そして、続編も発売されているようです。
そっちも必ず読みますよ!
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素直に面白かったです
個人的にお気に入りはいとの婆ちゃんですね〜
ネタバレではなく作品をより楽しく読んで欲しいので(それでも嫌な方は閉じてください)
↓
ヴァン・ヘイレンのアルバム「ヴァン・ヘイレン2」と「1984」を試聴してから読んでみてください(笑)
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全体的に平板にして退屈。盛り上がりどころと思われるところもそれほど盛り上がるものではなく。
「ひだまりの彼女」は最後のどんでん返しなども含めて高評価だったが、この作品は私には退屈だった。
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かわいい表紙に釣られたのと作者が越谷オサムさんということで購入。
人見知りな主人公がメイドカフェでのアルバイトで周りの人物の協力で成長していく様は朝ドラみたいだと思った。
ラスト近くでの家族の絆が強く感じられるシーンはベタだけど感動しました。
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あの「陽だまりの彼女」の作者の作品だと期待して読み始めた。なんと今度の主人公は津軽弁使いの女子高生。津軽が出てくると黙ってはいられない。同じ出身だからか、作中の津軽弁は意味も解るし、アクセントのつけ方も解る。……、そそれはおいといて、いとは津軽のメイド喫茶で働き始めるものの、コミュニケーションが苦手なので上手くやれない。逃げ出してしまおうかと思った時もあっても、津軽衆なのでそれも出来ない。それに意図には津軽三味線の徳義があった。そしていとは父にいとという名の由来を聞く。それを聞いてからはいともどこか吹っ切る。津軽弁が解る人なら、二倍ほど多く楽しめる作品だと思う。
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まず人前では読めない。笑いどころ満載♪
でも、最後は越谷作品よろしく感動的にまとまってます!
どうやら続編があるらしい。
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キャラ重視のライトノベル系かと思いきや、三味線シーンの緊張感や津軽弁の雰囲気、おばあちゃんの魅力など、いろいろ見せ場があって面白かった。
負の要素が無い作品なので、息抜きに読むにはちょうどいいと思います。
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青森在住の女子高生である相馬ちゃんが,
メイド喫茶でドタバタしつつ津軽三味線を弾く小説。
少女の成長物語として,
シンプルで読みやすく,最後にちょっと泣ける。
非常によく出来ていたと思う。
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登場人物が個性的だけど、とても現実感がある。あぁ、そういう人いるなぁ、と。
物語は分かりやすく、流れも予想通りではあるけどキャラクターの、何より主人公いとの可愛らしさや面白さに引き込まれてあっという間に読んでしまった。
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内容紹介
相馬いと。青森の高校に通う十六歳。人見知りを直すため、思い切ってはじめたアルバイトは、なんとメイドカフェ。津軽訛りのせいで挨拶も上手に言えず、ドジばかりのいとだったが、シングルマザーの幸子やお調子者の智美ら先輩に鍛えられ、少しずつ前進していく。なのに! メイドカフェに閉店の危機が――。初々しさ炸裂、誰もが応援したくなる最高にキュートなヒロインの登場です。
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方言というのは面白いもので、意図せずして口から飛び出した言葉で出身がバレてしまうこともしばしば。祖母譲りのきつい津軽訛りを気にする女の子、いとの成長期。人と接するのが下手くそでドジな彼女がちょっとずつ成長していくのを登場人物たちと一緒に見守っている気になりました。
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登場人物がみんな逞しくて憧れる。特に、祖母のハツヱが要所で見せる行動のカッコイイこと!津軽弁や青森の地勢、三味線についての綿密な下調べに基づいた細やかな文章が、「ありえないのにありえそう」な越谷オサムワールドをよりリアルにしている。二巻の文庫化はよ。
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周りを気にしながらの10代ってそんな感じだよねと思いながら読みました(プラスでポップな三味線を聞きに行きたくなったなーと)
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越谷オサムさんといえば、映画にもなった『陽だまりの彼女』があたらしいけど、こっちが気になったので読了。
人見知りを治したくてアルバイトを始めた女子高生・いと。そのアルバイトがいわゆるメイド喫茶だけど…といういわゆる成長物語。で、表紙にも出ている三味線も物語でのツールとして不可欠なものになります。
アルバイトを通していとは、上手に接客ができなかったり、ミスが続いちゃうけど、周りの人たちがたくさんフォローしてくれます。一生懸命さが伝わるから応援したくなるんでしょうねえ。
「辞めたいなあ」と思っていたけどそこから逃げず、そして『そこで働いていること』に対して誇りを持つようになる…これって、アルバイトにかぎらず、色んなところでも感じることができるんじゃないかなって。
【全文】
http://ameblo.jp/skycafe-ac/entry-11765075624.html
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内気でひどい津軽訛りで津軽三味線奏者の女子高生が、青森のメイド喫茶で働き、成長していくという話。
メイド喫茶、家族、友人の要素で構成されており、個人的にはちょっと電車男的なノリも感じた。
主人公以上に訛りが強いおばあちゃんの台詞は日本語で示されていなかった、気持ちは分かる…w
同じ著者の小説「陽だまりの彼女」が映画化されたが、俺は話はこっちの方が面白かったし、映画化してほしいと思った。
最後の解説にてラノベを意識して作られていることが書かれていた、言われてみれば確かに設定を盛り過ぎな感はある気がする、まだ現実的ではあると思うけど。
既に二巻分続きがあるらしいが、ラノベで考えると続きは読まなくてもいいかなぁ、これはこれで完結している気がするし、とりあえず保留。