紙の本
『時は待ってくれない』
2018/05/27 19:20
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
歌謡曲と賛美歌で育った子ども時代から、オフコース、ソロ活動、そして七十歳を越えたいま、“引退”の思いまで
NHKBSプレミアムで放送されて大反響を呼んだ「100年インタビュー」保存版
こんにちは。
ぼくは、百年ほど前、曲を書いて、歌を歌っていた、
小田和正という者です。
同じ時代を生きる、かけがえのない仲間たちと力を合わせて、
この国を、君たちの誇れる国にしていってください。
心からそれを願っています。
──「100年後へのメッセージ」
阿部渉アナが引き出す“小田和正”の世界が凝縮された1冊
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20180528 自分のなかでかっこいい先輩のイメージにぴったりな人。多分、苦労は隠すタイプなのかと思ってました。実際はすごくピュアな人。その分、何を言ってもメッセージが伝わってくる。何故か照れ臭い思い出に繋がる歌ばかり歌っているので避けていたが又久しぶりに聴いてみようと思う。
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自分のような、音楽のわからない人間が読むよりも、音楽がわかる人間が読む方がいいのだろうな、と思います。
小田和正というと、かなり若い頃から活躍していたイメージがありますが、若い頃は、それなりに苦労していたのですね。
現在は、70歳を越えてなお、一線で活躍していて、素晴らしいの一言です。
その飽くなき向上心は、尊敬しますし、見習います。
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小田和正のインタビュー。
ヒットしたから次もヒットさせなきゃというのはなかった。自分が納得していれば問題ない。
同じ感覚を持っている人と繋がりたい。
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2017年、NHKの特番で収録された小田和正氏のインタビューを文書化。このインタビューで、彼は自らの音楽活動全般を振り返る。オフコース結成にはじまり、プロデビュー、バンド解散、ソロ活動、さらに映画界進出の失敗や交通事故による大ケガなど、恥部のようなことまで赤裸々に語っている。さすがにオフコース結成時からの盟友については多くを語っていないが。
そんな小田氏も70歳を超えた。が、未だに現役として、新曲発表、ツアーも精力的にこなす。しかも、若い頃とは違ってステージを走り回り、観客に手を振るようになった。東日本大震災を経て気持ちが吹っ切れたらしい。震災は多くの人命を奪ったが、小田氏には新たな第1歩を踏み出すきっかけになった。
そして、彼が音楽を作り、みんなに届け続けることは変わらない。彼の曲、発言には音楽に誠実に向き合った人生の重みがある。とはいえ、イチローの引退と同じく彼もいずれ歌えなくなるときが来る。本書のタイトルはそのときを意識したんだろうか。
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とても深い人だと思うけど、
軽い感じの本だったので、
サクサク読めて、
新たな印象を持つ事も出来ました。
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文章が少なめであっさり読める。けどオフコースについてとか、際どい話も。小田和正の音楽人生を知る入門書。
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大ヒット曲「さよなら」「ラブ・ストーリーは突然に」誕生秘話、交通事故、伝説のコンサート…。アーティスト・小田和正が、オフコースの原点や音楽への思いなどを語る。NHK番組「100年インタビュー」をもとに書籍化。
ちょっぴり物足りなさを感じる。
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自分が小さい時にはもう歌を歌っていた人が今も変わらず歌っていて、そもそもどんな人なんだろうという興味から購入。インタビュー形式で読みやすく、小田さんは本当に音楽が好きなんだということがわかった一冊でした。
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丁寧に丁寧に、自分が納得するものを紡いできたアーティストなのだと改めて思う。本当に音楽が好きで、第一線でずっと活躍されている小田さんを尊敬する。バートバカラツクの自伝を読んだ時に、小田さんもおそらく手を抜かない人で、共通してると思ったことを思い出した。過去の自分よりも良いものをつくるー
幼い頃から、音楽作り、人生観も含め、とてもよく話してくれている。2人のオフコース時代に、学校サボってコンサート行こう、と友だちに誘われたけど、行かなかった自分を、しばらく悔いたなあ。折に触れ、歌に、言葉に、私の青春を全て支えてもらった小田さん!すっかりご無沙汰してしまったけれど、読み始めたら、都度都度、思い出が蘇る。
「自分が一番納得していればいいんだから。そう、自分が納得していれば問題ないんだ。」
メンバーの皆さんともう一度、一緒にやってみたいか?の質問に「やらない方がいいでしょう。以前より上にいかないと、おれにとつては意味がないからね」
「楽したものは信用できないつていう、そういうところがあるんだね。逆に、つらい思いをして、とおりすぎてきたものは信用できるっていう。」
NHKの阿部渉さんの質問が的確で、とてもわかりやすかった。
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勿体ぶって読み出したら、速攻で読了。
オフコースの楽曲は全て頭に入っているし。
空と風に惹かれるという小田さんが、歌で自分と同じ感覚を持った人と繋がりたいという話、スンナリ腹落ちする。
だから今もSpotifyで何十年も前の曲ばかり聴いて浸るのだと。自分の青春に大いなる影響を与えてきた、この誰にも知られざる感覚。
オフコースなき後のソロの小田和正は僕の範疇にはないが、本書で小田さんの人間としての素直な姿を知る。もっとインテリで都会っ子のイヤな人だと想像していたのだが、歳を重ねるということはこういうことかと。素敵なことですね。
「老人のつぶやき」
大空へ 海へ 故郷へ
私はもうすぐ 帰ってゆく
大空へ 海へ 故郷へ
私はもうすぐ 帰ってゆく
いつまでも 空を見上げて
老人はあの頃を 思い出すのだろう
私の好きだった あのひとも今では
もう死んでしまったかしら
大空へ 海へ 故郷へ
私はもうすぐ 帰ってゆく
私の短い人生は
私の生き方で 生きたから
もういちど若い頃に
戻りたいと思うこともない
ただあのひとに 私の愛が伝えられなかった
それがこころ残りです
私の好きだった あのひとも今では
もう死んでしまったかしら