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青いな、二人とも
2020/08/04 08:41
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投稿者:さなにょろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
攻めの、言葉の省エネ。受けの、臆病さ。常にそれが根底にあるので、
「あーー!そこ!二人とも!もうちょっと踏み込んでみなさい!」
それぞれの背中をバシっと叩きたくなりました。
二人とも不器用だけど、イラつかないです。良かったです。
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中庭さんにしては珍しく、不憫ではない受のお話。恋人と同棲中で幸せなはずなのに、どうしても付き合ってもらっているという不安がつきまとう智紘。仕事(ラノベ作家)でプロットを作れば、恋人との関係性を投影したビターエンドになるし、リアルでは彼の職場にノンケの彼が好みそうな可愛い女の子がバイトに入ってくる。両方向からじわじわとダメージをくらい、負のループに陥っていく展開はお約束だが、仕事への不安描写は作家さんだけにリアリティがある。予定調和を迎える本編後の攻視点のお話にときめいた。
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今回も中庭先生の世界が存分に感じられるお話でした。
硬派な料理人とラノベ作家の智紘のお話です。まさしく自己犠牲の塊の智紘が痛々しいですが、料理人の周の愛情表現を注意深く感じると面白さが増す一冊になっているのではないかと思いました。
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「付き合ってもらっている」と思っていて、言いたいことが言えない智絋。相手の周も無口では、すれ違いが起きるのは当然かも。と思いつつも、かなりヤキモキした。他の人から見たら、お互いのことを大切にしているのは分かるのに...。
小説家とシェフという全く違う仕事をしている2人だけど、お互いの仕事を心から応援しているのは、すごくいいなぁ。と思う。相手の「好きなもの」は理解できるのだから、今後は少しずつでも自分の気持ちを伝えあって欲しい。と心から思った。