投稿元:
レビューを見る
フォトリーディング&高速リーディング。日本文化についてのシントピックリーディング。かつて安土桃山の頃の宣教師の茶に関する記述があり、興味深い。
投稿元:
レビューを見る
古代から現在までの日本における茶文化形成史。飲茶習慣の変容や茶をめぐる思想の変遷が要領よく整理されている。古来不変の伝統だと思わされていることが、意外と歴史の浅いものであることがわかる(例えば懐石料理が現在のようなものになったのは第二次大戦後だという)。教科書的な〈村田珠光→武野紹鴎→千利休〉説を後世の仮構とみなし、珠光を茶の湯の「開祖」とする見方を否定しているのが興味深い。
投稿元:
レビューを見る
<目次>
第1章 茶の伝来
第2章 飲茶風習の拡がり
第3章 茶の湯の大成
第4章 展開する茶の湯
第5章 茶文化はどこへ行くのか
終章 茶の湯と日本文化
<内容>
茶の湯の文化の伝来から展開を現代まで追いかけ(この辺が珍しいか)、終章に書いてあるように、茶の湯の文化が日本の文化の基底に流れていることを説こうとしている。千利休などはあまり評価されていない。村田珠光もいなかった感じとなっている。持論の展開の中で、そのあたりが薄いのはどうか?オーソドックスでないし、各部分も記述が薄い気がする。