電子書籍
読んでよかった
2020/04/20 20:33
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うめこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供の体調が悪くなり、最初に出会ったのが分子栄養学系の本で、それを実践していて少しは良くなって来たのですが、なんとなくまだ違う原因があるのではないかと腸関係の本を色々と探していて本書にたどり着きました。
腸関係の本はこの本で3冊目ですが、SIBOというものを詳しく知ることが出来ました。あと、低FODMAP食の事も詳しく知ることが出来てすごく参考になりました。
私はニンニクをすりおろして火を通していないものを食べるとよく下痢をしていたのですが、そんなにしょっちゅう食べないので、あまり深く考えたことはありませんでした。ですが、この本を読み、フルクタンを含む食べ物を検索して見ると、私はフルクタンを含む野菜を生食すると、お腹が張ったり、下痢をしたり、不快な症状がでることに気がつきました。
今はこれらの食品を避けることで調子が良くなりました。
現在、本書に書かれていることを実践して1ヶ月半くらい経ちますが、他の方の参考になるかもしれないので、一応息子の状態も説明しますと、幼い頃から病気がちで、数えて見ると10年間で10回以上も抗生物質を処方されていました。 2年前から下痢や腹痛に悩まされるようになり、いつ下すかわからないので、学校行事にも消極的になり、しょっちゅう腹痛を訴える息子に仮病を使っているんじゃないかと思うこともありました。
食事も一度にたくさん食べられず、ちょこちょこお腹が空くので、食事の量と間食の量が逆転するようなこともよくありました。
躾が悪いとか、息子が悪いとか、最初はそういう風に思っていましたが、SIBOだと分かって、グルテンフリー、いいと思ってあげていたプロバイオティクス、プレバイオティクスをやめたら、一度に食べられる食事の量が増え、間食をしなくなり、野菜の好き嫌いも減り、食事自体を楽しんで食べるようになりました。
また、小さいことにもイライラしたり、こだわりが強すぎるためよく兄弟や友達とぶつかっていましたが、それも減りました。
昔は甘いものへの執着心が強く、低血糖症も心配していましたが、最近は甘いものを欲しがることも減り、また欲しがっても少量で満足するようになりましたし、とくに困っていたのは甘いものを食べた後30分後に機嫌がわるくなることだったのですが、これが無くなりました。いつも気分がほぼ安定しています。
腸の調子を整えるとこんなに変わるんだな。と驚いています。
私自身も心がいつも落ち着いており、イライラすることがなくなりました。
具体的に◯◯病という病名がなくても、なんだかイライラしやすかったり、落ち込みやすかったり、不安になりやすかったり、そんな症状がきになる方はぜひこの本を読んで実践されることをお勧めします。
投稿元:
レビューを見る
とある病気になり、13年以上患っている下痢を根本から解消するために本屋をぶらぶらしていて見つけた本。
結論から言うと最高に良かった。下痢が治った。
現在ちまたに溢れている腸活とは一線を画す内容であり、目から鱗であった。
私が今までお腹のために行なっていた食事やサプリはお腹の弱い人には逆効果。今後は低FODMAPに則った食事、紹介されていたマッサージ、食習慣を徹底していこうと思う。
薬で治らなかった下痢が食生活を変えるだけで治ったので同じ悩みを抱えている人に是非とも読んで欲しいと思う。
また私は痩せ型少食タイプではあるが、食事をすると妊婦のように腹が膨れることがあり悩んでいた。それに対する解決策がまさしくこの本の内容であり、長年の悩みが解決した。
本当に読んで良かった。
投稿元:
レビューを見る
乳酸菌をとっておけば大丈夫、という風潮に一石を投じた内容。ヨーグルトとってますけど体調は改善されません、と思っている人は読んで欲しい。
軟便、便秘、ガスのたまりなど、腸に悩みを抱えていたので参考にしたい内容。
乳酸菌は良いには良いが、小腸に菌が多く滞留した状態の人にとっては有害。
食生活の改善、天然の抗菌サプリなど、自分の体調と相談して我流で実践はできそう。
医療として治療するには、保険適用外なのでまぁまぁの費用はかかる。
詳細はPCへ、
投稿元:
レビューを見る
現代人の小腸を襲っている危機、それは「SIBO」という病気 です。 別名を、「 小腸内細菌増殖症:Small Intestinal Bacterial Overgrowth」と言います。つまり、小腸の中で腸内細菌が爆発的に増えてしまう病気です。 腸の中に生息する腸内細菌が、健康や病気に深く関わっていることはご存じだと思います。 SIBOは、大腸にあるべきバクテリアが小腸の中に入り込み、小腸に停滞してしまい、本来の居場所である大腸に移動しないときに起こります。
腸内細菌が共生していることは生理的に重要です。 しかし、 腸内細菌が過剰増殖すると、炎症が起きてしまう ことがわかってきたのです。
小腸が弱ると、食後のお腹の張り、おなら、便秘と下痢、このようなお腹の症状が起こるのは当然ですが、そればかりではありません。 うつなどの精神疾患、にきび、肌荒れ、むずむず足症候群、また肥満の原因にすらなるの
最近の研究でわかってきたことは、 腸も脳に影響を与えている ことです。 ダメージを負った腸は、脳に強いストレスを与え、メンタルのバランスを崩す のです。 つまり、腸と脳の関係は、相互に影響を及ぼし合っている「双方向的な関係」にあるのです。
抗生物質をまめにとっていると、腸内細菌のうち、「善玉菌」まで殺してしまうため、腸内フローラのバランスを崩す ことにつながります。
米はほとんど水素を発生させず、小腸に負担をかけません。お腹がパンパンになって困っている人が積極的にとるべき食材 なのです。逆に、 小麦、豆が水素を発生させやすい ことがひと目でわかり
FODMAP」の用語を説明します。 F(Fermentable):発酵性の以下の4つの糖質を指します。 O(Oligosaccharides):「オリゴ糖」には、 ガラクトオリゴ糖(GOS) と フルクタン があります。 ・ガラクトオリゴ糖(GOS)(ガラクトースの重合体)……レンズ豆、ひよこ豆などの 豆類 に含まれる。 ・フルクタン(フルクトースの重合体)…… 小麦やタマネギ、ニンニク などに含まれる。 D(Disaccharides):「二糖類」には 乳糖 があります。 ・乳糖(ラクトース)……高乳糖食( 牛乳、ヨーグルト)に含まれる。 M(Monosaccharaides)「単糖類」にはフルクトースがあります。 ・フルクトース……果糖。 果実、ハチミツ などに含まれる。 And(そして) P(Polyols):「ポリオール」には ソルビトールやキシリトール など、「〜オール」という名称の糖質です。 ・ポリオール(ソルビトール、キシリトール)…… マッシュルーム や カリフラワー などに含まれる。 以上の吸収が悪い、発酵性の4つの糖質をまとめて、「FODMAP」と呼びます。
SIBOの治療には、「4つのR」 が必要です。 ①Remove(除去)→過剰に増えすぎた細菌を減らす 抗生物質の治療、天然の抗生物質の治療、成分栄養(エレメンタルダイエット)などで小腸で過剰に増殖したバクテリアを減らす、低FODMAP食も有効。 ②Restore(復元)→低下してしまった小腸機能を回復する 小腸の運動機能を回復する。小腸運動を改善するために空腹の時間を作る。定期的な運��をし、ストレスをこまめにうまく解消する工夫をする。消化管運動促進剤を試す。バウヒン弁の機能を回復するためにSIBOマッサージをする。 ③Replenish(補充)→小腸の細菌数を減らし悪玉菌を減らしたあとに、プロバイオティクス(善玉菌)をとる 新たに善玉菌を植え付けることで腸内フローラを整える。適度な胃酸分泌を保ちつつ、消化酵素が足らなければ補充する。 ④ Recurrence prevention(再発予防)→良い腸の状態を維持し、再発を予防
投稿元:
レビューを見る
江田先生のSIBOに関する本。既に読んだ他の本で知ったことがまた書かれているだけで、特にこの本で知ったことはなかったかな。途中から飛ばし読み。
投稿元:
レビューを見る
日本ではまだまだSIBOという病気が浸透していない為、一般の読者以上に実際に臨床に立つ医師に向けて書いてあるように感じた。なので診断や検査方法がかなり専門的に書かれているし、自身が触れてきた医学論文を惜しげもなく紹介していて日本の消化器分野を成長させたいんだなぁという気概を感じた。一般人の私にとっては専門的過ぎる内容はパラパラと流し見して読んでいたが、それでも発酵食品やヨーグルト、善玉菌を良かれと思って摂っていたのにそれが焼け石に水だったという事や、胃酸抑制剤がより悪化させている可能性もあるなど、目から鱗の情報が数多くあった。SIBOと診断されていないので必ず効果があるかは分からないが、低FODMAP食など身体に不調を感じているならば一度試してみる価値は多いにあると思う。
投稿元:
レビューを見る
胃腸が弱い自分にも食事のことなど参考になった。
医学的な専門用語が多く、理解が難しい部分もあったけど、初めて知ることが多く胃腸の弱く悩んでいる人には一読の価値があると思う。
投稿元:
レビューを見る
途中までたのしくよんでたけど、いよいよSIBOを治すための食事法、FODMAPのやり方が書いてある!と思ったら、なんとそれは作者の別の本を参照してください、と一言。
こんなの酷すぎる。
この本はどうしてSIBOになるのか、同じことを何度も繰り返して書いてあるだけの本。買ったことをめっちゃ後悔してる。
投稿元:
レビューを見る
まだまだ知られていないSIBOという病気について、メカニズムや治療方法が書かれた本。過敏性腸症候群の多くがこのSIBOであるらしく、試してみる価値はあると思う。
ただ、本格的にSIBOを治そうと思うとSIBOの検査、低FODMAP食、抗生物質による除菌、腸管の運動促進…など結構大変。しかも保険診療ではないので自費になるそう。まだまだ治療できるクリニックを少ないようなので、まずは低FODMAP食を取り入れてみるだけでもやってみる価値はありそう。
専門的で細かい話も多いので途中はさらっと流したが、お腹の不調で悩んでいる人には一読の価値はあると思う。
投稿元:
レビューを見る
シーボ概念についてよく分かった。
腸内環境を良くするために食物繊維や乳酸菌を摂ることが唯一解のように世間的にはなっているが、シーボ患者には逆効果になるとのこと。
検査できるならした方が良い。