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著者は日本植物燃料というバイオ燃料の会社を立ち上げた実業家。
なぜアフリカ(モザンビーク)に、そしてなぜ銀行業に発展していったのか。その経緯と著者の富(お金)に関する考え方が面白い。
モザンビークで作ったトマト1トンと、日本で作られたトマト1トンの価格が違うのはなぜか?著者はそこに現代資本主義の「ものがたり」を見る。「ものがたり」が変われば、富の偏りも変わるし、貧富の差も解消されるだろう。
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エネルギー、食糧、お金。
エンパワメント、キャッシュレス。
今後、いろいろと参考になるであろうことごわかりやすく書かれていて有益だった。
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金融も人間が考え出したシステム(「ものがたり」)だから変えられるはず。思うだけでなく実行すること、しかも筋道を立てて進めていることが本書の光を放っている点である。
最後のフロンティアと呼ばれているアフリカ大陸において、日本企業のプレゼンスが今ひとつといわれる中、こうした地域密着型ソーシャルビジネスこそが日本の強みを活かせるのではなかろうか。
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p59 預金者個人に金利という形での還元をしない代わりに、決済手数料などで得た収益の20%を預金者に還元します。ただし、分配する先は、個人に1%、のこりの19%は村単位に分配しまし。そして村に分配した分は、インフラや事業の設備投資等につかってもらうのです
p112 世の中らから不条理をなくすために、私がどうにかしなくてはならないと考えているのが、エネルギーと食糧という現実、そして、それをどう分配するかというお金のものがたりですこれらの3つのバランスをよりよいものにしていくのが、私が起業家として進むべき方向である
p163
「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」 ジュールベルヌ
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モザンビークのコミュニティでバイオ燃料製造と販売を手掛け、その決済手段として電子マネー経済圏を作ろうとしてきた合田真代表による体験談と政策提言。現金が蒸発する現場、不正があっても職員全員でカバーすることでチームを回していくというのは現場でなければわからない臨場感がある。JICA、JETRO、NEDOの公的支援を活用しながら、その国にあったビジネスを組み立てようとする姿勢はEMEAでのビジネスに必至だと思う。後半が政策提言のみになっているのが残念。
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読みやすかった!
モザンビーク隊員の知り合いがいるので、その点も読み進められた要因のひとつかも!
綺麗に纏まってるけど、きっとモザンビークっていう国(貯金するっていう常識、感覚がない場所)で貯蓄のシステムを導入するのって難しそう。