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図書館で見つけて借りた本です。
私は障害者雇用で働いていますが、この本は雇う側からの視点で書かれた本です。障害者(この本では主に精神)を雇う時に、どういう準備をして、どういう事を面接で聞いて、どうやって職場に定着させていけばよいかお悩みの会社の方が入門編として読むのにとてもぴったりだと思います。
精神疾患のそれぞれの特徴とか、ハローワーク等のかかわりとか、実際に起きうる事例とかもとても分かりやすかったです。私もそういえば、面接のときにこれ聞かれたわ。という事とかがあって、「こういう意図が含まれていてこの質問をされたのだな。」という事が分かってよかったです。
障碍者虐待についても書かれていて、仕事を与えないというのも虐待に含まれるというのを知って。虐待ってさまざまだな。と思いました。心理的虐待って中々されてる方もしている方も気づきにくいんだろうな。とも思いました。
まだまだ「障害者雇用をするなら身体。」という会社が多いかと思いますが、今後精神障害者が働いていけるようになりますように。