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格付け会社も株式会社として上場している以上、株主のために業績の向上を求められる。
そもそも格付け会社が市場に上場していることがナンセンスだと思った。
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格付をテーマに、90年代の金融危機の実態に迫った経済小説。そのリアルな描写に惹き込まれること間違いなしです。下巻が楽しみです。
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2012/08/21 仙台駅
この本に出てくるような業界にいないし、興味もなかったが、それでも引き込まれた。実際に出てくる登場人物や、企業名が分かって読めればもっと面白い(興味を引かれる)1冊と思う。
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バブルからバブル崩壊へ。
格付け会社のことはもとより、日本経済がどっち向いてたなんか考えもしてなかった。
のほほんとした大学生だったな。反省。
勉強になるわー。
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本書(上巻)は、1984年から1998年までの金融経済を振り返るには良い本だと思う。
自分は1992年に社会人になっており、
また1996年から本書に出てくるような仕事に携わり始めたので、
とても当時を懐かしく読めた。
今の人たちには、1997年-1998年の金融危機時に
どのようなことがあったのか、ざっと知ることができると思う。
ただし、小説としては面白いかといえば、上巻については疑問であった。
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20121029読了
他の格付け会社よりも早く格上げ格下げをする。タイムリーサーベイランスといい、人事上の評価項目。
銀行はCAMEL分析。capital.asset.management.earnings.liquidity
依頼格付けは年間五百万円もらえる。
セパレーションアグリーメントは退職合意書
ムーディーズが収益のために、理念なき格上げ格下げを繰り返してきた様、またそれに振り回される金融関連会社、個人の生き方を描く本。
第一生命とムーディーズとのやり取りが真実ぽくて面白い。
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金融小説の中でも、格付け会社に焦点を充てたもの。自分でも金融商品を買うことはあるが、そのときに参考にする情報の一つが格付け会社である。公正な立場で企業を見るべき格付け会社の暴走が与えた社会への影響がドラマとなっている。
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【概要】
格付に関わる人々の視点から、80年代後半の格付のプレゼンス拡大からリーマンショックまでを描く。人物は①乾(邦銀→日系格付会社→ムーディーズ→日系格付会社)、②水野(日系準大手証券→ムーディーズ→S&P)、③沢野(第一生命)。
【著者】
銀行、証券会社、総合商社勤務を経てデビューした経済小説作家
【感想・印象に残った点】
・格下げが破たんとのトリガーとなるほど重要度が増す中、日本の生保を何も知らないムーディーズが一方的に第一生命を格下げしたように、完璧にワークしていたとは言い難い。
・勝手格付けから依頼格付けに変えると評価が良くなる、と言われたように、格付け会社はその社会的立場を活かした営業をすすめていった面がある。業績を高めようとするほど、発行体よりにならざるを得ないという構造的問題があり、投資家の利益を考えない一部の人間が高リスク商品に高格付をつけた。作中のムーディーズの駐日代表は審査前の格付のコミットといったことも行っている。
・そのクライマックスがサププライムをもとに組成された商品。CDO(Collateralized debt obligation:資産担保証券)の中には、NINJA(No-Income No-Job and Assets)ローンと言われたものもあり、リスクは投資家に転嫁するので、とにかくやったもの勝ちという姿勢が見られた。住宅ローンを借りてくれたら仕事を紹介するというローンの営業もあった。
・代替の選択肢がないため、格付に依存せざるを得ない資本市場の不自然さを感じる。新たなシステムや格付にかわるようなサービスは出てこないものなのだろうか。
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格付け会社からみた金融市場を描いた作品。
そんなに格付けを鵜呑みにする人っているんか?
レポートに記載されているとおり、アナリストの一意見にすぎないのだけどね。
個人的には好きな作品。
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何人かの主人公が登場し、それぞれの話を進行していくことによって物語が進んでいく構成の小説です。
が、ひとつひとつの物語の関連性がいまいち分かりづらいのので、ひどく話が散漫に進み、内容の理解が出来ません。
下巻はどうなるんだろう。
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面白い!山一証券の廃業とか、事実は知ってても中身は何も知らなかったが、格付機関の興亡を通して分かりやすく解説してくれる!やや難しい専門用語はあるけど、金融を全く知らない私でも読めたので大丈夫。おすすめです。
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再読。ここ30年くらいの国際金融の出来事がいっぱい。どこまで真実かわからないけど、格付会社という特殊な会社の様子が興味深い。職人だけど専門バカでは務まらない世の中とリンクした仕事。おもしろかった。
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(上下巻合わせてのレビューです。)
骨太小説。
こういう小説は、読む前に少しためらいがありますが、
いざ読んでみると面白すぎてあっという間に読んでしまいました。
この小説は、格付け会社を中心に日本の(そして世界の)マーケットの歴史をざっと振り返ることができる本。
それが小説になっているのだから、いわゆる経済系の本より数段読みやすい構成になっています。
(一部、本名をぼかしてあります。)
ちょうど、山一證券破綻のドラマを見ていたので、
色々な方向から日本経済を見るきっかけになりました。
今、ちょうど高い理想(社会を)と
こんなに面白い小説なら、もっと早くに読んでおくべきでした。
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安定の黒木亮。
投資銀行に限らず格付機関を舞台にしてと面白い。
(マネー戦争の本質は変わらないし、プレイヤーが変わっただけで舞台は一緒だからというのもありますが)