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目の覚めるような青いスーツケースに導かれる、それぞれの物語。
きれいに話がおさまってスッキリ。
各登場人物のキャラクターも確立されていて、久々に保存本棚入れたいくらいだったのですが…
1話めの、中学生のときの設定、それ、いった?…絶対必要ではなかったと思うんですよね。
そのあとの話からしても、とくに1話目だったわけだし、そこまでの設定にすることなかったんではと。
正直、いやな気持ちになってしまっただけでなく、今後もこれ系の話が続くのかと、最後までびくびくしながら読むことになり、疲れちゃいました。
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旅行行きたくなる。女子向けの内容って感じ。
いろんな女性が出てきて、それぞれに自分が当てはまるポイントあった気がする
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It includes stories related to a blue suitcase which a woman got at a flea market. You want to go traveling when you read this book.(えりりんさん)
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フリーマーケットに出された新品同様の青いスーツケース。そのスーツケースが織り成す9つの幸せの出会いの物語。
29歳の同級生4人の女性がそのフリーマーケットで一人が買ったスーツケースにより、それぞれの旅で出会う新しい人生の発見(1〜4話)。
その中の一人が旅先のパリで出会った一人の日本人女性もそのスーツケースに関わることになり、人生が変わる(5話)。
そして最初にスーツケースをフリーマーケットに出した49歳の獣医の女性と19歳のその娘、離婚して母子家庭。義理叔母の理由不明の遺品のスーツケースをフリーマーケットに出したのだが、4人の旅の後、偶然戻ってくる。そして今度は娘のドイツ留学でこの親子にスーツケースが関わってくる(6〜7話)。
8つ目は4人の内3人で行った旅でスーツケースの造られた工房と偶然出会い、その工房の女性職人の人生が一人の人生をまた変える。
最後は旅行もしない一人住まいだった義理叔母が何故このスーツケースを残すことになったかという9つ目の物語。そしてこの青いスーツケースに込められた想いというものを知って感動する。ラストシーンの空港でのニアミスにも熱いものが込み上げてくる。
ミステリーのようにワクワクしないし、企業もののようにスカッとしないが、何かふわっとした幸せな気持ちにさせてくれる小説だった。
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ある日偶然フリーマーケットで見つけた青色の皮のスーツケース。
このスーツケースが巡り巡りいろいろな国へも旅しながら、色々な人生を変えていきます。
登場人物がリレーしていく短編連作なのですが各ストーリーのつながりが心地良く絶妙。
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また読みたくなる本
心が温まります
隣の芝生は青い、というけれど
他人の悩みはたとえ友達であってもそう分からないものだな、と思った
この小説集では主人公が話ごとに変わっていき、他の話を読んでいる時に、あぁこの時この人はこんなことを思って話してたのか、と登場人物の気持ちや裏側が分かってなお面白いです
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旅をすることは、新しい価値観に出会うことだと思う。
この小説も、1つのスーツケースを軸にして、主人公たちが旅する中で様々な局面に立ち、いままでと違う視点からものごとを考えたり、気付きを得たりして、成長するというストーリーになっている。
読者も、スーツケースと主人公たちと一緒に、様々なものを見聞きして、たくさん旅をした様な気持ちになれる。
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【Bon voyage!!】
ひとつの青いスーツケースと、旅に出会いにカラフルに彩られる物語。
でも、ひとえにカラフルといっても、黒や灰色、燻んだ鈍色、明るい色ばかりじゃない。
それでもわたしは、いま、一歩を踏み出す。
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ひとつのスーツケースで巡る旅と手渡される人々の短編集。
自分も旅に出たくなります。仲良し女性四人組が出てきますが、恋愛、結婚、仕事と持つものバラバラで、互いに羨ましがってる姿もリアリティあるなと思いながら楽しめました。
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やっぱり表紙のスーツケースが、物語の主となる青いスーツケースなんだろうか。素敵だな。幸せを呼ぶスーツケースなんて…
こういう話を読むと旅行に行きたくなる。一人旅は未経験だけど、興味はある。
「花が欲しいときには花を買うし、コーヒーが飲みたいときはコーヒーを飲むのよ。大きく望みは叶わないことが多いんだから、小さな望みを叶えてあげてもいいでしょう」
というセリフがあった。当面は小さい望みから叶えよう。
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初めて読む作家の本だけど、本屋さんでタイトル惹かれて最初の部分を読んで、続きが読みたくなったので購入した1冊。
帯コピーの通り「心にふわっと風が吹く」ような連作短編集。4人の仲良し女性(1人だけ結婚していて、いずれも仕事を持っているが、フリーライターや派遣社員もいる)が中心となる連作小説で、ひとつひとつ主人公が違う9つの物語に共通するのは幸運を呼ぶと言われる「青いスーツケース」。
読後には青いスーツケースで旅に出たくなります。香港、パリ、アブダビ、ニューヨーク、1人で行くか誰と行くか、なにをするのか、自由に気の向くままに。
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うまいわうまいわうまいわーーー!
あまのじゃくな気持ちとか、彼氏に抱くちょっとした違和感とか、アラサーの将来へのぼんやりとした不安とか、見栄っ張りなとことか、友だちとすれ違ったかもしれない時のあせりとか、留学したときのもどかしさとか。
そしてもちろん、スーツケースがつなぐいくつもの物語。うまいわー。
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啓文堂文庫大賞の広告で見て。
青いスーツケースを巡る旅や人生のお話。
三十歳を目の前にした女性たちの気持ちや言葉が、
心にずきずきと突き刺さった。
そんな年頃は遠い過去となった自分でさえそうならば、
同年代の読者にはどうなんだろうとちょっとだけ心配になったぐらい、
「気持ち」が描かれていた。
もちろん、希望のある心温まる話なのだが。
旅の話自体も面白かった。
香港の豪華なホテルに泊まって、
日常をリセットする花恵の気持ちもよく分かったし、
公共交通機関を利用したり、地元の食堂を楽しむゆり香の旅も楽しそうだった。
そして、何やかにや言っても、友だちとは素敵なものだ。
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<学生選書コメント>
あなたの旅に幸多かれー。
青いスーツケースが出てくる短編集。
また旅行に行きたいと思う一冊です。
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29
めちゃくちゃよい。
一つのスーツケースが、さまざまな人たちの思いを託し託されて巡っていく。
ひとり旅なんて無理だって、行くから二、三年後や老後にって言われて、行きたいところに自分で行けるようになるって決意したところすごくよかった。
大きな望みは叶わないことが多いから、小さい望みを叶えていくって素晴らしい。
次の話の、香港で高級ホテルに泊まる話で贅沢なんて当たり前だと思う人になりたかったと丁寧に扱われたいだけって言葉すごくわかる。
あとゆり香、かっこいい女だよ君は!
2019.04.18