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人殺しの息子と呼ばれて。張江泰之先生の著書。北九州連続監禁殺人事件の加害者のご子息が人殺しの息子と呼ばれてきたこれまでの人生を語っています。犯罪加害者者家族に対する差別や蔑視は絶対にあってはならないこと。誰だって家族は選べないし、ふとしたきっかけで家族が犯罪者加害者になることもあれば犯罪被害者になることだってある。罪を憎んで人を憎まずの文化、精神を忘れてはならないと思います。
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ぱっと目をひくタイトルだ。「北九州一家監禁殺人事件」については、以前詳しく取り上げた本を読みかけたことがあったが、あまりに凄惨な内容に耐えきれず、三分の一も読めずにやめてしまった。本書によって、自分が読んだ部分よりもっとおぞましいことがまだまだ起こったのだと知り、愕然とした。
まさに悪魔の所業としか言いようのないことを行った、その犯人夫婦の長男。何を思ってどう生きてきたのか。テレビ番組の長時間インタビューに応じるまでの経緯、発言内容、放映後のこと。番組プロデューサーによってわかりやすく丁寧に書かれている。簡単に「わかった」などととても言えないが、深く心に刺さるものがあった。
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ある程度、誰もが綱渡りの人生を歩むが、彼はかなり細く不安定な綱を上手に渡って歩いて来た。
彼は賢明で、その綱が今後も不安定なのも充分理解している。これからも上手に渡りきって欲しい。
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前半のその時どう思っていたかや事件についての思いなどはとても興味深かったが、後半のある程度育ってからの生活は昔、悪くてグレていたひとの話を聞いていたらよくあるシーンが多くちょっと退屈を感じた。
悪く言えば自分でも境遇を言い訳にしている部分が見受けられたからだ。
取材規制が起こるほど残忍な事件を起こした、お父さんに関しては人間が多く生まれたらある一定数紛れ込むエラーなのだから父母の犯罪とは関係なく、この方がきちんとした権利を持って生きていける世の中にしなければならないと思います。
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涙出た。あの凶悪な殺人事件の息子もまた、まぎれもなく被害者で、その生まれのせいで更に辛い生き方を余儀なくされていた。TV放映は観ていないのだけど、堂々とした彼の言葉、健全に向かう生き方に拍手を送りたい。幸せを願わずにいられなかった。
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凶悪殺人犯に育てられた息子さんのお話なのですが、
自分もこのようなことをされたらたまったもんじゃないと深く共感出来ました。
自分がどれだけ幸せに人生を過ごしていたかがよ〜くわかる本です。
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ノンフィクションも観ました。
安易に感想や彼に言葉をかけるようなことはできません。
ただこの先に明るい光があればいいなと願うばかりです。
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映像作品は気になって録画したものの
未だに見ていないので新鮮な気持ちで
読んだ。
彼が頑張って生きていけるといいな。
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子供は親を選べない。
辛い子供時代を過ごした息子さん
その弟さんとの考えと思いは違うと思うのですが、まだ20代 これから先の人生も見せて欲しいなと思いました。
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誰もが忘れられない、奇妙で凄惨で不可解な事件。その主犯夫婦の息子の人生をインタビュー形式で紐解いていく内容。読み終えて、率直に思ったのは『よく、ここまで生きてきたね』ということ。彼の人生は並々ならぬ過酷さだ。事件のことを考えれば当然か。しかしこの逆境の中で、よく道を踏み外さず立派に生きてきたと感動した。きっと想像できないほどの葛藤や苦しみがあっただろう。それを乗り越えて今日まで生きてきた精神力、生命力、頭が上がらない。過去に囚われず、自由に生きてほしい。
一方で、実在する事件を小説や映画で取り上げることの問題を改めて感じた。遺族の心情だけでなく、これから生きていかなければならない加害者の子供たち(特に未成年)への配慮は考えられているのだろうか
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何回読んでも凄まじい環境だったな、、としか言えない。
北九州市連続殺人事件で、ほとんど洗脳のように家族や周りの人間に人殺しをさせてた男の息子。
9歳まで一緒にいたっていうんだから、、もう環境がすごいよね。しかも。大昔の話じゃないんだから。
すごい、天才的に話術に優れてて最初はみんないい人と思って近づくと食われる。
9歳に女の子が5歳の弟を殺させた。
とか。ホント、うちの子どもたちがその年齢で、、、兄弟に殺させることすらも辛いのに、、、、年齢がこの歳で、、、っていう。
もう悲惨、
そんな環境にいても尚、前向きに生きようとしてるこのかた。
ただただすごい。
この方がウけた心の傷も。体の傷となにもかも乗り越えて、この後の人生のほうが長いんだからこれから楽しめばいい。
と、そんなふうに思うことができるなんて、人間はどんなことでも立ち直っていけるんだ!って本気で思いました。
トラウマどころじゃないのよなぁ。と。
ニュースであまりにも凄惨すぎて規制までかかって報道されたらしい、、、
ホント凄まじいです。
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凄まじい環境の中で立派に仕事を持って家族を作ってすごいと思った、想像できないくらい色々なものを抱えているんだろうな
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【殺人者の息子に生まれた 25年の壮絶人生】
親ガチャ失敗。そんな言葉が一時期話題になっていた。
世間を賑わした北九州連続監禁殺人事件。その犯人が逮捕される裏で犯人の子どもたちが警察に保護されていた。
本作はフジテレビ『ザ ノンフィクション』のチーフプロデューサーである著者が、この番組の収録で兄に行ったインタビュー内容をありのままに記した1冊である。
そんな彼の人生は親ガチャ失敗なんて言葉では言い表せないほどの壮絶な内容だった。
彼は被害者達と同様に別宅で監禁、虐待されており、戸籍もなかった。
学習能力も読めるのがひらがな、カタカナだけ。
しかし世の中を知らない彼にとってはそれが当たり前だったため、何も疑問を持たず生きていた。
その後保護された彼らは学校に通うことになるのだが、学力の問題で1学年下の3年生からスタートすることになる。
幼少期に自然と学ぶであろう対人関係を経験していない彼は学校の集団に馴染めずにいた。
どこからか彼の境遇を知った同級生から心無い言葉を投げられたこともあったという。
その彼も高校生になり里親の元で暮らすようになるのだが、後に退学し里親からも飛び出してしまう。
身寄りのない彼はホームレス同然の暮らしで仕事を点々とした。
現在彼も成人になり一般企業に務め、結婚している。
インタビューに答えることになったキッカケは、被害者でもある自分に無断で事件を特集した事へのクレームだったのだが、著者とやり取りを重ねていく中で信頼関係ができ、彼が自分の言葉で語ることができたことは結果よかったものの、中には数字の為に取材をするメディアもある為、複雑な気持ちを抱いた。
親を選べなかった子どもが経験した人生と、強く生きようとする姿が描かれている。ぜひ読んでほしい一冊だ。
こんなひとにおすすめ
・社会派が好きなひと
・子を持つ親
・ルポルタージュが好きなひと
・ノンフィクションが好きなひと
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『子は親を選べない』
たびたび耳にするその言葉を今までで一番強く感じる事となった読書時間だった。
2002年の「北九州連続監禁殺人事件」
事件当時まだ9歳だった少年は成長するに連れ、事件の全貌を知る事になる。
殺人事件の内容についても記載されているが、はたから見ても凄絶極まりない内容で彼の心中を想像しただけでどんなにか辛く苦しかった事だろうと思う。
現在25歳の彼が親を反面教師と捉え、思い遣りを持った青年になってくれた事が嬉しい。
親子とは言え別々の人間だ。
彼の真摯な生き方を静かに見守ってあげたいと心から思えた作品。
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この事件は酷すぎて胸やけがします
親は選べないにしても運が悪すぎました
生きづらくて苦労する子供が悲惨