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読書メーターより。2019.5.1読了。
母と娘。この世にひとつだけの特別な関係。よく、同性の子供を自分の分身のように捉えると聞くけれど、本当にそうなのかも。娘のレベル = 母親のレベルというところか。母の呪縛。母の執着。そばにいるうちは、絶対に逃れられない。ゾッとするね。
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娘として全く共感できる部分がないことが、自分が幸せに育てられ今に至る証拠なのだと感じた。子に注ぐ愛が深すぎるあまり、もはや執着しそれが子にとっても重荷となる関係。逆に強く当たり散らして吐け口とし、それでも子は無関係と切り離せず母の顔色を伺う関係。どちらもあることなのかと思うと不憫であると同時に、私は自分の母のような母親になろうと思わされた。
しかし「泣いたら、許されると、思うな」は、本当にホラーだった。。
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いただいた本。
共感している人はどれくらいいるのだろう。こんな話は作り事だと思う人はどれくらいいるのだろう。
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人生は自分の都合のよいようにばかりはいかないものです。ちょっとしたタイミングのずれで全く違う結果になることもありますよね。
そして、やっぱり人は大きくは変わらない。人の温かさに触れたと思ったら、あぁやっぱりと何かが待ち受けている怖さをずっと抱えながら、一気に読み進めました。
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最後の数行を読んで、思わず息を呑んだ。その辺のホラー映画よりも怖かった。唯川恵さんは恋愛小説のイメージしかなかったため、今回のような話は新鮮だった。
母親に愛されすぎるが故に、縛り付けられる娘。
幼い頃から母親に憎まれ、お互いに憎悪の対象であった娘。どちらも苦しくなるほど辛く、読んでいて応えた。
千遥は報われてほしかった。一度母を見捨てたものの、介護を通して母との関係をやり直した。功太郎との婚約を破棄してでも母に付き添った。だけど全てが空回っていて、全てが無駄になった。本当に可哀想だと思った。
「ありが…」の言葉も本当にありがとうなのだろうか。
幼い頃に肉親に虐待を受けた子供は、どんなことがあっても親のことを嫌いになれないと聞くが、千遥はその良い例だと思った。
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状況は違えど、いわゆる共依存のような関係にある二組の母娘。
それぞれ、娘がその関係から脱しようともがく様子には共感しつつ、母の目線で描かれるところが全くなく、結果的に「毒親と可哀想な子ども」みたいな構図に見えてしまうのが残念というか。
千遥と亜沙子が、誰かのためではなく自分のために生きようとする日は来るんだろうか。
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うっわ… って感じ
怖いもの見たさで最後まで読んでみたけど
たぶんかなりの女性が少しは感じるであろうこの後味の悪さ
でも最後まで憎みきれないこの感じ