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一種の不倫小説。村上作品の中ではあまり評価されてないみたい。評論家筋には。でも僕はかなり好きだ。切ない恋愛小説だよ。ちょっぴりホラーチック。
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意外にも初ハルキはこれだった気が。たぶん高1のとき。読みやすかった。ほとんど忘れてしまったので久々に読み返してみようか。
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「現実を現実としてつなぎとめておくために、それを相対化するべつのもうひとつの現実を‐隣接する現実を‐必要としている。」理由を告げられずに、また理由がハッキリしてないのに、断定されて、それを押し付けられるのは嫌やと思った。だから島本さんにイライラした。
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タイトルがすき。何年も前に読んで、内容もおぼろげにしか思い出せないのに、このタイトルだけははっきり覚えてる位、タイトルがいいと思う。
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村上作品の男の主人公はモテる人が多くてうらやましい。島本さんも由紀子さんもいい女だ!
ちょっとノルウェイが頭をよぎった。
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初めて読んだ村上春樹の作品。
再会は決して美しいものではなく、主人公の心に一生消えない影を残していく。大学の授業をさぼって読みふけっていましたw
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不思議な話だけど、私はこの本を読みながらいつも「はじめくん」になってしまう。島本さんでも妻でもなく。
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「それが私なのよ。私は、そうするつもりもないのに、最後にはいつも何もかもをだいなしにしてしまうのよ。」
・・・
村上春樹の小説は全部読んだ。
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エロい。エロ過ぎる。春樹の作品とは思えない。同じ村上でも村上龍のほうがこーいうのは書きそう。
男のエゴイズム。「現実には不満はないけど…」初恋の人って忘れられないものなんだろうか??
男ってどーいう存在なんだって思える作品。
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「自分たちがどちらも不完全な存在であり、その不完全さを埋めるために僕らの前に、新しい後天的な何かが訪れようとしていたことを感じあっていた」とか「その人間が存在するだけで誰かを傷つけてしまう」など、心にずしんとくる言葉がたくさん。そして切ない。
人間が自分にないものを求めるのって、こういう不完全さを埋め合わせて、少しでも完成された人になりたいからなのかもね。
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たったひとつの恋、出会いで人の人生って変わってしまうもの。幸せになる人のかげでは堕ちていく人もいるってこと。
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魂の恋人、なんて言ってしまうと陳腐すぎて笑えてしまいますが、だってそう思えるんだから仕方がないじゃない。
島本さんとハジメ君。
「ひとりっこじゃなかった自分」
を想像できない、という具合に
やはり、「あの時引越しをしても遊びに行っていたら」とか「交差点、喫茶店で声をかけていたら」なんてことは結局想像できなくてありえないことなのでしょう。
救われない心は救われないままかもしれないけれど、最後に少し希望のようなものが提示されていることに安堵し、それでいいのだと思えます。
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落ちじゃなくて行程を楽しんだほうがいいんじゃないかって気がする小説。ラストの夜明けの描写、「それが紙に滲む青いインクのように〜」の下りが凄く美しいと思った。面白いけどもうちょっと年とってから読みたいかも?
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どうもこういう主人公は好きになれん…。えらく私情が入ってる感は否めませんが。何かね、伝えたいことは何となくわかるんだけど理解するのを頭が拒んでる感じ。「で?」って言いたくなる感じ。勝手な見解だけど万人受けはしないんじゃないかなぁ。とりあえず奥さん心が広いね、と。
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僕と島本さんは、小学生の頃に出会った。
仕事は上手くいってる。妻も子供も愛している。でもどうしても、『島本さん』が足りない――。
あの時、どうして僕は島本さんと離れていってしまったんだろう。
村上春樹の小説は、高校生の頃によく読んでいました。
村上春樹の小説には、良い意味であれ悪い意味であれ、『熱』が無いと思う。あるとしても、それが直接伝わってこない。分厚い、防音坊熱のガラスケースの向こうに、整然と並べられた物語が綺麗に陳列されている感じ。それを美しいと感じるか物足りないと感じるか。
『僕』の感じる孤独感はとても共感できるんですが、「欲望に忠実な様」を「理性的に」書いているため、どうも『僕』がどんな人間であるかが、小説に実際描かれている様子以外では想像できない。必死なのかそうでないのかの判断がつかない。
多くを望まないからこそ、今現在が満たされている。満たされているからこそ、『欠けているもの』が気になって仕方が無い。
そんな話である、と思いました。感情移入はあまりできない。