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紙の本
「落語文学全集」はこの本のみ
2022/11/18 08:19
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投稿者:アーチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ハムレット」を落語にしたらどうなるかという発想で創作されたと思しい。
巻末の解説で、架空の明治時代の文芸評論家が、初めて上演された頃の「ハムレット」舞台劇の受容のされ方を解説しており、シェイクスピアの原作の筋書きについても紹介されているので、本作の内容とどう異なるかがわかった。また、明治時代にハムレットが舞台上演された際は、仇討ものなれど、歌舞伎のように直截的に仇討とならないところが、当時の観客を戸惑わせたとあって、著者はそのあたりも勘案した上で、落語の観客に馴染むように原作のクライマックスにあたる部分を面白おかしく改変している。話の中に登場する劇も、著者の得意分野である歌舞伎に仕立て直すなど、舞台はデンマークなのだが、日本人に馴染む話となっていた。
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