投稿元:
レビューを見る
図書館の本 読了
内容(「BOOK」データベースより)
15歳のときに、淡い想いを抱いていた人に傷つけられて、アナベルは心を閉ざした。それ以来、誰にも愛されず、誰も愛せず、たった一人で生きてきた彼女のもとに、暗い目をした精悍な男性ラッシュが現れる。孤児院で育ち、里親の家で虐待され、不遇の人生を歩んできたという彼は、自分の素性を知りたくて、記憶の片隅に残っていたオルゴールを手に訪ねてきたのだ。確かにそのオルゴールは昔、アナベルの屋敷にあったものだ。その意味することを考えもせず、アナベルは彼に惹かれる。この恋心が大きな悲劇に繋がるとは夢にも思わずに。
これ、ロマンス小説じゃなかったら結構はらはらものだったんだろうなぁ。
ストーリーの構成としてハッピーエンドだからラッシュとは兄弟じゃないと予想がついていたから、大丈夫だって、って思いながら読んで行けたのはもったいないのかどうなのか。
この骨董屋さんから始まる物語がまだある気がする。
最後、育てて貰ったであろう人に嘘がつけるラッシュはすてきだと本気で思えるシーンでした。
Magnolia dawn by Erica Spindler