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とても100年以上も前の作品とは思えない、さすが名作。暗い部分も多いが、主人公の成長と積極性に救われる。思わず、次の巻を手に取ってしまう。
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この小説の登場人物は、脇役を含めて百名近くある。そして、その一人一人が実に個性的でおもしろい。 デイヴィッドが成長し成功していくことができたのは、そういう脇役たちと関わり合った結果なのでしょう。心温まる物語です。
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大学3年の時
ディケンズ研究すると決めて
とにかく読みまくってたときの一冊
これめちゃくちゃ長い
でも夢中になれるしほんと楽しい
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モームが推す、世界十大小説の一つ。
・1~2巻
デイヴィッド・コパフィールドの生誕から学校生活、就職直後まで。
正と悪の人物描写がはっきりしていて個性的な人物が生き生きと物語を作っている。
ヒューマンというか、情緒あふれる雰囲気が出ている。
・3巻
婚約したとたん、伯母がやってきて貧乏になるまで。
・4巻~5巻
作家になり富と名声を勝得ていくが、なにか満たされないものを感じる。
友人や妻の喪失と充足を繰り返しながら成長していき”当時の”幸せを
最後にはつかんだ。
起伏に富んだ主人公の人生は当時の社会の映し鏡となっており、社会の様子を
主人公を通して読者に語りかけ、読者が望む展開を主人公を通して実現していく。
そのためか、主人公はあまりくせがない性格というか理想的な役回りを演じていると感じた。
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たまたま夫の書棚で第一巻を見つけて面白かったので、
続きを買いに書店にいったら、全5巻もあってびっくりしましたが、ようやく読破しました
デイヴィッド・コパフィールドの生涯を描いていますが、ディケンズ(1812-1870)自身も全著作の中で、最も気に入ってるらしく、自伝的要素の多い作品だそうです
それにしてもイギリスというところは、小公女やハリー・ポッターでもそうですが、
不遇な幼少時代の描写ときたら容赦ないですね
コパフィールドはユーモアと努力で苦難を乗り越え、
友情や愛に助けられて人生を切り開いていくのですが、
登場人物の善人も悪人も賢者も愚か者も、みな個性的で魅力的
19世紀に書かれたことを忘れそうになるくらい、親近感を抱いて、物語に感情移入してしまいます
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突如名作を読み始めたり。
と言っても、ディケンズは「オリバー・ツイスト」は知ってても、こんなタイトルの本のことはまったく知りもしませんでしたよ。無知っ子!
まだあと3巻ありますが、もうまさにイギリス文学!て感じ。
うっかり忘れますけど、やっぱり階級社会の国ですよねえ。落ちぶれたっぽくてもちゃーんと使用人はいるんだもの。
「次郎物語」とかもそうですけど、成長物は、子供時代は楽しいんだけど、大人になっていくにしたがって面白味がなくなっていくという難点がありますが、まだ2巻ですけど、何となーくそういうニオイがしてきたようなまだ大丈夫なような…
なんと言っても、2巻のラストは酔っぱらって四方八方に向かって恥かきまくったところで終わっていますので、まだまだやんちゃはしでかしてくれそうです(笑)。
ツッコミどころ満載です。7歳か8歳くらいでバーに行ってビール頼んでみたり、ウェイターとご飯を食べる競争とか言いくるめられて大半食べられてしまったり。
あとは、イギリス風のユーモアという物がワタクシまったく解せませんので、そういう場面にクスリと笑みを漏らすことができず、どういうジョークなのか考え込んでしまったりなんだか判りませんが恥ずかしくなったりして、1人居たたまれなくなってしまいます。(どうせ1人で読んでるだけなんだけど)
昔の本ってそういう傾向が顕著にないですか?翻訳のせいかなー。
上流階級な人が出てくるのでそれなりに丁寧な言葉遣いなんですが、そうかと思ったら「がさつな人たち」とかを悪気なく言ってたり。
悪気ないって言うか、どっちか言うと褒めてるような感じだっだかなー。でもがさつって言われたらイヤですよねえ?そういう訳でいいの??
大雑把なあらすじとしては、1巻は、軽薄な母親がいると子が苦労する、という話で、2巻は、私の読み通りにおばさんはいい人だった、と言うところでしょうか。(短すぎ!)
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ゼミで読んだ本。
1巻は主人公の悲劇的な場面が長くて正直飽きました。
翻訳ものだと、どうしてもぎこちない日本語に見えてしまいます。
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デイヴィッド・コパフィールドの、自伝風の話。岩波文庫版、全5冊
生まれるちょっと前から、壮年期まで。救いようのない悪党も出てくるけれど、善良な人間はもっとたくさん出てくる。
基本的に、デイヴィッドは純粋で善良。結構悲惨な目に遭ってるんだけど、悪に染まったりはしない。一つのことにとことん打ち込めることもそうだけど、ペゴティー一家やミコーバー一家、伯母さん、ウィックフィールド一家と、その都度善良で素晴らしい人々に出会う才能というか、運があるというのが、彼の一番の財産だと思う。
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私にとってのディケンズ3作目。ディケンズの自伝的小説だという。幼いころのみじめで悲しい思い出を描写しながらも、悲壮さよりも客観的にコミカルに描き子供の心移りを軽やかに描ききった手腕に脱帽。心苦しい思い出の中にも、愛すべき人々がいて、その人たちとの関わりの中に環境以上の価値を生み出し生きているコパフィールド少年が何とも愛おしい。かなりの長編だが、読み進めることに苦痛が無く、続きが気になってしょうがない。
11/10/27
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決して俗に言うファンタジーでも、ヒーロー列伝でもありませんが、純朴な心で奢らず、周りに感謝しながら成長する姿こそ、真のヒーローなのかもしれません。読んでいると、「デイヴィー~、お前はいい奴だよぉ~」と共感したくなりますよ。
子供の視点であったり、危機に直面した人間の心など、これぞ!という描写がふんだんに盛り込まれております。
読み終えて、また読みたいと思える本です。
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久々読み返しました。小学生の時読んだものは素晴らしい挿絵があり、デイヴィッドも、ハムも、ユライアもその挿絵のまま、でも新鮮な話としてよみがえりました。ああ、楽しい!不幸もあれば調子者のときもあるデイヴィッド。長いお付き合いになりそうです。
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たまに読みたくなる作品。長さを感じないし、何度読んでも新な発見があり名作。
特に好きなのはデ゛イビットの子供の頃。
デイビット以外にも魅力的な登場人物がいっぱい!悲しいシーンもあるけど、最後はハッピーエンドというのも好きなところ。
これを読むと人生って浮き沈みがあるなぁと思う。どんなにツライことがあっても、前向きに頑張ろう!と思える作品。
一番印象深いのが、無敵と思えていた伯母さんに夫がいて、さらに夫には弱いというところ。ストーリーの筋には関係ないけど、伯母さんの人物描写が深くなったエピソード。ディケンズってやっぱりすごいなと思った。
あえて残念なところをあげると、アグネスへの気持ちが友情から恋に変わる過程が雑に描かれているところ。他のディケンズ作品もそうだけど、恋愛描写は下手だと思う。
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■『デイビッド・コパフィールド』(1~5) チャールズ・ディケンズ著 岩波文庫
【後編 メシヤ再降臨準備時代】
英国の文豪、チャールズ・ディケンズの自伝的小説。個人的には特別敬愛している作家です。作品はどれも大衆小説に分類されます。芥川賞じゃなくて、直木賞のジャンルです。これは岩波文庫でも1巻400ページの5巻からなる小説なので、最後まで読むのは結構根気がいりますが、文章の巧さとプロットの上手さで最後まで読ませます。善悪二極化の構図はアメリカ的ですけど、ルーツから言えばこちらが元であって、ピューリタン的なんでしょうね。
ディケンズの味は人物描写ですが、原理の理解という面から言えば、時代背景の理解というところでしょうか。産業革命の影響で、近代化が天を衝くように進み、しかしその反面富が偏り、光の届かない社会の闇がより深くなっていった時代でもあります。
デビッド・コッパーフィールドというのは主人公の名前。デイビッドが生まれるところから話は始まります。ストーリーは細かく特に人間関係が複雑なのでここであんまり語るのも疲れちゃうんですが、家庭の不幸が続くんですね。孤児のようになりながら、ボロ雑巾のようにおばさんの元にたどり着くところはジーンとします。とにかく人が入り乱れます。しかしそんな中でも人物描写はあったかい。社会の隅で忘れ去られたような人たちを、綺羅星のように生き生きと描く。この手腕はディケンズのギフトですね。ディケンズの作品には社会風刺がふんだんに含まれていますから、当時の背景を知るにも有用です。人物の描き方なんかは、同国出身のC.S.ルイスなんかと通じるものがあると思うんですが、ルイスはディケンズの作品をほとんど読まなかったそうですね。挿絵が嫌いだったそうです。『ナルニア国物語』もどっこいだと思いますが。ナルニアの著者がルイスですね。
話がそれましたけど、そんなデイビッドが社会に独り立ちし、愛する人を得、結婚をします。しかし体の弱かった妻は数年の結婚生活の末に他界してしまいます。愛する人を失った衝撃で、放浪をしボロボロになっても涙の枯れないデイビッドでしたが、最後には本当の愛をつかみ、その物語は終幕を迎えます。
原理講義の直接的な資料にはなりにくいですね。こういう風に見ていると。でもこういうものの積み重ねが、深い歴史理解になります。ちなみにBBCだったかで映像化されました。99年ぐらいだったと思いますが。主人公のデイビッドは、ハリーポッターのダニエル・ラドクリフです。まだハリーをやる前でクリクリで可愛いです。ベッツィーおばさんはマグゴナガル先生がやってます。3時間ぐらいの内容に詰め込んでいるので、人物の掘り下げはちょっと甘いですが、原作が好きなら、全然楽しめます。一応薦めておきます。
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読みやすい文体。後半になると主人公がキツい環境に巻き込まれて、今後どうなるんだろう。早速二巻を読んでみたくなった。
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モームによって「世界十大小説」の一つに選ばれた,デイヴィッド・コパーフィールドの第1巻.以前から,どうもディケンズは話をあまり練らずに行き当たりばったりで書いているような気がしていたが,この第1巻も前半は今一つのめりこめず,なかなか読み進まなかった.しかし中盤の大事件を境に話が転がりはじめ,後はイッキである.