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バファリンの半分は優しさでできているけど、おいらの半分はコンプレックスとくだらんプライドと逆説的偏見(どれもマクロにゃ同じ)でできているので、そういうプアーな自分に対する慰めをそれなりの言語化に導いてくれた本。自分のめざす学びについて再考した。現実との乖離がけっこうつらい。
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学ぶ心を心に宿し続ける。
学ぶ姿勢は自らの心に宿っている学ぶ心を現実のものとするための知的な営み。
日本が近代国家としての草創期の教育の中には学ぶ心を自発的に育てるという教育思想はなかった。国家の命じる教科を学ぶなければならなかった。
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私がたまたまブックオフで手にした本です。文学部に所属する私の様に、「実学」と見なされない学問を志し、懸命に学びを続ける人々の思いをエピソードを交え紹介している本です。たとえ実際に即戦力として使えない学問でも、学ぶ事で人生を変える事ができる話をふんだんに盛り込んでいます。そういった意味で、私はこの本を愛読していました。学問を志している、志す人には必見の図書です。
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学びたい気持ちが、無性に湧き上がるときがある。
就職・転職や資格取得のためではなく、己の人生を深めるために…。
本書は、自分の社会的な利益や価値を高めるための「虚学」ではなく、生き方そのものを探求する「実学」によって自己変革を遂げた4人の具体例を通じ、本当の“学び”とは何かを問いかけた好著である。
人生に新たな展望を開くうえで、進むべき道を示す格好の道標となろう。
人間のバイタリティとは無限大ですね。
読んでいてそう思いました。
実学と虚学とはどんな違いがあるのか、詳しく分かりませんでしたが本書を読んでみて納得いきました。
虚学が蔓延しているという事も頷けます。
様々な過去や経歴を持った4人の人物を追いながら話は進められていく内容の本です。
損得勘定や利害を抜きにして本当に学びたいと思えることはこれからさきどれくらいあるのか分かりませんが、そう言った純粋な学ぶ心と言うものを養っていきたいと思います。
人間はいくつになっても日々学んでいくべきだと強く思います。
具体的な部分では無いのだけれど本書を通して読んでみて、
自分の学ぶ姿勢や環境を見直してみようと言う気持ちになれました。
メメントモリの精神は人間にとって切っては切り離せない大切な思想なのだろうとも思いました。