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アマゾンという企業はとにかく「顧客第一」
顧客のためなら手段を選ばない、そんな企業。
例えば、それはビジネスモデルに出てて、
・楽天=仮想商店街のため、企業が顧客
・アマゾン=1つの大きな倉庫であり、消費者が顧客
こんな形で顧客対象がそもそも異なる。
あらゆる業界を淘汰しているアマゾンだが、
一方で、弱点についても3点触れている。
①地域密着
②高額商品
③格安商品
そんなアマゾンを支えるのは、「キャッシュフロー経営」
質の高いサービスは外部委託し、
見合わなければ自前化する。
この「見切りの早さ」が急成長の根幹にある精神なのかもしれない。
今後の動向にも注目していきたい。
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【要約】
もはやアマゾン=便利なネットショッピングではない、
ということをあらゆる角度から証明してくれています。
アマゾンはどのようにして成長してきたのか、
なぜここまで拡大できたのか、
この先どうなっていくのか、を
有名企業との比較、経営視点、物流など業界目線で
わかりやすく解説されています。
【感想】
恐るべきアマゾン、読み終われば皆そう思ってしまうほど、アマゾンという企業の怖さを感じます。
想像を全て実現してしまう原動力は、徹底した顧客主義。
その経営哲学もシンプルかつパワフル。
興味と恐怖を両立できるこわおもしろい一冊です。
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【概要】
元マイクロソフト社長の成毛眞氏が、拡大するアマゾン社の戦略や事業内容について分かりやすくまとめた本。
【構成】
①品揃えが大量で安いを実現する仕組みとは
②キャッシュがあるから失敗できる
③アマゾンで一番利益をあげているAWS
④アマゾンのプライム会員とは何なのか
⑤アマゾンからM&Aを知る
⑥巨大な倉庫と配送力で物流を制す
⑦プラットフォームの主になるには
⑧アマゾンを底ざさえするのがテクノロジー
⑨アマゾンという組織
【心に残ったこと】
・ラストワンマイルを制するものは物流を制する(ラストワンマイルのコストが最も大きい)
・資金繰りを商品の売買で管理し、自動通知で融資提案
・プラットフォームビジネスが生む優位性
・CCCをマイナスにして投資に充てる
・最強のスケールメリット
【感想】
・超積極的な設備投資と先見性。これは真似できひんなぁ
・この戦略の要素をどうやって中小企業に活かそうかな。無理やな
・関連多角化の最高峰やな
・将来に向かって突き進みまくるってのはめっちゃ最強の武器なんやろう
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GAFAの本を読んでから、その中でGoogleは別物として、1番すごいのamazonでは??と思い、読んでみた。
クラウド、物流、金融を押さえ、AIなどの先端技術も網羅するamazon。はっきり言って就職したい笑 これから先、amazonに勝てる企業って出てくるのだろうか。それくらい、未来を描き、そのために具体的に動いている事がよくわかる。amazonに飲み込まれるか、amazon内部で共闘していくか、2つに1つしかないような、そんな世界が身近に来ているように思う。
AWSをCIAが使ってるなんて知らなかった。サーバーに対して年間一番予算をかけている弊社は今すぐ移行した方がいい。
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GAFAという言葉が新語・流行語の候補に選ばれるなど、これらの企業が注目された年でした。特にアマゾンはスマートスピーカーやアマゾンゴーなど、いろいろな分野で名前を聞きました。著者が言う通り、この1社だけ知ればいいというのはきっと大げさではなく、今後も注目されます。
アマゾンの戦略を紹介しつつ、ローマ帝国や江戸幕府との類似性を語ったあたりは著者独特の観点だと思いました。私たちも過去の歴史を学びつつ、世界最先端の経営とは何かを考えていく必要があります。
▼「アマゾンエフェクト」
・地球規模での経済秩序の破壊および再編
・個別の企業の消滅、産業そのものの消滅、またはまったく新しい産業の勃興
▼アマゾンが象徴するのは、「未来への投資を他人まかせにすることが、自社を大きな存亡の危機に立たせること。」
▼アマゾンの基本姿勢
本業をする上で生まれた技術やサービスで横展開できそうなものがあったら、それを育てる。あるいは、近接する領域の事業があったら、それに乗り出す。
ただアマゾンが特異なのは、そのために多額の投資をし、それぞれを、その業界でトップに立つほどの大事業にしている点だ。
▼GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)は、新興のテクノロジー会社というくくりだけでなく、4社に共通するのは、「プラットフォーマ―」と呼ばれる企業である。
プラットフォーマ―の本来の定義:「第3社がビジネスを行うための基盤(プラットフォーム)を提供する企業のこと
強いプラットフォーマーは、高い市場シェアを握ることによって、業界のルールを自らが決めることができる。
▼ペゾスにとって、コミュニケーションを必要とする組織は、きちんと機能していないという証拠でしかないというのだ。
<目次>
prologue アマゾンがなかったら生活できないかも
01 「品揃えが大量で、安い」を実現する仕組みとは
02 キャッシュがあるから失敗できる
03 アマゾンで一番利益をあげているAWS
04 アマゾンの「プライム会員」とは何なのか
05 アマゾンからM&Aを知る
06 巨大な倉庫と配送力で物流を制す
07 プラットフォームの主になるには
08 アマゾンを底ざさえするのがテクノロジー
09 アマゾンという組織
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副題には「世界最先端の戦略が分かる!!」とあります。
そのぐらいamazonを学ぶことは、最先端のビジネス
を学ぶことに通じます。
著者もamazonのビジネスモデルは数年後には、必ず
ビジネスパーソンが学ばねばならないスタンダードな
ビジネス学の一つになる、と言い切っています。
もはや「モデル」と言うより我々生活には欠かせない
「生態系」となっているアマゾン。日本の同様の業種
である楽天との比較もあって、学ぶべきところが
非常に多い一冊です。
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アマゾンの強さとして感じたポイント
・キャッシュコンバージョンサイクルがマイナス28.5日
・潤沢なキャッシュを元手に赤字覚悟で事業進出し、競合をM&Aで取り入れる
・自社の事業のために開発した技術はプラットフォーム化が前提
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・AWS(Amazon Web Service)とは、企業向けのクラウドサービスである。もともとは、Amazonがネット通販のために構築したサーバーシステムの空きを使って始めた副産物的なものである。しかし、現在では大手企業や米政府も利用している世界最大のクラウドサービスとなっている。また、本来のネット通販以上の儲けを得ている。
・マーケットプレイスとは、Amazon以外の外部事業者が出品できるサービスである。楽天市場のようなものだが、違うのは画面上ではAmazonと同じフォーマットで買えるということである。マーケットプレイスは、Amazon直販の品数の30倍以上で、約3億5千品目である。また、楽天とは違い、支払いはAmazonが管理しており、利便性が良い。Amazonとしては、消費者の購買情報がすべて分かることになる。
・FBA(Fulfillment By Amazon)とは、マーケットプレイス出店業者にインフラを与えるものである。商品の保管、注文処理、出荷、決済、配送、返品対応まですべてをAmazonがまとめて代行してくれる。出店業者として、店舗やECサイトも不要で、Amazonの倉庫に商品を預けるだけで済む。また、FBAを利用すると、自分のページにプライムマークを表示することができる。プライムマークとは、無料で当日・翌日に届くことを示すマークで、プライムマークがあると、やはり商品購入されやすい。このような仕組みによって、Amazonは「地球でもっとも豊富な品揃え」を実現している。
・一方で販売履歴が筒抜けになることで、売れ筋商品を自動で判断し、直販で取り扱いを始める。こうやって、どこよりも低価格で商品を提供できる。中小企業は採算度外視の価格設定にせざるを得ないが、利益を確保するためにAmazonから撤退したいと思っても、売り上げは落ち込む。
・アマゾンローンチパッドというスタートアップ向け支援サービスで、スタートアップ企業を取り込む。
・顧客の購買パターン、検索履歴、ショッピングカートの中身、返品履歴、特定の品物にカーソルがどれほど長く留まったかなどから、顧客が欲しいものを予測、購入をクリックする前に品物を配送してしまう。これによってあらゆるものがすぐ手に入るというシステムが構築される。
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Amazonは安くて便利で何でもそろう。ヘビーユーザーではないが私もよく利用するが、怖い気もする。皆が後戻りできない恐怖!
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CCCがマイナスにはびっくり。アマゾンについては、『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』(2014年, 日経BP社)が企業からのサクセスストーリーとして記憶にあるが、この本は成功した後のアマゾンの凄みがよくわかる。こうした現状を前に強いて、10年後のアマゾンの姿はどうなっているのだろうか、誰もが手の届かない極みに達するのだろうか、或いはアマゾンを駆逐する新たなディラプターが出現するのかなど、色々考えさせられる。
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アマゾン本。
とてもよくまとまっているし、平易に書かれてるので読みやすい。
アマゾンのこれまで、今、これからがよく理解できる。
さなわち、世の中のこれまで、今、これからとも言えるのではないか。
生活必需となるアマゾン。大漁で安い仕組み。膨大なキャッシュ。AWS。プライム会員。M&A。倉庫と配送力。プラットフォーマー。テクノロジー。組織。
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日本マイクロソフト元社長の成毛さんだけあって、amazonを経営視点から丸裸にしようとする意欲作。
AWSが大企業だけでなく政府も頼るインフラになっている以上、もはやamazonなしに社会が持続しえない状況に至っている。「amazonで買い物しない!」と決めている人も含めてamazonなしには生活が成り立たないのだ。そしてその影響力は今なお増し続けいるが、その流れを作った仕組みに切り込んでいる。
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アマゾン。小売で働く者として確実に、ヤラレテル感のある会社。もうネット通販の会社じゃなかった。なめてました。遅すぎる反省。
内容はわかりやすく、企業アマゾンの入門編。
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私はネット通販でお世話になっていますし、それ以外にも様々なところで関わりがあると思います。そのAmazonという会社を分析されています。どのようなサービスを作り出されているのか。その戦略の目的、動機というものは何なのか。サービスを利用している割には、分かりにくいこの会社をこの一冊で詳しく知ることができると思います。
Amazonが世界企業であることから、世界地図での戦略を俯瞰することができ、そこから日本に対する戦略を知ることができます。これからこの企業が、どのように進んで行くのか。それが日本ではどうなのか。私たちにどう関わってくるのか。そして、そこから私たちの数年後の未来が見えてきます。それほどに影響力の大きい会社であることが納得できました。
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181201. マイクロソフトさんがAmazonを書いたということで購入。
思ったより面白かった。Amazonのヤバさと凄さが数字と文書で分かりやすく解説されている。
自分の知っているAmazonもまだまだ一角程度であり、著者の未来予想通りだとすると恐ろしいようなワクワクするような。
うちはまだネットを開通させていないが、ネットがあればプライム会員は必至かもしれない。