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スノーデンの思想が知りたくて読んだ本。
「私はエンジニア、政治的な動きには関わらない」「プライバシーを侵害させない世界を科学技術の力を借りて作る」というところにエンジニアとしての思いを見た。今現在、政府を監視するジャーナリズムを守ることに最も関心を向けているようだ。
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講演会での話をまとめたもの。複数の専門家の相互の関連も面白い。自分たちを守るために、自分たちがまず学ばなくてはいけないのだなあと。当たり前だけれど、なかなかできない。
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スノーデンのインタビューと国際的なセキュリティ問題を考えるセミナーの内容をまとめた新書です。メディアの権力監視の力が本当に弱まっている昨今、世界中の国々は本当にやりたい放題できる時代になりました。プライバシーはあってないようなものになり、そこに情報操作も浸食してきているので、まぁやばいですよね。
諜報組織がGAFAのバグを見つけても、すぐに連絡せずに諜報活動に使い続けた挙句、敵国もそれをみつけてブーメランのように監視されてるとか、まぁそうだよねってことが多数あって面白いです
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大量監視社会はコロナ禍の今、切実な問題と化しているように感じる。中国のように人々の行動を監視し、感染拡大を防止することが良いという捉えられ方だ。
だがこの本に出てくる方だけでなく、コロナ収束の名目で政府が一度監視という強力な権力を持ってしまえば、収束後もその力を手放すことはないだろうと警鐘を鳴らしている専門家が多くいた。
また、先日監視カメラを追跡したことによって犯罪の容疑者を早く確保することができたとの報道を受け、やはり監視は必要だというネットでの書き込みも見られた。
このように監視は致し方ないことという風潮が強まっているが、もう一度監視について考え直す必要があると、この本を読んで感じた。
また、人格を発達させる権利として、プライバシー、表現の自由、情報の自由が挙げられていたのが印象に残った。
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スノーデンさんの告発の内容に似た近い話は、少しずついろいろな人達がいろいろなところで発言はしていたことが多かったはずですが、まとめて公になったことは画期的なこと。
日本の首相まで監視されているとか、公人でも個人でも、権威ある人たちのことでも、監視しようと思えば監視されてしまい、プライバシーや人権や尊厳なんか関係がなく、知ろうと思えば知られてしまう日本人。
スノーデンさんが告発をしてくれたから多くの人たちも知ることができた。
刊行にあたって エドワード・スノーデンからのメッセージ
第一章 米国国家安全保障局による大量監視の実態と日本
エドワード・スノーデン 国谷裕子
第二章 9・11以降の監視強化の動きとACLUの戦い
スティーブン・シャピロ
第三章 日本の監視の現状
出口かおり
第四章 大量監視とプライバシー保護のための仕組み
ジョセフ・ケナタッチ
第五章 デジタル時代の監視とプライバシー
ジョセフ・ケナタッチ スティーブン・シャピロ 井桁大介 出口かおり
あとがき 浮かび上がった情報格差の深い溝
国谷裕子
付録1 スティーブン氏のメッセージ原文
付録2 ジョセフ・ケナタッチ氏の監視システムに対する保護措置に関するスライド資料