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【収録作品】 外園聖蘭 30歳 契約社員 死因・?/仙波虎 78歳 無職 死因・転落死 遠山賢斗 11歳 小学生 死因・溺死/土田裕太 19歳 浪人生 死因・焼死
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気分転換に集中してのめり込める本を読みたくて読み始めました。読み始めると先が気になって目が走って夢中で読んでしまいました。
閻魔堂沙羅ちゃんシリーズの第三弾。
私も主人公と同じだけのヒントをもらえているのに、全然推理が導き出せず、毎回オチに驚きます。そして、なるほどーと納得します。
あと、今回も沙羅ちゃんの言葉が自分にも刺さります。一度きりの人生、大事にしないとなという気持ちにさせられます。
人の気持ちに歩み寄らないといけない、それが当然だ。と、そういう風に考えていたのですが、その思いは大切だけど、歩み寄らない人もいる。確かにその通りだと思いました。あるべき姿は歩み寄ることが正解かもしない。でも、それで自分が傷だらけになるなら確かに意味がないことなのかもしれません。この歳になってもまだまだ考えさせられることが多いですね。
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短編が3つ。
一話目は、ブサイクな女性が全てを顔のせいにして何もかも諦めている話。ストーリーとしては重めだが、主人公が前向きになっていく様子は気持ちよかった。言い訳ばかりすることに対して、考えさせられた。
二話目は、小学生がメインの主役になる話。こんな素直で優秀な人間になりたかったと思ってしまった。
三話目は、恵まれない生活をしていた浪人生の話。
環境には恵まれなかったが、ひねくれることなく育っていることが良かった。
「いろいろチャレンジしてみてください。たとえ、失敗しても、その経験によって自分の思わぬ一面に気づけたり、引き出しが増えたりする。
成功率が1パーセントしかないなら、百回やればいい。」
沙羅の話は、難しい言葉を多用しているせいもあるだろうが、登場人物の人生を綺麗にまとめて、良かった部分を上手く見つけているため、読んでいて気持ちがいい。
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亡くなって閻魔大王の娘沙羅に会い、自分が殺された理由を推理する。殺された側、殺した側それぞれに理由がある。身勝手な理由に見えても犯人側にすれば切実なことも。顔の美醜で損得が決まるのも確かだけどまずは自分が自分を大切にしないと。罪の無い子供にまで親の事情や罪を背負わせて、それで妻を救っても妻は嬉しいのか?生まれながらの犯罪者てこんな感じ?各章の主人公に最後に沙羅がかける言葉が深い。
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閻魔堂沙羅の推理奇譚第三弾。 今回のテーマはワイダニット! 何をしても容姿で損をする天性のブス、余命一年のおじいさんとその孫、天涯孤独で死のうと思ってる浪人生、殺される覚えも由縁もなさそうな方々、何故殺された?
良かった良かった特に表題作。 犯人確定済の純ワイダニット。 こういう終わり方の作品も偶には必要だよね、私も昔は自分を特別な存在と思いたかったものよ。
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閻魔堂沙羅シリーズ第三弾。今回はホワイダニットに特化した短編集になっていて相変わらず沙羅のキャラと台詞回しが魅力的だったし、「10分で自分が死んだ真相を解く。」という構成が面白かった。