紙の本
「深い学び」について分かりやすく解説してくれます!
2019/06/12 12:32
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、文部科学省が次期学習指導要領で主張している「主体的で対話的、そして深い学び」という学び方の中で、「深い学び」ということが今一つ分からないという方が結構多いという現状を受けて編まれた一冊です。したがって、同書では「深い学び」とはどういう学びであるかということについて丁寧に解説してくれます。内容も、「今期改訂の理念を構造的に理解する」、「深い学びを知識中心に捉え、分析する」、「子供が深い学びに向かっていく姿を具体の授業から考察」、「そのような学びを実現し得る授業のデザインの仕方を考える」、「授業づくりを支える<チーム>を形作る」といった非常に興味深いものから構成されています。
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元教科調査官の田村学氏が新学習指導要領のめざす「深い学び」について詳しく述べている。まず、「深い学び」とは子どもたちが獲得した知識を駆動させることであることをおさえ、具体的実践例を紹介している。そして、「深い学び」を実現させるための授業デザインを示し、最後に教師(授業力)の育成について述べている。
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「深い学び」という全体を貫くキーワードを軸に、教育現場と行政の立場から、その必要性を平易な文で書いてある。具体例も多く掲載されており、その内容をイメージしやすい。
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2020(R2)2.27
これから学校の授業がどう変わるのか。
それによって子どもはどう変わるのか。
教師はどう変わるのか。
今、学校は何をすべきか。
これを読むとスッキリする。
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深い学びについて、詳しく書かれており理解が深まった。具体的な事例もあり、どのような子供の姿が深い学びになっているのかがよくわかる本だった。
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深い学びを知識の「つながり」の観点からわかりやすく整理している。また、資質・能力の三つの柱とも関連づけている。
具体例も多く紹介されており、理論と実践を一冊の本で体験できる。
「知識が駆動する」というキーワードがダイナミックで好きです。
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学習指導要領改訂に携わっていた、田村学自身による「深い学び」とはどういうものか、「深い学び」をどのように実現するのかについて書かれている。このような本は日常の授業とは直接結びつきづらい内容が多いが、本書は思考ツールなど授業に取り入れやすい要素が紹介されているため、実習前の指導案作成などにも役立つだろう。(K.K)
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学習指導要領の深い学びがどのようにするべきなのか考えられる本だった。
(2021/01/13 12:36:46)
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深い学びとはなにか、生きた知識とはなにか、思考力とは何か、、
情報と情報が結びつき、構造化され、概念となっていく。
指導要領の言葉が図式化されイメージしやすい。
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國學院大學人間開発学部教授。
※國學院大學図書館
https://opac.kokugakuin.ac.jp/webopac/BB01671711
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田村先生の講演を2回受けたことがあります。その時は、とても分かりやすくて目から鱗の内容でした。今回は期待して読みましたが、正直すっきりしませんでした。センスのよいイラストや分かりやすいサイドラインに助けられながらも、前半はちょっとくだけた指導要領を読んでいるような気持ちになり、自分の勉強不足を感じました。具体例が10ケース示されていますがそれも、自分の「見取る力」のなさを痛感することに終始しました。同じ教育に関する著書でも、2週間前に読んだ出口先生は「民」で、田村先生は「官」だと感じました。
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深い学びとはバラバラの知識がつながり駆動する姿だという表現が心に残った。
深い学びの実例からも案外深い学びというのは意図せずとも身の回りに転がっているのかもしれないと感じた。
しかし、そこに深い学びが起きることを見取は力、意図的に深い学びが起きるようにする授業デザイン力などまだまだ足りない部分が多いと感じられた。
著者がいうように見取る力とつなげる力をこれからも目の前の子どもたちと共につけて行きたいなと感じた。
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深い学びについて具体的イメージを持つことができた。「深い学び」とは、身についた知識や技能を存分に発揮しすることで、知識や技能が相互に関連づけられたり組み合わされたりして、構造化したり身体化したりしていくこと。「つながる」が大切なキーワードになると感じた。
また深い学びを達成するために、対話することも有効な手段の一つである。自分自身、友だち、教師など、多様な他者との対話を通して、新しい気づきや発見がある。そこで「つながり」を見出すことができる。本書にも著者との対話を通して、知識同士のつながりを実感する場面が複数例紹介されていた。このように、つながりに気づかせるために、どのように問うか?を考えることも必要である。
深い学びを達成するための手立てとして、どの教科の授業でも使える「つながり」を意識した掲示物(振り返りの書き方や考え方の紹介など)があると、常に意識できるかも…