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ダーウィンの呪縛というか、わかっていても生物の進化をシームレスなものと考えてしまう。
人類は未だ新しい(品種ではない)種の誕生を目撃していない(発見はある)し、進化論の仕組みを解明してはいない。突然変異と自然淘汰では説明出来ない、いや何万年のオーダーでは説明できるのか?ということを数々の事例からわかりやすく説明してくれる良書。
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科学者としての真摯な姿勢により,現在そうだといわれている事実に対する疑う姿勢が純粋に研ぎ澄まされていき,最終的には科学的事実とは,その時代の社会思想に少なからず影響を及ぼされるものであり,時代とともに常に変化していくものなのだと喝破する.少なくとも普遍的な科学などないならば,常に疑う姿勢が重要なのはよく理解できる.
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NDC481
「【自然科学/生物学】ネコは人間をどう思っているのか、チョウはなぜ美しいのか、雪の中で生きる虫がいるのはなぜか。動物や虫たちには世界はどう見えているのか。私たちが生きる世界の不思議を、動物行動学者がユーモアを交えてわかりやすく綴る。」
第1章 ぼくの動物誌(昼のチョウの存在について;ネコの時間 ほか)
第2章 動物はなぜ“動物”になったか(フェロモンの神話;ギフチョウ―23度の秘密 ほか)
第3章 動物をめぐるノート(動物の自意識;エコロジーにまつわること ほか)
第4章 生きものの世界への疑問(種―この不思議なもの;多型とプログラム ほか)
著者等紹介
日高敏隆[ヒダカトシタカ]
1930年東京都生まれ。東京大学理学部卒業、理学博士。動物行動学者。東京農工大学教授、京都大学教授、滋賀県立大学初代学長、総合地球環境学研究所初代所長を歴任。2000年に南方熊楠賞受賞、08年に瑞宝重光章受章。09年11月逝去。著書多数
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日高さんの著書は全て読んでいる自負がある。それでいってこの本は大傑作だ。
図書館の貸し出しで読んだか一生読み続けたい。