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怒涛のラストでしたけど、安定の神永文書で快適読了
神永さんの半オカルトものはやはり最高ですね
人の心に優しくタッチしてくる内容になんだかグッと来るんですよねぇ
圧倒的正義でもなく、圧倒的悪でもない
いつでもそこにありえる葛藤を非常にEasyに体験させてもらいました。
ほんと、巷の感想の通り、なんとも深い悪魔の話でした。
でも、ちょっと最後のレクター博士的終わりは・・・
一番の悪魔は大黒さんですかね
大変楽しく、一気読みさせていただきました
ごちそうさま
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内容紹介
憎悪と不条理に満ちた現代に再び宿る悪魔―彼のことを悪魔と呼ぶなら、あなたの中にも悪魔はいる。
押し寄せる眩暈と慟哭のマジック―神永ミステリーを今こそ体験せよ!
空中に吊り下げられ、首に悪魔の象徴である逆さ五芒星が刻印された女の死体が発見される。秘密裏に警察が追うシリアルキラーの新たな獲物だ。凄惨で残忍なのに息をのむほど美しい殺人現場を残す犯行はまさに「悪魔」の仕業。警察への挑戦に等しい凶悪事件に、警視庁は少数精鋭の特殊犯罪捜査室を新設する。抜擢されたのは、臨床心理士で犯罪心理学のエキスパート・天海と捜査一課で検挙率トップを記録し「予言者」という異名を持つ阿久津。複雑で錯綜した事件は、罪と罰の本質をも問う衝撃的展開を見せる。そして訪れるミステリーの枠を越えるほどの深い感動。神永学が作家業15年の集大成として放つ圧倒的超絶ミステリー。
内容(「BOOK」データベースより)
空中に吊り下げられ、悪魔の象徴である逆さ五芒星が刻印された女の死体が発見される。秘密裏に警察が追うシリアルキラーの新たな獲物だ。警視庁は特殊犯罪捜査室を新設し、捜査一課のエース・阿久津と犯罪心理のエキスパート・志津香を抜擢する。二人を待ち受ける前代未聞の凶悪事件の真相とは?
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偶然がすぎるとか、そんなんありか!とか、美形すぎるとか、この要素はなくてもよかった、など突っ込みつつ読ませるのが神永作品という気もする。読んでて面白いのは間違いない。装丁も良い。
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ミステリ……まあ、ミステリではある、のかな。本格ではないけど。というか、神永作品だな、という感覚。多分、そういうことなんだろうなあと思いながら読んだけど、面白かった、本格ミステリではないけども(しつこい)。最後の展開はちょっとなんていうか…どこかのドラマとか映画で見た。やっぱりさー、ミステリに女は不要なんじゃないのー?って改めて思いました。これ、天海が男だったら☆5でもいいよ、個人的には。別に恋愛絡めなくていいから。ブロマンス万歳。
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死体を魅せる表現をする殺人だからこそ、全体の作品が丁寧に感じられました。
それはそれでいいんだけど、最後ああならなければ連作だった…おしい、と思う。
特殊能力好きの神永先生らしい内容で好きです。
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2018.10.10 読了
んー、神永さんにしては、ちょっと、あれって感じでした。
と、いうのも、結構などんでん返しはあるけど
なんか腑に落ちないというか、
え、嘘でしょ!?まぢで!?感がなくて
へぇーやっぱりー?みたいな感じでした
ここからガッツリネタバレ感想。
天海が阿久津に惚れた感じが全くわからなかったてす
二人の恋愛は、仄めかすくらいで良かったと思う。
寝たらダメよ
しかも、殺した動機もわかるけどわからない。
伏線とか、いろんな人目線の思いとかあったのに、わざとだろうけど
阿久津の目線がない分、感情が乗らない
犯人晴人で、阿久津×天海でシリーズ化した方が面白かったんじゃ、、、
二人がくっついた時点で、あーあー
そして、その後は、もう感情論がついていけない。
流石に、天海が阿久津を打っちゃったシーンはじんわりきたけどー
期待してた分、やるせないーよー
今、海外ドラマのクリミナルマインドを見てるから、余計にチープ感が否めないのかも
でも、神永さんの文章は好きなんだよな。
だからまた、次回に期待する!
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ネタバレ。
閲覧注意!
それでも書きますよ(笑)。
タイトルと登場人物の名前で大筋わかっちゃう。
昔、ウンナンがやってた『世界一短い推理ドラマ』が彷彿される。 コイツだよ、コイツ!ってヤツ(笑)(笑)!
内藤了的なシリーズ化必至!
でも嫌いじゃない予定調和です。
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面白い。最後まで面白い。けど、あぁ、そうなるよね、という気持ちも。
それぞれの登場人物も個性的で魅力的。
完全無欠、ってあるいみ脆いのよね、と思いつつ、完璧となるための最後のピースが「それ」であるところに賛否分かれるかも、と。
なんにせよ、最後まで一気に読める面白い本、としてオススメ。
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連続猟奇殺人事件の謎を追うミステリ。スリリングな読み心地で、一気読みさせられました。先の気になる展開と、新たな展開が小出し小出しに語られるもので、止めどころが見つかりません(苦笑)。
予言者とも称される有能な捜査官・阿久津の存在がとにかく秀逸。彼の抱えているものが何なのかが気になって仕方ありません。そして天海の抱えた問題もまた気になって。彼らの有能でありながらも危なっかしい雰囲気から目が離せません。ラストの展開には絶句。
さらに警察内部のあれやこれや……こういう問題はありがちだけれど。本当にこんな風に腐敗しているだなんて思いたくはないなあ。いったい誰が「悪魔」なんだか。
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久しぶりに神永氏の作品を読んだ。大変面白かった。氏の作品を長らく読んでいなかったが、この作品は、氏の作品の中では私は一番と思う。最後までの大どんでん返し。そしてその落ちまでよくできた作品だ。氏の作品で、女性のヒーローは過去にあっただろうか?もちろん悪魔は別だが!
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久々にシリーズもの以外の神永作品。シリーズものは安定感はあるものの、マンネリ化のきらいがある。そういう意味では新鮮な作品だった。
「予言者」とあだ名される検挙率No.1の阿久津と、「黒蛇」と畏れられる大黒、そしてアメリカで犯罪心理学を学んだ天海。少数精鋭の特殊犯罪捜査室の面々が「悪魔」と呼ばれるシリアルキラーを追う。
過去に何かがあり、心に傷を抱えていそうな阿久津と天海。そして、出番は少ないながら見るからに食えない大黒。それぞれいいキャラが揃っている。
設定とか動機とかラストシーンとか、どこかで聞いたような感じは否めないけれど、相変わらずのスピード感でぐいぐい話を引っぱっての、ラストのどんでん返し。純粋に面白かった。
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タイトルや冒頭のシーンから「沙粧妙子 最後の事件簿」とか犯罪心理学という分野に憧れて育った世代を直撃しちゃうなーとか思って期待して読んだけど、そのまんまな感じで目新しいところもなく…うーん…という感じの作品だったかなー。
読みやすいことは読みやすいんだけど…。「読みやすい」ことと「読ませる」ことって違うんだなーと改めて認識できました。
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予想外な展開。犯罪心理を駆使した捜査で犯人を追い詰めるのかと思ったら意外な方向に進む。犯罪心理分析官の志津香と検挙率ナンバーワンの阿久津がパートナーを組み、悪魔と呼ばれる犯人を追う。ただ本当の悪魔は犯人だけでなく、組織の腐敗さも悪魔を生み出す。最後切なささえ感じた。
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面白かったです。サイコっぽいないようなのだけれど何故かあまりグロテスクさを感じさせない気がします。終わり方も良かった。
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作者らしい展開なのかなぁとは思う。阿久津なる男の不思議さはけっこう早い段階で想定ができるが、後半の展開はちょっとおいてけぼりというか、この分量の中に収めるのは難しかったのかもしれない。
だが、そもそも彼の作品はそういう感じのものが多かったような気もする。スピーディーというか展開が早いというか。
その分人物描写は弱いのかも知れない。警察関係者も犯人も。そこは好き好きかな。本格ミステリーによくある冗長さはほとんどないで。