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1巻から11巻まで、ずっと読んでいるが、安定の読ませぶり。付添い稼業に絡んで様々な事件が起こる。それを腕と度胸と人とのつながりで解決していく。本人をめぐる事件も起こる。なんていうか、ちょっと出来のいいテレビ時代劇って感じかな。字も大きくてすらすら読める。こういう小説も貴重だと思う。
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おりきも音羽に帰り、元の生活に戻った。
道場主が骨折し、一年あまり六平太は、師範代をしてきたが、潮干狩りで、ゴロツキと騒ぎを起こしたことがきっかけで、口入れ屋が文句を言ってきた。
佐和が、口入れ屋の苦情も、もっともだと言い、またしても付き添い屋に。
中条流の女医師の付き添い、天才的な将棋棋士の付き添い、など再び呑気な暮らしが戻る。
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金子成人「女医者」、付添い屋六平太シリーズ№11、2018.9発行。第4部の始まりは、春雷、女医者、鬼の棋譜、一両損の4話。おりきは音羽に帰り、六平太とは以前のような関係に復帰。博江は今回は登場なし。六平太の息子穏蔵は甚五郎の元で働くことに。菊次と八重のぎくしゃく関係は、八重が謝ってとりあえずは落着。おりきなのか博江なのかは、まだ釈然としません。