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伝えなきゃいけない想いと、
どうしても聞きたい言葉がある。
心に閉じ込めた思い出を
もう一度輝かせるために、
不思議な喫茶店で過去に戻る4人の物語――。
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不思議な力を持った時田ファミリーの営む、不思議な席のある喫茶店が舞台。これまでよりもさらに、ユカリさんの力が時間を超えて影響力を及ぼしている印象が強い。成り行きに任せるのではなく、操作できてしまうところに、いささかの違和感を抱かなくもない。それでうまくいっているので、物語的にはそうでなければならないのだろうが。たとえ過去に戻れたとしても、事実を変えることはできないが、心の持ちようはずいぶんと変わってくるものだと、改めて感じる。その時その時を後悔のないように暮らすのがいちばんなのだろうが、人間、なかなかそういうわけにはいかない。そんな風に抱え込んでしまった屈託が、過去に戻ることで晴らされ、あしたにつながることもあるのである。希望が持てるようになるシリーズである。
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シリーズ3作目。
人物を思い出しながら読んだのと、
元々このシリーズは人の名前が分かりにくいので、
出だしはなかなか入りづらかった。
よくよく読むとあまり文書上手ではない様な気が…
舞台は函館に移ったものの、
基本的な話の流れは変わらず安定感がある。
最初のお話が良かったかな。上手く繋がっていて。
最後のお話は別に菜々子ちゃん死ななくても良かったんじゃないかな…と思ってしまう。
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有村架純ちゃん主演の映画の印象が強く残っていたために、
読み始めは人物の相関関係を小説版に引き戻せず
少々混乱してしまいました。
今回の物語の舞台は函館のとある喫茶店。
美しい街に溶け込むような物語は相変わらず胸を打ちます。
この先何か決断に悩むことがあったら、私も
『明日もし世界が終わるとしたら・・・』とクイズのように考えてみようと思います。
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まさか場所が変わるとは。人が成長していて、物語の展開が面白い。ただ、あれこの人はだれだっけ?というのがあり、シリーズ3冊を連続で読むといいのかもしれない。人が亡くなった時に、周りでは後悔する人がいる。過去に戻れても変えられないこの物語では、「残された人が幸せでいることが、その人の生きた意味になるということ」が何度も出てくる。私たちは過去に戻れないけど、このことは生きる勇気を与えてくれると思った。誰かに生かされている、幸せになることを望まれていると思って、周りを思いやって生きていければと思う。
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もし、明日、世界が終わるとしたら?
人間の死亡率は100%。
誰もが知ってることなのに、
なぜか“明日も、そのつぎも自動的に来る”
と思ってしまう。
今日が最後ならどんな行動を選択するか?
そう考えたら、好きなひとに好きって言いたくなった。
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人は幸せになるために、生まれてくる。
人は亡くなっても、残された者のココロに生き続ける。
亡くなった者のためにも、必ず幸せになるような人生を全うしたい。
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舞台を函館に移しての3作目は間違いなく今迄で最高の一冊でした。著者の描く人間ドラマは巻を重ねる毎にどんどん良くなっていますから私は今後とも無条件で続巻を読み続けようと固く決意しましたね。四話全てに「死」が影を落としていて勢い暗く悲しく切なくて遣り切れないお話ですが、本書の肝は死が全ての終りではなく故人は残された人の心の中で永遠に生き続けるという真理ですね。ああ、きっと当事者や全ての方が反対されるでしょうけれど、叶うならば私は彼らをサザエさんの世界や日付が変わらない世界に連れて行ってあげたいと思うのですね。
2030年最新の時田ファミリーと共に新たな仲間が私達ファンに紹介されました。流の母ユカリと数の夫・新谷刻の二人は旅行中。数の娘・幸は7歳で読書が大好き、今のマイブームは「もし、明日、世界が終わるとしたら? 100の質問」ですね。「喫茶ドナドナ」の定席の幽霊は別の時代の老紳士、アルバイトのお笑い志望・玲司と常連客の沙紀と菜々子。皆さん全員が本当に愛すべき方々ですね。今回は函館の観光名所の紹介もあって旅情の魅力が加わりましたね。私は、東北・東海・関西・四国・中国・九州にもお店があれば良いなと切実に望みますね。
考えるとタイム・トラベルを扱う本書には相当に無茶なパラドックスがありますね。移動した先には居場所が違うだけで、ドッペルゲンガーのもう一人の自分が存在する訳で、第一話では何と赤ん坊の自分との対面をしていますが、まあそこは気にせずにサラリと流しましょう。それから私は古くから多くの不幸な人々を助けて来た時田家の功績を讃えたいと真剣に思いますね。最後に若くして死を迎える運命は本当に理不尽で残酷だなとつくづく感じますね。第四話の幕切れは本当に切ないですが、玲司君には辛いけど涙を堪えて笑いの道を邁進して欲しいですね。
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シナリオだと思えば読める。
やっぱりちょっと読みづらいです。
くどいのかな?
内容はいいと思います。
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「夢に向かって頑張る人には自分が1番大事にしているものを贈ってあげるといいんだって。夢に向かって頑張る人は、必ず頑張れない時がくるから。つらくて、苦しくて、夢と現実を天秤にかけて選択する時がくるから。その時にね、1番大事な物をもらった人は、もう少しだけ頑張れるんだって。結局1人じゃないって気がつくんだ」
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舞台を函館に移し、幾分でもマンネリ回避ってことかもしれない。コーヒーを注ぐ役も、七歳だけど聡明で洞察力ありそうな幸ちゃんが務める。過去に未来に面々が旅立つたび、自分なら誰に会いに行く?限られた時間をどう過ごす?そもそも現実を変えられないのに時をかける?と自問自答する。う~ん、やっぱりあの席でコーヒー飲みたい。そしておそらく未来の誰かに・・・店がなくなってたらどうなるんだ?今作は(前作までをしっかりと覚えていないけれど)会いに行った相手がいずれも気の毒な最期で辛い。せめて最終話は幸せな未来を与えてあげて欲しかった。
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第4話のバイトの玲司の話が良かったな。
身近に居るとそれが当たり前になり、居なくなってから始めてその大切さに気付くんですよね。エモくて良い。次回作がその内出ることであろう。
印象に残った文章は、「私は思う。人の死自体が、人の不幸の原因になってはいけない。なぜなら、死なない人はいないからだ。死が人の不幸の原因であるならば、人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。そんなことは決してない。人は必ず幸せになるために生まれてきているのだから...」
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シリーズ3作目です。
やっぱり温かい…。今回も心に響くものがたくさんありました。
いつか自分も別れを後悔することがあるのだろうか…。そうならないように、人との縁を大切にして生きていきたいと思いました。
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コーヒーが冷めないうちに の続編
もう一度、会いたい人に
会いに行ける喫茶店で
たくさんの人の繋がりによって
心救われ 関わった人の心にも
救いを考えさせられる
今回は
死と再生
そこから得る選択肢
って言葉が浮かんだ
100の質問 という本とともに
物語は流れていくのだけど
出逢った人によって 変わっていく様々な選択肢があった
多分、自分が自分であるために
答えは揺るがないと思うし
それが しっかりしている とか
間違いないことのように感じているけれども
そこから出逢ったもので
変わっていくものがある
大事な人の 選択肢を
よい方向で導いていける自分でいたいなあ
という気持ちになった
そういう心の強い 選択肢を持つ人に
出逢える本でした
いつか もう一度会いたい と思う人が浮かぶかなあ
会いに来てくれる人が できるかなあ
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最初、ん⁉︎函館…で、わかんなくなって。
読み進められず…戸惑って。
でも、あっという間でした。
停電‼︎なるほどぉ。
風花みたいなっ。
きっかけ一つ
心のざわつき
不幸の原因…。
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フニクリフニクラのような店が他にもあったなんて❗️
舞台は函館。店の名前はドナドナ。フニクリフニクラは地下の店だという事もあって暗そうな印象がありましたがドナドナは風景描写が美しい、函館に行ってみたくなりました。
前2作は特に感動したりもなかったけど今作は涙…自分の環境が変わったせいもあるだろうけど泣けました。
最後のユカリさんの言葉が いい。