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個人的なことだが、昨日の出来事が脳裏によみがえる。作品を世に出したいことが重要なひとや、筋が追えない作品を読めない、そんなことがここには書いてあって笑えて仕方なかった(笑)
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小さな村で起こる事件。村の人たちの表と裏の顔。みんななにかを隠しているような、嘘をついているような。そして探偵のピュント。上巻では謎が深まる展開でどうなっていくのか楽しみだった。下巻に入り展開が変わりまずそれに驚いた。上巻とは違う面白さもあり、でも謎解きの面白さはそのままに。作家の性、描くことが、苦悩が苛立ちがある。どんどん見えてくる作家の人となりと真相。小説と現実。結末へと向かう流れ、たくさんの仕掛け、驚き。小説を読むことの喜びがこの作品にはある。
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かなり前のめりに下巻に突入したのに、強烈な肩透かし。全く違うストーリーがスタートしました。しかし、そんなことどうでもよくなるほどの充実感に包まれてます。こんなミステリーは初めて。一粒で2度美味しい、いや三度以上です。今日からアンソニーホロビッツの作品をあさりまくる自分の姿が見えます。でもアラン、あんなに素晴らしいストーリー作れてるのに、と思わざるを得ません。
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フーダニットとしてすごく良く構成された小説。
二重構造になってるところは2つ分の小説を一冊で読めてお得でもある。
でもなんかキャラがイマイチ。
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下巻早々「犯人が!」と期待して読み始めたら、肩透かしをくらっちゃいました。
作中の「カササギ殺人事件」にどっぷり嵌まっていたようで、作中作だったことをすっかり忘れてました(笑)
下巻は「カササギ殺人事件」の作者の死から始まり、無くなった結末部分を探すことで、アランの死の真相に迫っていく形で物語は進んでいきます。
よく考えられている作品だと思います。
ただ、一個人としては本編に登場する人物が好きになれない上に、犯人の予想もついちゃっていたので(^_^;)
どちらかというと作中作である「カササギ殺人事件」の方が面白く感じてしまいました。
下巻より上巻の方が面白かったという、ちょっと不思議な読後です。
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下巻は、「カササギ殺人事件下 アンソニー・ホロヴィッツ 」
で始まる。アティカスはどこへ行ったの?
へぇーそういうことね、スーザンの調査ぶりが素人っぽい中にも執拗さがあって面白い。そして二つの事件の犯人は……はい、思いもよらない人でした。
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話の構成が上巻、下巻と全く別の作品
となって読者は混乱と驚きの渦に巻き込まれる。
とにかく上巻では突如犯人の名を叫び
唐突に幕は降りる。
何がどうなったのか知りたくて下巻を
読み出すと予想もしない展開が繰り広げ
られ、まるで劇中劇の様な展開に。
犯人は誰なのか?
これは推理小説では1番大事な事だが
そこを超えて繰り広げられる物語の構成
は見事としか言いようがない。
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下巻の1ページ目を読み始めて、
あぁ、そういうことだったのかと。
そこからは結末まであっという間であった。
何ともネタバレ無しでは説明しにくい作品。
ただミステリーという概念をひっくり返す傑作であろう。
こういうのが読みたかったんだよ。
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面白かった。作中作の謎解きの方がよかったな。(小説のなかでの)現実の事件はなんだかな~な感じ。しかし、こんな異常者にあれ程の作品が書けるのかね。才能ってわからないものですな。
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「カササギ殺人事件」はあくまで作中作。
それを忘れる程に上巻のあの雰囲気に没頭していた者程、下巻を開いた途端にスーザンと同じ憤りを感じる羽目になる。
消えたミステリの結末、転落死した作家、間に合わなかった遺書の書き換え、作中作のモデル達、伏せられていた過去の関係、そして隠された暗号。
時代を現代に移し、新しい謎を振りまきながら下巻は全く別の展開を見せ初める。
古典ミステリの良さを存分に出しながら、下巻の展開と明かされた秘密はある意味とても現代的。
アラン・コンウェイの破天荒な性格が判明しても尚「カササギ殺人事件」は面白いし、それだけでシリーズ物として成立するだろうに、これを一冊限りのトリックとして作中作に丸ごと使ってしまう甘美な贅沢さ。
まさしくミステリファンへのプレゼントだった。
訳で読んでいる以上アナグラムはどうしようもない。けれど暗号に関しては訳者さんに心から拍手。
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ちょっと細切れで読んでしまったので、改めて上巻から通しで再読。これはもう1回、メモでも取りながらじっくり読んだ方がいいかもね。
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読みはじめると、上巻の物語が作中作であることにまず驚愕する。そこからその物語の編集者視点になり話が進んでいく。そして2つの物語は絶妙に絡み合い、最後に私たち読者は真実にたどり着く。読了した後は上質なミステリーを堪能できた高揚感に浸れるはず。
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期待しすぎたのか、私の中ではそれほど上位には入らなかった。
下巻に入り、少し疲れてしまいました。
私としては、1つずつ楽しみたかったなぁ。
ミステリーなのに、私なら迷わず仕事よりギリシャを選ぶな、という感想が真っ先に思い浮かびました(笑)
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「なんの下調べもせず、批評やコメント、感想を見ずに読んだ方がいい」まさにこの通りの作品だった。
下巻を読み始めた時点で唖然としたのも事実。上巻を読んだ人達は皆、つい上巻を見直してしまったと思う。それほどまでに、精密に作り上げられていた。
ネタバレになるのでこれ以上は書けないけど、ぜひ「なんの下調べもせず」読み切って欲しい。
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タイトルの小説が描かれた上巻、その未完のミステリーの結末を探そうと女性編集者が奔走するのが下巻というひねりの効いた構成。
下巻を手に取るまで、上巻が作中作だということをすっかり失念していた。
犯人は誰だろうと考えながら、古き時代のゆったりとした謎解き小説を堪能できる上巻から、がらりと雰囲気が変わる。作者の術中にみごとにはまり、編集者と同化してとにかくカササギ~の結末が知りたくてたまらなかった。
かつてクリスティなど古典的な推理小説を読み漁った私にとっては、とくに作中作がわくわくして、逆に下巻での謎が解き明かされていく部分では、夢から覚めたような寂しさを感じたほど。
読み終えてから数ヶ月経ってしまい、さかのぼってレビューを書いているのだが、印象に残っているのは上巻だというのも、なんだかね。