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お金という価値観をどう持つか、非常に考えさせられた。
この本読んだあとに、インド映画(パッドマン)を見たら似たようなことを考えさせられた。
これは今自分に与えられていることだ(お金という価値にとらわれるな)というメッセージなのかもしれない。啓示か?
作者の強さに励まされた。すごいですよ、この方。自分の経験を確実に糧にしていっている。ただじゃ転ばないとはこのこと。読んでてもとても好感が持てた。ここまではっきりとした価値観を持つには、まだ自分は経験不足だな...。
お金は生きていく上で大事だけど、一部分でしかない。そのバランスってのが難しいのよね。
またしばらく経ったら読み返してみたい。
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ヤマザキマリさん、テルマエロマエの作者さんくらいにしか知らなかったけど、本書を読んで、あの作品を描くまでに様々な苦労があったんだなぁともう一度違う視点から漫画を読みたくなりました。
音楽家の母に育てられ、貧しいながらも何か買うときに本当に必要なのか考えさせられ、いきなり高価なものを買う母を反面教師にしつつ。でもイタリアへの絵の留学は行かせてもらい、そこでもまたすったんもんだがあったわけですが、全ての事柄が後で生きてくるんです。
まるで、漫画の伏線のように。
私は同じ職場でずっと働いていますが、死ぬまでこのままは嫌だと最近感じています。そんなことはきっとないとは思うのですが、人生経験が乏しく、学びがないのです。そこには安心がありますが、日本の悪いところでそれで幸せなのか? ということです。働く=お金もらう、それが人生なのに、まるで死んだように働く人がいます。
グローバルなヤマザキマリさん視点で、今の私達を俯瞰してみると、あれ? なんか違うんじゃないかとふと思いました。お金があるから幸せではなく、本当に幸せなの人それぞれってことに気づかせてくれます。
ぶっ倒れるまで働いたり、ひどい契約を結んだりしてましたがヤマザキさんはようやく、描きたいものをいい環境で描けるようになったんですね。それは幸せなことだと思います。
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著者のヤマザキマリさんを濱田マリさんと勘違いして購入してしまった一冊です
女優でタレントでナレーターなどもこなす濱田さんとタイトルがミスマッチで気になってつい手を出してしまいました 汗
読み始めてやっとあぁ・・・と勘違いに気づきました 笑
以前から漫画家の原稿料は思っているほど高くないとは聞いていましたが、漫画に関してはスロースターターだった著者が溢れる思いで執筆したものが映画にもなり世界中に翻訳され出版されているのに、、、
またお金というものだけでなく溢れる思いに突き動かされて書いた作品に、家族との不協和音やらご自身の体調やらに影響が出るなど、著者の想いとは別な方向に物事が進んでしまうなど
働くとは何なのか、お金とは、考えさせられる一冊でした
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「テルマエロマエ」の作者として知られるヤマザキ氏の
仕事論です。
「働くことはどういうことか」「人生とは」という答え
がありそうで無い問題に対して、持論を語ります。
サイバラ氏に通じる強烈な個性は気持ちがいいし、
ある部分では共感して、ある部分では「それは無理」と
感じながら読むだけでも自分の中で何かが変わりそうな
予感がする一冊です。
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20181229 生き方の参考にするにはいろいろ条件をチェックした方が良い。凹まないというよりは常に今を頑張っているので凹みようが無い生き方。楽しめる目的とそのための才能を磨く事。結局は出会いなのかも。
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読了。仕事のことで悩んでいたので、気分が楽になった。仕事をサボれと書いてるわけでないが、死にたいほど辛いなら止めていいようだ。昔、職場の先輩に言われたことを思い出す。「どんなに客が怒っていても、大丈夫。命まではとられない。」
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自分を貫く事で勝負してきたから何かに依存しなくても生きれると察した訳だ。まずは貫く事なんだなと。気持ちに、余裕をと。立ち止まって考えよと。
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ヤマザキさんのエッセイは、漫画を含めてほぼ読んでいます。ヤマザキさんの人生は一つなので、重複するところはたくさんあります。ちょっと新鮮味がなくなったので星三つ。(初めて「望遠ニッポン見聞録」を読んだ時の衝撃からだんだん冷めてくる)
今回は仕事とお金について、ばかりではなく、お金にまつわる話を初めて告白した、というところが新しいかもしれません。ヤマザキさんの、漫画よりも奇なりの人生そのものが語られるのは、ほかの本と同じ。どこかにキラリと光ることばや、共感できる場所がきっとあるはず。わかりやすい文章で書かれているので、若い人が読むには良いと思います。まだまだブラック企業が大手を振っている日本ですから、手遅れにならないうちに・・・。
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軽い読み物だと思って手にしていた。読んでみると超ヘビー級の一冊。
著者が歩んできた人生を丁寧に振り返った本。最初の章では、母親を語っている。この母にして、この子供ありというエピソードだということが、のちの自らの体験を語るところで判明する。本人は苦しかった経験をたくさんしているが、苦労とは感じていない精神的な強さを持っている。生き抜く力に満ち溢れた人の伝記を読んでいることに気が付く。人と同じことで安心することなく、自分であり続けることは、自由なのだけど、孤立し孤独感、寂しさを感じてしまうもの。それでも、自分を肯定して自分らしく振舞ってみたらいい。今の仕事でも自分らしさを全開にして取り組めば、おのずと道が開けてくる。自分らしさを出し、全力で目の前の仕事に取組み、違うと感じたら、別の道に行ってみればいい。体を壊してまで、続ける必用は無い。
そんなときに、人生のパートナーがいてくれたら心強い。著者の例ではあまり助けにはならなかったようだが。
著者が描きたかった漫画が「プリニウス」とのこと。ぜひ読んでみたいと思った。
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お金に苦労するが、お金にとらわれずやりたいことをやり続けるために俯瞰する、経験する、期待も、絶望もしないということをいろんな場所、いろんな人と会って知ったという著者の経験は否定できない。もともと漫画をやるつもりはなかったが、自分にやれることやるべきこととして捉えると実は性に合っていたということがままあり、行動が大事という。
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良し。良しです。
毎度同じ渡伊の話から詩人の方の話もあるのでそこは飛ばして、今どのように感じているかなどを少しいただく。
生きてりゃいいじゃん、離れてみたっていいじゃん、など。
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仕事をするときに、言われたことしかやらないのはもったいない。余計なことをしたばっかりに、失敗したり責任を取らされるのが嫌だと思うからだけど、どうせやるのなら、やりたいようにやってみればいい。
そのほうが、うまくいってもいかなくても、自分の経験値が上がるから。
この考え方、いいなぁ。
どこへ行っても食べていける人になりたい。
その思いで、自分の世界を狭めず、どんなことにも挑戦していく筆者の姿に、勇気をもらった。
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チリ紙交換一日して500円。一日働いて500円。でも500円あればおにぎり食べて生きていける。その最低ラインを体に叩き込んでいたからこそ、イタリアの辛い生活も乗り越えていけたヤマザキマリさん。今の日本人には彼女のような生き方を知ることが必要。
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<目次>
序章やりたいことで生きていくー母・量子の場合
第1章働くこと、自立することージョゼッぺとの日々
第2章持てる力をすべて使ってーテルマエ前夜
第3章風呂か、それとも戦争かー先人達が教えてくれたこと
第4章私の働き方改革ートラブルから学んだこと
第5章仕事とお金に縛られない生き方
あとがき
P204当たり前えお思っていた価値観の外に出ること
著者自身が半生を語ることにより、その考え方を記す本。
とくにお金に関して。
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ヤマザキマリさんの本、一度読んでみたかったのです。
深い。とても深い方なのだと思いました。
実は著者のマンガは読んだことがないのですが、
おそらく、
全力で描いているだろうと想像がつきます。
翻って私の仕事への姿勢を反省したり、
参考にしたいと思えることがあったり。
忙しかった日々の後に読んだのですが、
頑張ろうっていう気になりました。
「どん底を経験すると経験値が上がる」
というのは、共感します。
「本気で投げれば、本気で返ってくる」
最後にとても印象的な言葉でした。
『プリニウス』を読んでみたくなりました。