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【作家発! まったく新しいタイプの小説アンソロジー】女性作家九人がSNS上で話し合い選んだテーマは「捨てる」。ミステリー、ファンタジー、恋愛など色々な味わいを楽しめる短編集。
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こわいアンソロジーだった・・・怖くないのもあったけど、怖い方のインパクトがすごかった。
嫁姑、夫や祖父や母や元カノの遺品、捨て時を逃したお守り、捨てられかけた花。
ゴミを捨てる、いらなくなったものを捨てる、どちらも日常的な行為で怪談めいた話に発展しそうな要素は私の生活には今のところないけど・・・遺品整理なんかはわりと誰にでも起こりうる話だ。(だからテーマにとった人も多いのかな)
怖いのは基本的にめちゃくちゃ苦手なんだけど、なんだか妙に引かれて読み返したのは松村比呂美「蜜腺」。姑も女ボスも嫌な奴だけど、主人公の女も十分こわい。
じっくり腰を据えて入り込める長編もいいけど、私は短編も大好き。読み返しやすいし、起伏がはっきりあってインパクトがある。
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この本のために「捨てる」で検索したら、たくさんの本がヒットしてびっくり。
「捨てる」は、今、大ブームの一つかも知れません。
このアンソロジーで、気に入ったのは、「箱の中身は」と「夢捨て場」かな。
ただし、捨てるとなると、遺品整理や人間関係を断ち切る話になりがちで、女性の心の底のどろっとした闇を感じる話が多く、読後感想も毒後感想という気分です。
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夢も目標も捨てるのは簡単よ。現実を捨てるのに比べたらね-。あなたの捨てたいものは、何ですか? ミステリーからファンタジー、恋愛、ホラーまで、人気女性作家の書き下ろしによる9つの「捨てる」物語。
玉石混交というか、玉が少なかった印象の短編集。敢えて言うなら永嶋恵美の2017年日本推理作家協会賞短編部門受賞作と柴田よしきの話だけが玉で、あとは石だったかも。
(D)
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女性作家のみ集まる「アミの会」の、「捨てる」をテーマにした短編集。
それぞれの「捨てる」へのアプローチの仕方が面白い。物はもちろん、人間関係や思い出など、そうきたか!という。中でも、永嶋恵美先生「ババ抜き」が、ババ抜きしながらの会話に妙なリアルさに頷いていたらとんでもない方向に転がっていき面白かった。
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アンソロジーは新しい作家さんと出会えるのでたまに読むと収穫がある。今回は女性作家さんで知ってる作家さんと知らない作家さん半々。『捨てる』というテーマもあってあまり劇的な内容ではなく身近な断捨離かと思いきやそれぞれに捉え方が違って面白かった。ホラー、ファンタジーが苦手な自分は光原百合さんのはゾクッとしてやはり苦手だと再認識。
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中古で買ったら、なんと大好きな松村比呂美さんのどなたかに向けた
直筆サインが入っておりました。ラッキー。
「捨てる」をテーマにしたアンソロジーもの。
テーマからいうと断捨離・清算などが思いつくけれど、
それから展開される物語はどれも面白かった。
特に好きなのは、「蜜腺」「ババ抜き」
読み終わってしばらくたつ今でも、思い返すと背筋がぞくっとする。
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全て描き下ろし作品と言う点も嬉しいですが、普段から読んでいる新津さん、松村さん、柴田さん、近藤さん以外の初読みの作家さんもいて新鮮でした。
負けた人が秘密をバラして行く永嶋恵美さんの「ババ抜き」 終始ゾワゾワする松村比呂美さんの「蜜腺」 女の本音が描かれた近藤史恵さんの「幸せのお手本」など どの短編も切れ味が良く、印象に残りました。
表紙の花と物語がリンクしていたり、フォントも少し大き目で読みやすかったです。
新しいメンバーも加入されて今後も出版予定との事ですので楽しみが増えました。
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大崎梢さん以外の方の文章は、初めて読みました。
予想外に怖かった。特に、光原さんの話を寝る前に読んだときは、読むタイミングを間違えたと思いました。(笑)
個人的には柴田さんの話が好きでした。
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9人の女性作家による「捨てる」をテーマにした短編アンソロジー。
ぞわっとするようなものから、あるあるなもの、胸の奥に火が灯るようなもの、ハラハラするものなど、バラエティに富んでいて、楽しく読めた。
読んだことがない作家さんの作品に気軽に触れられるのがアンソロジーのよいところだなと思う。
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女性作家九人による短編集。テーマが「捨てる」。いろんなモノ・人を捨てている。
「箱の中身は」大崎梢…女の子がママに捨ててきてといわれたモノ。キャラクターのメダルを模した石。かわいい。
「捨ててもらっていいですか」福田和代…多分福田作品が目当ててこの本をメモしていたのだった。想像と違って、ミステリーじゃなくて、ほんわかコメディーだった。それがほっこり面白いし、キャラはたってるし、福田和代はいろんな引き出しあるなーと思った。
どの作家さんもそれぞれ実力があって、個性がばらばら。「捨てる」というキーワードだけが共通しているが、ミステリーにもいろんな切り口があると改めて思った。
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シルバーウィーク7冊読破1冊目。アンソロジー好きなんですよね。永嶋恵美さんの「ババ抜き」。短い中に、どうなっちゃうの?というドキドキ感があって、タイトルがまた秀逸だった。
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テーマは捨てる
9人の女性作家さんが同じテーマで書いた短編小説
同じテーマと思えないくらい、ゾッとしたり、ドキドキしたり、短編と思えない満足感でした!