紙の本
親子のむずかしさ
2018/05/31 10:34
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投稿者:トモヤン - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分も子供を2人育てたので、どっぷりと物語に浸ることができました。
スポーツを教えることの難しさや仕事との兼ね合いなど本当に面白かったです。子供の成長を感じ、また父親として自分も成長しなければと奮闘する主人公の姿や上司の説教などぐっとくるところがちりばめられていてよかったです。
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サッカーを通じて親子が共に成長して行く話しです。少年勇翔がとても可愛らしく、ずっと読んでいたい小説です。私も子供が少年野球をやっていた時に同じ様な経験をしたので、拓也の気持ちが良くわかりました。何回も鼻の奥がツーンとしました。とても良い本です。
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サッカーをやっている小学3年生の息子と、上手くなるためのサポートをする父親の物語。
様々な子どもと父親が登場し、それぞれの子どものサッカーへの関わり方が描かれる。子どもの世界でも上手い下手は当然にあって、下手な子どもなりに頑張っていく姿が感動的だった。そして、父親の関わり方が変わっていく様もいい。家族の物語だが、マネジメントや組織論を語る小説のようでもある。
主人公の息子が感情をあまり表に出さない子どもで、飄々としてる感じだったけど、キチンとサッカーへの思いが秘められてて読んでて胸が熱くなった。彼の今後の苦悩や努力を読みたい!
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小三の息子 勇翔の夢を叶えるために、悩みながらともに歩き始める父 拓也のお話。加熱する親たちの中で、自分なりの形を居つけていけるのか。
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今の自分にグッサリ刺さる。身代わりアスリートにはさせないようにしないと自分もなってしまいそう。子供の喜びが大人の喜び。押し付けない。
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良かったよー
はらだみずきさんのサッカー本は、いつもサッカー上手で、いいやつで、頑張って何かを成し遂げる話が多いけど、こんな話も取り上げて書いてくれて、嬉しいな。
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身代わりアスリートって言葉は知らなかった。ガキが小学生だった頃、オイラはまさにそんな親だったかもしれない。サッカー部崩れのオイラはずっとサッカーに未練を残したまま大人になってた。ガキにサッカーをさせたのは嫁。オイラは全く関与しなかったけど、ある事件をきっかけにガキの練習や試合に付き添わなくてはいけなくなってから、気がついたら自分ができなかったことをガキに強要していたな。自転車だって、教え方が下手なくせに転んでばかりいるガキを情けなく思ってた。本当は情けないのはオイラなのに。いい証拠に下の娘は一度も転ぶことなくアッという間に自転車に乗れるようになった。オイラがちゃんと教え方を勉強してから娘にやってみせたからだ。高校でガキが泣きそうな顔でサッカー部を辞めたいと言いに来た日のことは今でも覚えている。何があったのか詳しくは教えてくれなかったけど、朝練に行く前に家の前で吐いてることを知っていたので許した。ガキとオイラをつないで育ててくれたサッカーを嫌いになってほしくなかったからだ。
だからジュンが若井に「うるせえ!黙ってろ」と言って涙を流しながらプレーしてる場面はオイラも辛かったな。ジュンだって若井にそんな言葉は使いたくなかったはずだ。オイラはガキのコーチから聞いた「サッカーは少年を大人にし、大人を紳士にする」って言葉が好きだ。大人になったガキとまた一緒にサッカーができる日がきたら嬉しい。
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子供に頑張ってほしいから、親が先回りしたり熱くなりすぎるたりする事はある。
スポーツでもなんでも、子供より、親自身が熱心になってきたと気付いたら、改めて読みたい。