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某宮崎アニメを彷彿させるような冒険SF。
でも結構中身は大人向け。
少年と少女二人の傑作冒険SF四部作の開幕。
http://ameblo.jp/rasimaru/entry-10019795874.html
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登場人物も、世界もどっかで見たような感じだけど、それなりに面白い。続きも気になりました。飛行船が飛び交い、都市が移動しながら互いに食い合う遠い未来の物語。ピーター・ジャクソンが映画化するとか?
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戦争で荒廃した未来。都市が移動することでほかの都市を食らい肥大化する世界のおはなし。弱肉強食、都市の個性がまた面白い。
なんか最近はやってる(らしい)「鋼殻のレギオス」ってのに似てる気がするな。設定の一部がね、でもぜんぜん違う!
映画にしたらさぞ面白いのではないかと!!
何のとりえもないような少年が大冒険をして一人前になる物語ですかね。ヒロインがかわいくてお金持ちだったり、醜いけど強い子だったり・・二人の間で揺れるところもうまいなぁと。
大冒険と未来と廃墟好きな方へ。
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良質なジュブナイル。
宮崎アニメみたいだ、という感想はわかるけれども、より正確に言うなら、宮崎アニメが海外のジュブナイルを真似て造られているという事が本書を読むとよくわかる。
指輪物語しかり、ハリー・ポッターしかり。
その伝統に乗っている作品。
個人的には、ジブリよりガンダムシリーズを連想した。特にターンエー。最後は富野的。キャラクターがどんどん…ゆく所が。
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文明が崩壊した未来。移動都市が現れ、都市間の淘汰を始めた。他の都市をエネルギーとして消費するために、狩るというシステム。奇抜なアイデアである。ストーリーとしては、親を殺された少女の復讐をたすける主人公の少年のアドベンチャーストーリー。場面転換も早いし、意外と面白い作品。ジブリ映画の原作になりそうな一冊でした。
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『SFが読みたい!2007年版』の書評の中に、「宮崎アニメを感じさせるような作品」といったようなコピーがあったので読んでみたのですが、実際におもしろいです!
確かに雰囲気は、宮崎駿の世界に通じるものがあります。なかでも「天空の城ラピュタ」に近いと思います。
でも、宮崎駿よりももうちょっと硬質でバイオレンスアクションもあるので、そういう意味では大友克洋の作品、とりわけ「スチームボーイ」あたりにも似ています。
ロンドンという名の移動都市、蒸気機関?による動力、飛行船、階級社会とそれが如実に表れた都市構造、といった舞台設定はどことなく19世紀のイギリス風です。
背景の異なる少年と少女が出会い、そして互いにひかれあいながら、世界を支配するために大人(権力者)が手にしようとする兵器を破壊する、そんな二人を心やさしき大人やいわゆる「野蛮」と見なされているような大人たちが支えていく、こういった展開はまさに宮崎ワールド。
いったん文明が崩壊したことからオールドテクがハイテクとなっている辺りも何となく「ナウシカ」や「ラピュタ」風です。ただ、あとがきを読む限りでは、作者本人は、宮崎・大友アニメからの影響については語っていないようですが。
それと、登場してくるメカが凝ってます。そりゃ、そうでしょう、作者はもともとイラストレーターなのですから。背景世界やキャラクターをイラストで描いてから、それを小説化したのではないでしょうか。
そういうわけで、「未来少年コナン」や「天空の城ラピュタ」の頃の宮崎アニメ、あるいは大友アニメが好きなら読んでみる価値はあります。
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ロンドンが動く。動いて、獲物を狩る。
都市淘汰主義のメリットはなんだかよくわからなかったものの、とにかく面白くグイグイ読み進めてしまう。
登場人物も魅力いっぱい。
えっ、ここでこの人物が登場して活躍するの!?となり、ニヤニヤ。
文句なく面白かった。
本書は四部作の第一弾らしいので、第二部にも大いに期待。
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ジブリのアニメ映画のような冒険活劇。
人物の描写が浅く、
物語はポンポンと進むが、
状況の描写も薄く、端折った感じ。
都市自然淘汰主義者も、
大量破壊兵器はダメなのか?
物語の世界にうまく入っていけなかった。
2007 年 第38回星雲賞海外部門受賞作品。
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壮大なスケールで描かれている物語。
宮崎吾郎監督が映画化しそう。
遠い未来の地球。
全体的に重いけれど引き込まれる。
史学ギルドと工学ギルド。
クロームの最後の言葉「ロンドンを守りたかっただけなんだ、強くしたかっただけなんだ」
人類は同じ過ちを繰り返す。自国の為、自衛の為、他国を脅かす兵器を作り出す。現代の人類が歩んでいる道を突き進み続ければ、この物語のような世界が生まれることもあり得るのかもしれない。
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60分戦争により荒廃した近未来。
キャタピラつけた都市が移動して都市を喰らうという設定が奇抜。
文章としては視点が変わる部分に少し違和感を感じるけれど、
全体的に絵をイメージしやすく読みやすかったです。
(この作家はイラストレーターでもあるらしい)
ストーリーはテンポ良く場面が進み、
キャラクターもよく立っている。
顔に酷い傷のあるヒロイン。
剣術に長けた女船長。
総じて女性が魅力的。
SFかというと科学的根拠はあまり薄そうなので
冒険小説だと思った方が間口も広いかもしれない。
良質なジュブナイルを久々に堪能した(・∀・)
「移動都市」といういまいち冴えないタイトルと、
アラビアン風味の表紙がいまひとつ日本では
流行らない(購買意欲をそそられない)感じはある。
勿体ない。
全四部で三部までは翻訳されている模様です。
この第一部でうまく完結している感じもあるので迷いますが、
これは要チェックですね。
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戦争で文明が崩壊した未来。都市はタイヤかキャタピラーを履いて移動するようになり、さらに他の移動都市を狩って資源を確保するいうSFというよりファンタジーな設定。親の復讐をしようとする少女を助ける少年の冒険活劇です。わりと爽快。ジブリでアニメにしたら良いですよ。
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面白かった。映画の予告編ビジュアルに惹かれて読んだ。冴木忍さんの星の大地って覚えていらっしゃる方いますか…結末があれを想起させるところあり(あの話は、え、このエンディングがライトノベル⁉︎と疑った衝撃が未だに心に残っている)。この本も児童書としてデビューしたようなので、似ていると感じたのもおかしくないのかな。
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良作のジュブナイル!!
久しぶりにこういった作品を読んだからか、いい感じでヒットしました。
中盤から後半にかけてバッタバッタと登場人物が退場していきますが、これが弱肉強食の色が強い世界観にマッチしており、都合の良い展開にならずに済んでなんだか好印象でした。
どうやらあのピーター・ジャクソンによって映画化されるようだ。それも楽しみだけど、続編も読もう。
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良かった。ヒロインが意外。
可愛い子と決まっていないのだね。
冒頭で、ミッキーとプルートを動物の頭をしたアメリカの古き神々っていう一説があって、上手い!!
ラストはちょいと悲しい。
バレンタインがなぜそこまで養女の幸せを願ったのかはよくわからんかった
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児童、若者向けの小説であったというものの、
登場人物たちの退場=死というものが容赦なく描かれ
弱肉強食、共食い、食うか食われるかという
無慈悲な無常な世界・舞台を鮮やかに描きだす。
さらにわかりやすく、ド汚い裏切り、欲望をむき出し
の(ラスボスではなく脇役な)悪役も
物語の彩りとして、主役二人の命と人生・価値観を
掛けた復讐劇、大冒険を飾っている。
児童、若者向けのわかりやすいメロドラマ的
エンターテインメントな死、物語の味付け、
期待を裏切るサプライズな仕掛けかもしれないが、
きれいごと、のぞむとおりには終わらせない
ハードで、ヘヴィーな面を持つ
優しさだけではないエンターテインメント。
当然続きが読みたくなる。