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日本の税金の仕組み、現状を知るにあたり、とてもよい本だと思います。
戦後、今の日本の税制の大枠が決まったわけですが、その後は、時代や環境の変化に合わせようとして、つぎはぎを重ねて現在に至ったため、税制はいろいろと疲弊を起こしています。
しかも、かつては一国の問題として考えても、さほど問題がなかった税制ですが、ヒトもモノもカネも世界中を行き交う現代では、国内だけを考えた税制は、脱税ルートがたくさん。
しかも、富裕層ほど、脱税しやすい始末。
日本の税制の抜本的な見直し、しかも、海外の税制ともバランスのとれた税制の確立は、日本の喫緊の課題ですね。
政治家や官僚には、こういう課題の解決こそ、期待したい。