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長い間悲しみから抜け出せないでいる友人にどう接したらいいか考えるために読んだが、著者はかなり「さばけた人」のようで(もちろん内心には深い悲しみがあることは読めばわかる、だが立ち止まらずに行動をし続けている点で私の友人とは対局にあるように感じた)、直接参考にはならなかった。でも自分のためには大変参考になったし、共感できた。
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パートナーと死別した人を没イチと呼び、その生き方を考える。
老後を考えているつもりでも、想定していないことがまだまだあるなぁと。
自分がひとりになったときはもちろん、自分が先立ったケースも準備しとこう。
「死後離婚」という言葉もあるのね〜。
うろおぼえメモ
●昔は、夫が死んだら妻が元気になるといわれていたけど、高齢化に伴い、夫が死ぬころには妻も出歩ける年齢ではなくなっているケースが増えている。
●「死別したら、悲しいはずだ」「さびしくて何もする気がおきず当分は引きこもるはずだ」という世間の偏見が、没イチ当事者を苦しめ、行動を規制してしまうのです。
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没イチとは、配偶者が没し、一人になったことを指す。配偶者を亡くすというのは人生最大のプレッシャーである。残された人がその後の人生をどう生きるかがテーマである。離婚の様に「私バツイチ」ですとは明るくは言えないけど、自立して生きていかねばならない。