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吉本ばななみたいな、優しさの深い人間になりたいです。
優しくて優しくて、傷ついてしまう人に愛情をくれる吉本ばななさんに憧れます。
女性として、生きる姿にほんと同感した
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落ち込んでどうしようもない時に本屋に駆け込むと、吉本ばななさんの新刊がある。読むと「ああ、また助けてもらった」と思う。文字の羅列の向こう側のものを貰っていると、この人の書いた文章だけはいつもそう感じる。今回もありがとうございました。
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初めてこの人の本をちゃんと読んだ。
想像していたよりもずっと人間らしい人だなと感じた。
装いの喜びの最後の方がお気に入り。
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本というより処方箋。
この方とほとんど同じ世代で、一緒に年をとっていけたのは僥倖。いつもいつも必要というわけじゃないんだけど、弱ってるとき確実にツボをついてくれる。
安らかには逝けなかった父について「なぜあんな死に方を」と自問しているとき、「それは、お父さまがご自分を大切になさらなかったからです」とリアル神の声を聞いたという逸話、刺さりました。
私ようやく自分を大切にすることを考えようと思う。
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冒頭の忌野清志郎さんの歌詞にまずググッと。
ところどころ癒されたり共感したりふーんと思ったり。
シンプルであろうとするあまり、柔軟さに欠けるところがある。
全般的には好み。指針となるようなポイントあり。
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日常のふとしたものを 大事にしていきたいものを
ついつい忘れがちなものを思い出したりするために
あったかいものに触れるように 読む本だと
改めて思う
大事な感情を繰り返し 書いてくれてるから
もう 飽きてもいいんだけどな
でも飽きないの なんでだろうなあ
同じだけど 同じじゃない 今日 その日に
味わった ってことを記しているのを
本を手にとって 読んだときの私が感じるあたたかさが
たびたび 会う友達と、最近どうよ?
とお茶して何気ない話してる あの癒しの時間
と似てるのかもなと
だから文章としては
前もこんな感情を書いてたなあ、と同じでも
また 読みたいんだなあ
多分 エッセイとして一冊読めば
大体、彼女の大事にしてる事柄も分かるし
それに対しての急激な方向転換はないのかもしれないけど
一緒に 一年なら一年で起こった事柄を
味わいたいんだな
当時はこう感じたものが
過去になってきて(例えば 子供のこと 成長して
より 心の中であたたかみを増しているのもすきなんだな
という よしもとばななとのカフェタイムだったようです
ごちそうさま またコーヒーでも 美味しいデザートつきでよろしくね
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付箋部分を抜粋します
・あれほどに人を助けてきた人だから、きっと安らかな、望むような死に方で死ぬだろうと私は幼い頃から信じていた。
ものすごく理不尽に見えることには、答えはなくても、よくよく見れば何かしらの流れがある。私は大人になってから
そう思うようになった。なにかしらの種があり、因果関係がある。ただ、それが人間の小さな目、短い人生のつじつまの
中ではスケール感が違いすぎてあまりはっきりわからないだけなのではないかと(p81)
・私は職人、桶を作る。
いつもと同じような桶でも、ふと、あるときいいやつができることがある。
だれも違いをわかってくれないけれど、自分にはわかる(p89)
・鳥は世界をその声で清めるために存在しているのだ。
鳥たちが毎日絶え間なく清めているから、世界は美しいのだと。
だから鳥が鳴いてくれているときは、ありがとうと思うようになった(p100)
・だれかが自分のことを熱心に憎んでいて、ことあるごとに思い出しては妬みをつのらせていたら、それが届くのは
当然のことだ(p144)
・「神様って、その人の覚悟だけを見ていて、神様を当てにしないで覚悟のままにがんばれば最後の最後のひとおしだけは
手伝ってくれるんですって」(p167)
・体は、私のために私の隠された気持ちを、一生表に出てくることのない痛みを、どれだけ肩代わりしてくれているんだろう。
そう思うと、よく言われることだけれど、この体があるときもう機能を停止するまで毎日労ってあげたいと思った(p182)
・よく寝て、健康で、時間もたくさんある感じがして、たくさん考え事もできて、もし考え事が嫌いな人はたくさん体を動かして
お金も贅沢まではいかなくても毎日の細々としたものを好きなように買える程度にはあって、たまに旅行に行けて、困ったときに
少しまとまったお金が出せたり借りられる程度には信用が貯金があり、毎日していることがわりと好きで、さてでもここは一番
ふんばるかな?というときが自然に来たら意外に思わぬ力が出せたから、結果少し高みに登ることができた気がする・・・
そのくらいでいいのではないだろうか(p198)
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いちばん最後の吉本隆明さんとの対談がすごくためになりました。
モヤモヤの感じとか。
スッとした状態で暮らせるように心がけよう。
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8年一緒にいる人がいます。
家族の次に長い時間を過ごしました。
勿論、平和ばかりではなく
たくさん傷つけました。たくさん傷つきました。
でも8年も一緒にいました。
間もなく9年目がはじまります。
彼のことを描き貯めたいと思いました。
なんでもない事を。私だけの世界を。
9年目の愛する人への長い長い手紙を。
日常にはたくさんの思考が
転がっているんだと気づかされました。
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ばななさんのエッセイはいい話も多くあるが、自分はこうであろうとする姿勢が見る人には傲慢にも見える。それでもその小説にはいつも救われてきた。作品は作家が自分を削って表してくれたものだから、本当に必死になって書いてる証拠なのだな。
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彼女の小説ほどには心を癒すものはなかった。私が歳を重ねてひがみがあらわれているのかもしれないが、裕福な人間だから見せられる優しさ、言葉を変えれば傲慢さが散見していた。
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大好きな吉本ばななさんのエッセイ。最後の吉本隆明さんとの対談が最高でした。吉本さんの本を読みたくなった。こんな話をしてくれるお父さんがいるなんてなんて素敵なんだろう。わたしも好き嫌いで言うと太宰が一番好き。読者への優しさが滲んでいるところが好き。
書くことと生きることは同じじゃないか、は何度も読み返したい。自分がにごっているかどうか確認したい。
この本は青空のような人にあげようかと思っていたけど、わたしも一冊持っていようかな。
ただし私は推理小説も好きですけどね。今はフィリップ・マーロウに親しみを感じてるし、犀川先生も紅子さんも本棚で待ってる。ただ、普段読まない作家を読む勇気って大事だなって思いました。
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よしもとばななさんの本は、 こころが疲れたな、ひとりでいたいなと思ったときに ふわりと包み込んでくれるような優しさで語りかけてくれます。
ぜひ読んでほしい本の一冊です
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あっこおばさんのエピソードは泣けた。
あっぱれな最期だったと思う。
息子さんともいい関係でいい親子関係で微笑ましい。
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よしもとばななさんの作品を読むと、いつも、もっと丁寧に人生を送りたいと思う。よしもとばななさんが伝えたいメッセージの中で、私がいちばん受け取りたいと思っていることは、そのことに尽きるのだろう。
そして、しばらくの間はちょっと丁寧に生活できるのに、また忘れてしまう。忘れてしまった頃に、またよしもとばななさんの本を読む。そうして私は人生をつないでいるのだろうと思う。
私の人生を丁寧にする、よしもとばななさんの、いつものように丁寧な気持ちを伝えてくれる本。お父様との対談が、また素敵でした。