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P168 餌を補足する は 餌を捕捉するの間違いか?
P175 高槻が の助詞が が になっている?
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准教授と大学生が怪異事件を調べる連作短編集。どの話も怪異かと思ったが実際には人間が起こした事件だったという結末になるのだが、どの話も早い段階で結末が推察されてしまうのが残念でした。
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物語そのもの、というかトリック?自体は大したものじゃないけど、設定や人物はとても魅力的に描かれていると思う。
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民俗学の准教授・高槻と大学の新入生・深町の怪異ミステリー。
不可思議な現象に遭遇した人の相談にのり、解決していく。
巷で噂のオカルト現象を、民俗学という観点から研究している高槻の授業を深町が受けることから始まる。
現象と解釈から成り立つという民俗学が面白い。
怪異と思われたことが本当に怪異なのか、人のせいなのかただの気のせいなのか。
どのように発生してどのように広まっていくのかを研究する傍らフィールドワークにも出る。
今だとTwitterなどネットの噂や行き過ぎたマナーの話など、調べてみたら最近発生した話が常識と言われてしまうことなどもこの現象と解釈という工程で広まっていくのかと思う。
具体的な民話などの話も面白いが、日本版とハリウッド版「リング」をどちらが怖いと感じるか、という話も興味深かった。
怪異は本当に怪異なのか。彼らは経験しているから怪異があると知っている。でもそれは本当に怪異なのか。
ミステリーとオカルトが混ざり合っているのが面白い。
彼らに起こったことがシリーズ全体の謎になりそうでこれからが楽しみだ。
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嘘を見抜く耳を持つ大学生、民俗学の准教授の手伝いのバイトをすることになった…
まあだいたい怪現象ではないのは分かるのですが、面白かったです。
「声が歪んで聞こえる」の表現が面白かった。
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ずっと積読になってたけどやっと読んだ。
面白かった!
起きる事件は人間が起こしたものなのに、主人公と高槻は本物の怪異に出会っているというのがファンタジーでそこが良かった。
警察に怪異係?みたいなやつがあるっぽいので続編でその辺が出てくるのかな?
健ちゃん良い奴……
最後に覗いた先生の狂気みたいなのがゾクッとした。
伝承の裏にある、生きている人間の闇みたいなところが明るみに出るのが民俗学の一面なんだな、と思った。まあ、この小説限定の解釈かもしれないけど。妖怪、幽霊など虚構を追っているように見えて実は人間のやらかしたこととそこに絡む複雑な心理を解き明かすことにもなる、というのが民俗学なんだなぁ、と新しい見方ができた。
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後半面白くなったけど、キャラの設定がテンプレすぎてあまり乗れなかったなー。
民俗学で大学教授といえば蓮丈那智フィールドワークを思い出すけど、そういう柳田國男系ではなく、あくまで現代の民俗学、都市伝説とかにスポット当てたところは良かったと思う。
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軽快なストーリーで一気に読めました。死者の祭はリメンバーミーを思い出しましたが、きっとあのような華やかさではなく、もっと厳かな感じなんだろうなぁと思いました。
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表紙買い(鈴木次郎さん)したけど、買って大正解。
面白い、読みやすい。文体がスッとはいる、というか、難しい言葉を使わずに情景を表現するのが旨いというか??
(難しい言葉は中2心をくすぐってくるのでそれはそれで好きです)
ミステリーの定義がわたしにはよくわからないけど、
謎解き
怪異(妖怪や幽霊を含む)
背の高いスーツの犬系優男(准教授)
の、どれかがお好みならば面白いんじゃないかなあと。
あとお人好し…とはちょっと違うか、「普通」の大学生も。
めっちゃ面白いし、全体通して明るく朗らかな空気だけど、その分、温度が下がったときの冷たさは口空きっぱなしになるし、色んな意味で怖い。
現象と解釈。大事である。
これは続きを待機。えっ、出るよね。出るでしょ。
あとどうでもいいけど、個人的に高槻先生は宮野真守さんの声で脳内再生しておりました。
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もう少し軽めの内容かと思いきや、後半結構重めの内容に。この、犯罪だか不思議な現象なんだかわからない事って確かに世の中にはあるし、よく考えてみると人間はそれを上手く扱えていないような気がする。この先どういう解釈になっていくのか楽しみ。
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バディもののライトミステリー。とても読みやすく、最後まで一気に読んでしまいました。バディを組む経緯も非常に自然で、今後の高槻と深町がどうなっていくのか興味がわきます。
伝承が生まれた背景に注目して謎を解き明かすので、先日読んだ『民俗学研究室の愁いある調査』と比べると、こちらのほうが本来の民俗学に近いのかもしれません。でも本当の怪異に出会う日が訪れるかも…? 続刊も読もうと思います。
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「いないはずの隣人」
夜中に聞こえる音と幽霊騒ぎ。
事故物件だなんて言い出したらどこもかしこもだという言葉には説得力があるなと思ったが、実際に自宅でおかしな事が起きて過去に事件があったら怖い以外ないだろうな。
嘘を見抜ける彼の能力が無くとも、少し鎌をかけただけでボロを出すような人間なのだから時間が経つうちに誰かしらにバレていたろうな。
「針を吐く娘」
どこからともなく零れ落ちる針。
彼女は大好きな友としてなのか、どういう気持ちなのかは定かではないが依存していたであろう相手が居なくなる恐怖は余程だったのだろうな。
嘘で固めた友情になったとしても、それが二人の今築ける最大の幸せな関係であるのなら終わりが来る日まではそのままが一番なのだろうな。
「神隠しの家」
彼の背中に残された傷跡と恐怖。
数日単位でなく一ヶ月も姿を消していた挙句、その間の記憶も無ければ大怪我をして帰宅した息子を見た両親の反応は簡単に想像出来るな。
無事に帰宅したはいいが今までとは違う一面を見せるようになったうえに、それが人とは何かしら違うとなるとどうしても怖く感じるだろうな。
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民俗学の准教授と学生のコンビが怪異を検証する。この二人は過去に本物の怪異に出会って身心に影響を受けているようだが、果たして他にも本物があるのかどうか。民俗学といっても蘊蓄とか専門知識は控えめなので読みやすい。面白かった!
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民俗学や怪異をからめたミステリ。
キャラがよくいいコンビだし文章が読みやすいというのもありサクッと読めた。
今後ふたりの過去になにがあったのかもわかってくるみたいで気になるし、キャラは良かったのだけど、肝心の謎の部分がすぐ真実がわかるくらい簡単なのでミステリを期待して読むとちょっと肩透かしを食うかもしれない。
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幼い頃に奇妙な体験をして、人の嘘がわかるようになってしまった尚哉。大学で民俗学の准教授に気に入られ、彼のもとに持ち込まれる怪異の調査の助手をすることになったが…
誰も住んでいない空き部屋から音がする、周りにいつも針が落ちているなどという謎を解いていきつつ、主役の二人が心を通わせるようになってくる過程がいい感じ。
民俗学やミステリ要素はライトだが、読みやすいしキャラに好感が持てるので続編も読みたい。