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87件
准教授・高槻彰良の推察
著者 澤村御影(著者) , 鈴木次郎(イラスト)
「怪異は、現象と解釈によって成り立つんだよ、深町くん」
人の嘘がわかる耳を持ち、それゆえに孤独になってしまった大学生・深町尚哉。
なんとなく受講した「民俗学2」のイケメン准教授・高槻になぜか気に入られ、
怪異に出会うとついテンションが上がってしまう彼の「常識担当」として助手をすることに。
高槻のもとには、奇妙な事件が次々と持ち込まれ――?
このアパートは、幽霊物件?! 隣の空き部屋から聞こえる奇妙な音の正体は…。
――「第一章 いないはずの隣人」
ふと気づくと、周りにいつも針が落ちている……。これは呪い?それとも…。
――― 「第二章 針を吐く娘」
肝試しに出かけた少女が消えた。しかし数日後、彼女は帰ってきた。足の裏はきれいなままで…。
――「第三章 神隠しの家」
ちょっぴり残念なイケメン准教授と、常識担当の大学生の凸凹コンビが
民俗学の知識を使って、怪奇事件や都市伝説の謎を「解釈」する軽快なミステリ、開講!!!
イラスト/鈴木次郎
准教授・高槻彰良の推察EX3
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2021/10/17 04:15
現代らしいキャラミス
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
准教授高槻と主人公の深町尚哉の関係がとても良いです。ともに弱さを抱えながら固い絆を作り上げていく様は応援したくなります。佐々倉や瑠衣子ら周囲の人物もキャラが立っていて好印象。怪談を題材にしているのも興味を引きますし、ミステリの謎解き要素もホラーやサスペンスの要素も十分にあります。非常に完成度の高いキャラミスだと感じました。シリーズとして人気が出るのもわかる気がします。
2020/07/01 22:28
一気読み
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:harumin - この投稿者のレビュー一覧を見る
hontoの電子書籍セールで大人買いしました。
前から気になっていたのですが、改めて読むとあっという間に4巻読んでしまいました。
私はバディものが好き、怖い話好きなので、魅力的なキャラクター達が不思議な話に対峙する時のワクワク感と辛い出来事から逃げずに戦う主人公達のダークな部分のバランスが良くとても気に入りました。次作も楽しみにしています。
准教授・高槻彰良の推察 4 そして異界の扉がひらく
2020/05/23 21:53
新章開幕!異界の扉が…!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ことり - この投稿者のレビュー一覧を見る
1章は尚哉が2年生になった新学期。
高槻先生とともに数字の四にまつわる怪奇案件の調査へ。
2章は江ノ島に出没するという人魚探し。
extraは高槻先生15歳の時の話。
高槻先生の講義はいつも面白く大好きです。とてもわかりやすくて興味深いです。今話題のあの妖怪…に近い?もののお話も出て来ました。
高槻の叔父の渉も登場して(キャラクター紹介ページにも!イケオジです。)ますます楽しくて、高槻先生のこれまでと違う表情が見られる事も嬉しいです。もちろん怪異に目がなく我を忘れて尚哉に叱られる所は相変わらずで可愛いです。
extraでは過去の高槻少年を叔父の渉の目線で語られていて、今の高槻という人を形作る、過去のとても重要な話。辛い過去の話もありましたが、どの章も、とても面白かったです。
タイトルの通り、じわじわと異界の扉がひらいている感があり、読みごたえがあります。
次巻がとても楽しみです。