紙の本
やっぱり好きなお話
2015/11/22 20:56
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投稿者:よっか - この投稿者のレビュー一覧を見る
言わずと知れた、ジブリ作品「耳をすませば」のシネマコミックです。
映画は何度も見ているが、紙面化されたものを読むのもよいです。本だと、場所を選ばずに読むことができるのもよいですね。
雫は、進路、恋、等々さまざまなことに悩む中学3年性。
思春期ならではの悩みが描かれていて、私は、これを読むたび、観るたびに、自分自身のことと重ね合わせてしまいます。
ジブリコミック、全巻集めたいですね☆
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
青春って感じの話です。少女漫画が原作なので、男の子がイケメン設定なんでしょうね。美女と野獣じゃあねぇ。
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私は、「耳をすませば」が好きだ。
新聞の広告か何かで、文春ジブリ文庫の存在を知った。
はじめはジブリの教科書のほうだけを購入したけれど、手元にあわせて持っているほうがわかりやすいと思い、後日追加購入。
柊あおいの同名漫画を原作にした、スタジオジブリの映画のコミック。
「耳をすませば」に振れたときの心の振り幅が、大きい。
そのときの心の有り様に感応して、揺さぶりをかけてくるからだ。
鬱屈しているときに触れたら、自分と比べてかなり落ち込んだ。
今回、足踏みしているときに触れたら、光のすじがみえた。
「そうかぁ
簡単なことなんだ
わたしも
やればいいんだ」
コミックになって、気づいたことが数点。
聖司の声優が高橋一生さんだということ、中三の雫の学習内容が自分の時とずれていること、雫の夢やおじいさんの言葉がメタファーに溢れていること。
映像作品はそれとして、さらさら流れてよいもの。
でも、こうしてとめてコマ割りすると、みえてくるものもあるんだなぁ。
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文春ジブリ文庫シネマ・コミック第9弾
正直「耳をすませば」(映像作品)は、中学時代に観て、
ジブリなのに恋愛に終始していてみていてドキドキしないというか、まわりがワーキャー言うのがおもしろくなくて、ずっと敬遠していたところがある。
はっきり言ってそんなにおもしろいかと思いながら過ごしていて、奥さんからすごく良いと勧められても見直さずにきていた。
本作を読んで、なんとおもしろい作品だったのか気付かされ、同時になんと浅はかでバカな解釈だったのかと自分を責めずにはいられなかった。
惹かれあう気持ちと夢を目指す気持ちとの葛藤や思春期ならではの人間関係(友人、親、兄弟など)が見事に描かれていてとても良い作品だと感じた。
もちろん映像を見たくなった。
カントリーロードの曲が読んでいても自然と頭の中に流れてくるというのが、まずこの作品の良さを物語っているし、自分も作品にひかれる心があったということではないかと思う。
ただ当時の自分がこの内容を毛嫌いする、目をそらしたいような年頃だったのかもしれない。
こうやって再び出会えることができて本当に良かった。
蛇足
もちろん本作を読んで、「耳をすませば」を観たくなったが、それ以上に「猫の恩返し」を観返してみたいと思った。