紙の本
大きな力
2017/05/18 20:41
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投稿者:ちょこsweets - この投稿者のレビュー一覧を見る
人は弱いから、こうやって大きな力に頼る。それは全てを、大切なものでさえ滅ぼす力でもあるのに……
そう語りかけられ、人間は情けないなと感じてしまいました。
エリンとリランについては、とにかく驚きの連続です。互いを根気強く受け入れたからこその姿に、感動しました。
色々な衝突があり、考えさせられ、改めてこの本に出会えて良かったと思います。
王獣編はここまで。これからのエリンの活躍にも、期待です!
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むさぼるように読んだ。一気に。
ドキドキして、ハラハラして。
エリンの苦しみに、胸がイタくなって。
こいつは……! と思っても、絶対的に悪とは言えず。
ラスト近くは、もう涙があふれてきて。
エリンを、たすけてほしいっ。
……。
ほぉ〜っ。
肩の力が、ゆっくりとぬけていく。
静かに本をとじる。
あぁ、やっぱり上橋菜穂子さんだぁ。
じんわり、心地よい疲労感みたいなものが広がって。あとを追うように、あたたかいものが……。
読めてよかった。ほんとに、よかった。
子どもたちにも、ぜひぜひ読んでほしいなぁ。
追記。
2009年8月、続編が出版されました。
読みたいような、読みたくないような、ドキドキ感がまた……。
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音無し笛を吹かれたリランだけど、
やっぱり心の底ではちゃんとエリンを信頼してるんだなと感じさせられる話です。
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伝説の王獣と触れ合う少女エリンの物語、青い鳥文庫版の第四巻。
よかれと思ってやったことでも、ささやかな欲でも、それを利用しようと企む者がいれば悪にもなる。世の中の縮図のようでした。
どんなに誠意を持って接しても、気持ちは正確に伝わらないという事実は人間の親子や友達にも当てはまることで、だからリランがエリンを救う場面は涙がこぼれそうでした。
イアルのほのかな愛情表現もよかった。
続編もあるそうなので、いつか手にしたいと思います。
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期待度が高すぎて、ちょっと残念な感じ。テメレア戦記といろいろかぶってる部分がありますが、テメレアの面白さが衝撃的だっただけに比べると、ちょっと物足りない…。
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友人に薦められたのですがとくに最終巻は胸が熱くなる思いで読み切りました。
国家や自然界というスケールで深く考えさせられるとともに、細かな心の通いにじんわり。子ども向けにやさしく書かれていたけれど、単行本の方でも読みたいな。イアル素敵!
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子供の為に買ったのだけど、自分も一緒になって一気読み。引き込まれる内容で、読みやすく、面白い。単行本も機会があれば読んでみたい。
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おもしろかったです!
人と獣や自然との関係について、よくかけてるなあと思いました。
なにより、世界観、そして表現力がすごいですね。
全く知らない世界についての話なのに、シーンなども想像できて、昔こういう国があったのではないかと感じさせられるリアリティ。
終わりも感動的でよかったですが、もう終わり?というあっけなさはありました。もっと国の未来とか、エリンとイアルとか、読みたかったです。
続きもあるのかな?
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王獣編〈下〉 国と国の政にうごめく陰謀のなかで、王獣と闘蛇の軍がむかいあう。若くして継いだ真王の決断。伝説や黒幕の正体が明らかになる。
どろどろしていてかなしくなり、どん底に堕ちたところで、まさかの展開。泣けてくる。先が知りたいけれど描かれているのかな。
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ただただ圧倒された。いろいろな解釈ができるが、今、この胸に残っているものを確かめてみたい。それは、この世界があるという確かな実感。自分もいるという実感。ファンタジーだからこそ、いまこの現実を感じる不可思議さ、だ。
ダミヤの聡さと軽薄さの両義が物語に厚みを出している。文学史上でもたぐい稀な悪役だ。バカではない。冷酷なだけではない。欲深いだけではない。多義的に見て悪役なのだ。
あとがきで上橋さんがキュリーの話を出しているが、もちろんエリンという人物も素敵。慎重で誠実で繊細で強くて大胆で孤独で。だからこそあり得た物語。
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国のゴタゴタが中心。
決して好きな展開ではないのに…面白い。
特に終章が素晴らしい。
セィミヤの覚悟に震えた。159ページの挿絵が美しい。クライマックスも感動的すぎる。
続編を読むのが楽しみで仕方ない。
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やっと 第4巻にたどり着いた。
→ http://www9.nhk.or.jp/anime/erin/
獣の奏者(そうじゃ) エリン (月)午後7時25分 〜 7時50分 Eテレ
TVアニメと本では内容が違っています。
TVを途中から見るときは、これまでのあらすじをHPでおさらいしたほうがいい。
2012/1/21 予約 1/25 借りる。1/31 一気に読み通す。
これからどうなるのか・・・。
内容 :
王獣(おうじゅう)を操る術をみつけてしまったエリンに、いつの頃からか、
その力を政治的に利用しようとする陰謀の手がしのびよる。
闘蛇(とうだ)を操ることを大罪だといって世を去った母の言葉の真意は?
そして、人と獣との間にかけられた橋が導く絶望と希望とは?
けっして人に馴れない、また馴らしてはいけない獣とともに生きる、エリンの物語、いよいよ最終巻!
著者 : 上橋 菜穂子
立教大学大学院博士課程修了。専攻は文化人類学。川村学園女子大学助教授。
「夢の守り人」で路傍の石文学賞 受賞
☆ 読んだ本とこれから読む本 pasoboのバインダー(本棚)
獣の奏者 1 上橋菜穂子/作 闘蛇編 講談社 2006.11
獣の奏者 2 上橋菜穂子/作 王獣編 講談社 2006.11
獣の奏者 3 上橋菜穂子/著 探求編 講談社 2009.8
獣の奏者 4 上橋菜穂子/著 完結編 講談社 2009.8
TVアニメは、ここまで。 以下は続編です。
獣の奏者 5 上橋菜穂子/作 探求編 講談社 2011.4
獣の奏者 6 上橋菜穂子/作 探求編 講談社 2011.6
獣の奏者 7 上橋菜穂子/作 完結編 講談社 2011.8
獣の奏者 8 上橋菜穂子/作 完結編 講談社 2011.10
獣の奏者 外伝 上橋菜穂子/著 刹那 講談社 2010.9